まるでダメな男の日記

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第1958回 静粛に、天才只今勉強中! 6巻

Posted by ヒッター7777 on   0 comments   0 trackback

倉田 江美「静粛に、天才只今勉強中! 新装版」 6巻

 国民公会によって糾弾されたロペスピエールは逮捕されるが、最大権力者の収監をパリ自治市会(コミューン)の反発を恐れた刑務所は拒否した。
 パリ市警を拠点としたロペスピエール派は市民に呼びかけて武装化し、国民公会は軍を動かして包囲する。
 その先頭に立つのはポール・バラスとジョゼフ・コティだった。
 自殺を図ったロペスピエールは失敗し、断頭台に送られる。

 「テルミドールのクーデター」で、危ういところで釈放されたテレジア・カバリュスとジョセフィーヌ。
 ここに革命の理想を掲げた恐怖政治は集結した。
 だがコティは、なんらかの反動がくると予測する。
 それは恐怖政治に関わった者たち(テロリスト)の処刑である。

 リヨンで数千人を処刑したコティはテロリストの筆頭とも言える。
 貧富の差を無くそうとしていたジャコバン派の壊滅は、新たな権力を富裕層のテルミドール派に与えた。
 100倍のインフレーションに国民は餓え、テレジアのような富裕層は日々、贅沢な生活を送る。
 その中でジョセフィーヌはテレジアの取り巻きとなっていたが、ある日、26歳の優秀な軍人ナポレオン・ボナパーテと出会い、両者は打算の上で結婚する。

 テルミドール派への反抗を密かに支援したコティの策(ヴァンデミエールの反乱)は失敗し、パリを脱出したコティは地方で密かに情報網を構築していた。
 その情報を元に国内総司令官に就任したポール・バラスに近づく。
 ポール・パラスは副官にナポレオンを指名し、イタリア遠征に向かわせた。
 この戦争の天才は連戦連勝で敵軍から膨大な外貨を徴収し、総裁政府も文句を言えない勢力と化していく。
 そしてテルミドール派や貴族に法を無視した便宜を図るジョゼフ・コティは警察長官に任命される。
               星宿に!転載只今勉強中 6
 物語は後半に入り、やっとナポレオンが暴れまわるようになりました。
 ああ、テロリズムの語源は「恐怖政治(テロル)」だったんですね。
 この巻では娘と妻を失いながらも、着々と権力の階段を登るコティの非情な面が現れていますね。

 次巻を待つ。

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