まるでダメな男の日記

このブログでは趣味のゲームや読書感想など非生産的な駄文を書き連ねていく予定です。

第1834回 子供たちは狼のように吠える 1

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地本草子「子供たちは狼のように吠える 1」 

 朝倉セナ、14歳。北海道の最北端、宗谷岬から40km離れたサハリン(樺太)島のユジノサハリンスク(豊原市)郊外、日本人居住区に暮らす少年。
 人口の8割が外国人労働者で占められ、年間の犯罪件数も世界トップクラスになる危険地帯・日本領サハリン島。
 その島で経済的実力者である父を持つ少年は、まだこの先の自分の運命を知らない。

 近未来のもうひとつの歴史。サハリン島がずっと日本の領土である世界の物語。
 ナノマシン塗料が壁面をデュしプレイに変え、高層ビル建築群は鉄筋コンクリートではなく、石油精製時に排出される二酸化炭素で硬化するCO2構造体で建てられ、日本人は生体居住者証を発行された特権階級として生活している一方、移民や不法滞在者の生活は困窮の極みに達していた。
 運良くセナの家のメイド職に就けたウクライナ系ロシア人アーニャのように、ウラジオストクのロシア民族主義運動の暴虐から逃れてきた者も大勢いいた。

 両親を殺され、「学校」という場所に攫われてきたセナを襲う陵辱。
 ジャパニーズ・マフィア(ヤクザ)が他の組織と戦うため、射撃や近接格闘訓練を課せられる「学校」。
 “犬(ライカ)”と呼ばれながら脱走の道を探すセナは、ウクライナ系マフィアのボスの息子として人質に捕らえられている少年ニカと出会う。
 “狼(ヴォルク)”を自称するニカは最初は日本人のセナに不信感を抱いていが、やがて義兄弟の契りを結んだセナとともに脱出を決行するのだが・・・
               子どもたちは狼のように吠える 1
 アレクサンドロフスク・サハリンスキー(亜港)。ウラジオストクとサハリンを隔てるネヴェリスコイ(間宮)海峡を挟んだ樺太側の港町。
 腐敗した軍警察と手を結んだヤクザ組織に追われながら、ニカは殺された叔父の仇と組織の奪還を。セナは両親の仇と行方不明の妹・サラを探す。
 命を賭した罠と裏切りの果ての悲しすぎる結末。
 
 えー、BL系近未来SF小説ですね。ふたりの未来に救いが見えません。(´;ω;`)
 狼と犬の犯罪組織『пионер(ピオネール)』は大人たちを殺し続け、各国のマフィアを敵に回して死体を量産していきます。
 ラストに登場した若い女性刑事は、彼らとどう拘っていくのか。
            子どもたちは狼のように吠える 1b
 第2巻に続く。

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