まるでダメな男の日記

このブログでは趣味のゲームや読書感想など非生産的な駄文を書き連ねていく予定です。

第1970回 異世界食堂 3巻

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犬塚惇平 「異世界食堂」3巻

 かつて『あれ』によって一度は滅びた「世界」。
 ただ一柱だけ生き延びた『金』は、新たな世界で仲間を集めた。

 世界を焼き尽くせるほどの炎を操る『赤』
 氷と水を自在に操る海の化身たる『青』
 空を知り尽くし、天すら操る『金』
 大地の力を引き出すことができる『緑』
 生き物の成長と、光を操る力を持つ『白』
 すべてを死なせる力を持つ『黒』

 『あれ』と『六柱』の戦いは1千年続いた。
                  異世界食堂 3

 第41話 カレーライス再び: 夜空に浮かぶ月に篭る“死を帯びた闇の力”を司る『黒』。月面に現れた扉をくぐった『黒』はチキンカレーに嵌るが代金を持っておらず、『赤の女王』にウェイトレスとして紹介される。
 第42話 モンブラン: 王国出身の冒険者トーマス。先代メイド長の急死により、購入先がわからなくなったお菓子「モンブラン」探索の依頼に応え、遂に「異世界食堂」の扉を発見する。 
 第43話 スコッチエッグ: 『赤の神』に仕える種族ラミア。人間の見習い神官エミリオは大神官ルシアのお供で扉をくぐる。
 第44話 秋刀魚の塩焼き: 旅の商人コヘイジ。満月の夜に現れる死霊レイスに追われ、扉に逃げ込む。
 第45話 バーベキュー: こちらの世界の祭り用の準備品をアレッタの賄いに出した店主。それに目を付けない常連客たちではなかった。 
 第46話 クリームシチュー: ハーフエルフのメリッサは冒険者としての引退に際し、先代店主から特別メニュー「エルフ豆のクリームシチュー」をご馳走された。なぜかエルフ豆の入っていないシチューの謎を解くのは、メリッサが田舎の宿屋を継いで18年後のこととなる。
 第47話 ポトフ: 冒険者アーノルドと娘のエリー。夜中に雨を避けた小屋の中に扉を発見する。
 第48話 シュークリーム: 帝国皇女アーデルハイド。侍女のハンナにお土産を持って帰る。
 第49話 肉まん: 店主の若い頃のバイト先である中華料理専門店「笑龍」からの差し入れ。本来なら店主は「笑龍」を三代目として継ぐはずだったという。はたして店主の過去に何があったのか。
 第50話 マカロニグラタン: ハーフリングの夫婦ピッケとポッケから「騎士のシチュー」のレシピを買った宿屋経営者ラウリ。娘のマイラは「ねこや」でさらなるメニューに出会う。
 第51話 バースデーケーキ: ヘルマン一家の娘ポナの特別な誕生祝い。予約した銀貨10枚分のパーティーメニューに常連客は羨望の眼差しを向ける。
 第52話 お汁粉: 不死の研究により三千年を生きた最年長エルフのセレナ。年明けの最初のドヨウの日に出される特別メニュー「モチ」のために、年に一度だけ「ねこや」を訪れる。
 第53話 ハンバーグ: 海国の若者ロウケイは海に投げ出されたところを人魚(マーメイド)のアルテに救われる。お金を持たないアルテは「ねこや」である料理をねだる。
 第54話 ウィンナーポテト: 帝国兵士グレンとイグニス。夜勤明けのふたりの楽しみは、偶然見つけた路地裏の「扉」の先にある。
 第55話 ジュノベーゼ: 路地裏の「扉」のもうひとりの発見者グレアム。今日は先を越されなかったと安心して扉をくぐる。
 第56話 ポークチャップ: 東大陸の小国の第三王子アルベルト。国の危険地帯「菜園」の奥にある「ねこや」に通いはじめたのは先代店主が店を開き始めた頃だった。最近の店の盛況に昔を懐かしむ。
 第57話 ティラミス: 『白の神』に仕える大神官カタリーナ。『赤の神』にお仕置きされて「扉」に触れなくなった『白の子』の代わりに「ねこや」で食事を楽しむ。
 第58話 とん汁再び: 大嵐で無人島に三日も足止めをくった船乗りたち。食料も尽きた彼らのため、若者ティーダは島の奥に探索に出る。以後、この島はネコヤ島と海図に記される。
 第59話 アサリの酒蒸し: ドワーフのガルドとギレム。雪に閉ざされた山頂の「扉」に3週間ぶりに到着する。寒い時は熱燗で一杯である。
 第60話 コロッケ: 四英雄のひとり、剣神アレクサンデル。数十年ぶりに大賢者アルトリウスを訪ねてくる。実は彼と帝国初代皇帝ヴィルヘイムとのあいだに縁があった。
 特別編三 カレーパン: ウェイトレスとして三食の賄いをチキンカレーで支給される『黒』に楽しみがひとつ増えた。


 さあ、またすこし世界観が広がってきました。
 生命を司る『万色の混沌』に挑んだ『六柱』との戦いの果て。新たに生まれた生き物はかつてないほど脆弱な者たちだった。
 人間型種族や魔物たちは、かつての世界での強靭さは持っていない。
 人間の多くはは『金の神』と『白の神』を崇め、魔族は『闇の混沌』、、ラミアなどは『赤の神』、マーメイドたちは『青の神』、セイレーン、ハーピーたちは『金の神』、リリパットたちは『緑の神』、ヴァンパイアたちは『黒の神』を奉じる。
 エルフは神を信奉しない。
 
 70年前に魔族との最後の戦いで、四英雄のひとり、ヨミは魔王が呼び出した邪神と相打ちとなり姿を消した。
 だが、賢者アルトリウスは30年前に「ねこや」でヨミと再会することになる。
 今の店主はヨミの孫である。

 チキンカレー
 面白いのは『黒』の存在をはっきり認識しているのは店主とアレッタだけであり、普通の客には存在すら判らないらしい。
 注文は思考から直接読み取っており、機械的に料理を出しているのだが客は不思議に思わないようだ。
 大神官や強力な魔力の持ち主は、なんか黒い影のようなものが店の片隅に立っていたり、視界を横切ったりするが、努めて見ないふりをしていますね。(笑)
 また、魔族戦争で生き残った最後の王族“帝母”アーデルハイドと、アレクサンデルの間にできたのが初代皇帝ヴィルヘイムだったんですね。ハーフエルフの彼はひ孫よりも長生きするのでしょう。寂しいですね。

 4巻に進む。 


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