まるでダメな男の日記

このブログでは趣味のゲームや読書感想など非生産的な駄文を書き連ねていく予定です。

第1864回 時間衝突

Posted by ヒッター7777 on   0 comments   0 trackback

バリントン・J・ベイリー 「時間衝突」 COLLISION WITH CHRONOS

 人類が宇宙に進出して数千年経った頃、突然、外宇宙からの攻撃で地球文明は崩壊した。
 異星人干渉者(エイリアン・インターヴェンジョニスト)は徹底的に人類文明の痕跡を抹消したが、暗黒の十数世紀が過ぎ、その異星人干渉者の文明の痕跡も消滅した。
 それは不思議なくらい、地球文明の破壊よりも徹底して行われていた。

 人類の正当後継者〈真人〉を名乗るタイタン軍の地球奪回と、異星人干渉者戦争時代から発生し始めた人類の異常亜種(デヴィアント・サブスピーシーズ)との戦争を経て、人類の末裔はようやく過去を振り返る余裕ができた。
 考古学者ロンド・ヘシュケは非・人類の骨が発掘される異星人干渉者遺跡の発掘の第一人者だったが、ある日、タイタン軍に招聘を受ける。
 タイタン軍が偶然発見した異星人干渉者の航時機。それは技術的には人類にもこの時代の複製可能なものであった。
 5年の歳月をかけて完成した航時機の試験で発見された奇妙な現象は、ヘシュケが遺跡発掘時に入手した現象とも一致する部分があった。時間が経つほど遺跡は新しくなってくるのだ。
 ふたりのタイタン軍技術者、航時機理論を考案した物理学者リアド・アスカーとともに、〈絶対現在〉から過去と未来へ飛んだヘシュケは重大な事実に直面する。
 異星人干渉者は未来の地球で生まれた存在であり、十数世紀前の戦争は互いに逆行する二つの時間流の先触れに過ぎない。
 両者の〈絶対現在〉が正面衝突するまで、残りは2世紀しかない。
 この知らせを早くタイタン軍に報告しなければならないが、異星人干渉者の航時機の攻撃を受けたヘシュケたちは時間座礁してしまう。
                 時間衝突

 この作品の名は前から知っていましたが読む機会がなく、今回は新版で購入することができました。
 時間流SFはこれまでも結構読んでいましたが、河川の流れのように上流から下流へ、過去から未来へというのがイメージ的には理解しやすいです。
 これがSF的処理をされると2本の川が合流したり分岐したり、中洲ができたり三日月湖ができたり河口側から侵食されたりするんですね。(川はどこから始まるのか)

 宇宙の時間の流れは一様ではなく、その早さも方向も違う。
 空間が3次元のように、時間にも次元があったとしたら?
 そして時間の〈斜行存在〉とは。

 SFっておもしろいなあ。
  

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