まるでダメな男の日記

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第1795回 幼女戦記(2)

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カルロ・ゼン「幼女戦記 2 Plus Ultra」

 ネタバレが含まれています。
             幼女戦記2
   
 第壱章 ダキア戦役      The Dacian War
 統一歴一九二四年九月二十四日。
 奇しくもターニャの誕生日にダキア大公国軍六十万が帝国領に越境を行う。
 おりしも帝国東南部アルペン山脈で演習を行っていた第二0三航空魔導大隊に封緘命令が下された。

 先鋒として越境したダキア軍三個師団五万vs第二0三航空魔導大隊の戦いは一方的な虐殺となった。
 “制空権”という概念すらまだ生まれていない今次大戦において、二次元的戦術しかできない烏合の衆と、高速三次元機動を可能とする大隊規模の軍隊では戦闘ではなく実弾演習にしかならない。
 残敵掃討を東方方面軍戦略予備隊と航空隊に任せてターニャ・フォン・デグレチャフ魔導少佐一統は敵国ダキア大公国首都へ逆侵攻。
 国際法に基づき避難勧告を行った後、カルベリウス兵器工廠は一斉攻撃により消滅した。

 第弐章 ノルデンⅠ  Norden I
 統一歴一九二四年十一月。
 ダキア大公国という名前はたった六週間で地図から消えた。
 帝国北方のレガドニア協商連合は虫の息だった。
 そもそも帝国包囲網は協商連合首脳部の暴走から瓦解し、フランソワ共和国の参戦で一息ついたものの国力は払底していた。
 密かに連合王国と連邦、合衆国からの支援がなければ、とうに帝国に屈していたかもしれない。

 一方で帝国も北方と西方の二正面作戦に苦慮していた。
 遊撃大隊として編成に上がった第二0三航空魔導大隊は新戦術テストのためノルデン戦線に送り込まれる。

 北部方面物資集積地を急襲する新装備の魔導航空隊二個大隊と高々度を飛ぶ爆撃機部隊。
 その迎撃に現れたのは、かつてライン戦線で観測されたという「登録魔導師(ネームド)」:個体名“ラインの悪魔”。
 密かに協商連合軍の支援をしていた連合王国/共和国魔導師混成二個大隊は、未確認の帝国軍航空魔導増強大隊との絶望的な戦闘に突入する。

 第参章 ノルデンⅡ  Norden Ⅱ
 中央参謀本部作戦局が極秘で立案した後方揚陸作戦。
 帝国太洋艦隊と北洋艦隊協同による作戦の成否は、オース・フィヨルドに展開されている湾岸砲台群を空挺作戦で制圧できるかどうかに懸かっている。
 だが迎撃に上がってきた協商連合の数少ない航空魔導師大隊はここまで生き残っただけ強敵だった。
 しかし第二0三航空魔導大隊と魔導海兵二個連隊という圧倒的戦力差は敵砲台群を無効化せしめる。

 増援に向かおうとしたフランソワ共和国軍海峡艦隊は、帝国海軍北洋艦隊、潜水艦隊に支援を阻まれ、ここにオース・フィヨルド揚陸作戦は終結する。
 幼女戦記 2-1

 第肆章 ノルデン沖の悪魔       The Devil in coast of Norden
 統一歴一九二四年十二月。
 オース・フィヨルド市の陥落。そこを拠点としいた帝国軍の後方からの内陸部進出。
 レガドニア協商連合の命運は風前の灯だった。十人評議会は将来の祖国再興を期して連合王国、共和国への亡命を打診した。

 第二0三航空魔導大隊に下されたのは連合王国、共和国への離脱を図る協商連合残存艦隊の索敵遊撃戦闘命令(サーチ・アンド・デストロイ)だが、名目上は中立国である連合王国艦隊が近海で演習中である。

 夜間暴風豪雨の中、残存艦隊駆逐艦との遭遇戦は負傷者を出すも第二0三航空魔導大隊が対艦戦闘も可能であることを示した。
 ここで海兵魔導師として護衛についていたアンソン・スー協商連合大佐はターニャとの交戦で落命。娘からのクリスマス・プレゼントであった短機関銃は戦利品としてターニャに奪われる。

 RTB中に連合王国籍の仮装巡洋艦と接触した所属不明の潜水艦を捕捉。威嚇射撃により浮上させるも、乗員脱出後、外殻を破損した潜水艦は沈没。しかし多くの要人や将校の家族を乗せた残存艦隊は捜索の目を逃れて連合王国への脱出に成功する。
 幼女戦記 2-2

 第伍章 ラインの悪魔       The Rhine's demon
 統一歴一九二五年四月。
 うっかり沈めた潜水艦が自称中立国の連合王国のものだったため、軍法会議では無罪だったものの外交関係の悪化を懸念した政治的配慮で最激戦区のライン戦線への懲罰転属を命じられた第二0三航空魔導大隊。
 なんとここまで一名も損耗が無い戦争ジャンキーども。
 そのため補充兵の損耗を抑える教導役がターニャに押し付けられた。

 その頃、ライン戦線の膠着による損耗を看過し得ない参謀本部では、ゼートゥーア少将が局面の打開案を進言していた。
 かつて軍大学でターニャが言ったように戦局は「世界大戦」に向かっている。その時、彼女は何と言ったか。
 「徹底的に敵の血を流させ、戦争継続力を失わせる」(ハンニバルのカンネーの戦い)
 そのためには国土の防衛を一部放棄してでも前に進まなければならない。
 幼女戦記 2-3
>
 第陸章 火の試練       Ordeal of fire
 統一歴一九二五年五月。
、ライン戦線後方の鉄道網中継点アレーヌ市で起きた暴動は、前線への補給線を麻痺させた。
 反帝国/親共和国派(パルチザン)の多いアレーヌ市民たちに空挺降下した共和国魔導師の合流が確認され、防衛陣地化される前に速やかな排除が必要だった。
 魔導師相手の市街戦が想定される戦場で非戦闘員を巻き込まず、国際法規に抵触せずに早期解決するにはどうすれば良いか。
 逆に言えば国際法規に抵触しなければ、何をやっても良いということだ。
 戦場に非戦闘員が居ないことにすれば良いのだ。

 やや劣勢な共和国軍としては優先撃破度の高い“ラインの悪魔”を前線から引き剥がすことに成功したが、それは『アレーヌの虐殺』という女子供を含めた全市民を生贄に捧げる結果になった。

 第漆章 前進準備 Preparation for move forwards
 アレーヌ市を囮とした「ライン戦線における大規模作戦」。
 侵攻すると見せかけて撤退を行うという欺瞞作戦の殿軍を務めるのは、『アレーヌの虐殺』の口封じを兼ねたのか第二0三航空魔導大隊に割り当てられた。
 精鋭魔導師大隊をして半数を損耗するという強行偵察任務は、共和国側第四防衛線を抜いて最終防衛線に肉薄。
 迎撃に上がってきた第二二師団所属第三魔導大隊を一蹴し、物資集積地を灰塵と化す。
 この間に低緯度地域の戦線後退に成功した帝国軍の作戦は次なる段階(フェイズ)『前方への脱出』に入った。

 予想もしていなかった帝国軍のライン戦線撤収は、共和国軍過半数の前進により誘引殲滅という罠へと誘き寄せる。
 エレニウム工廠のアーデルハイト・フォン・シューゲル主任技師が開発した、マッハ1.5の超音速「強行偵察用特殊追加加速装置」と「エレニウム工廠製九七式『突撃起動』演算宝殊」先行量産型により、敵地後方へ一気に侵攻する作戦が立案されようとしていた。
 
 Side Story 借りてきた猫 A borrowed cat
 ノルデン戦線で名誉の負傷をしたが、「白銀」の二つ名と銀翼突撃章を授与されたターニャ・デグレチャフ魔導少尉の新たな任務は、プロパガンタ用の写真撮影だった。
 コルセットやらドレスを取っ替え引っ替え着せられ、髪の手入れや化粧を無理やりやらされる地獄の四日間。
 これ、アニメ2話のCパートですね。(笑)

 注釈
 ・封緘命令 ・ドクトリン ・パラダイムシフト ・モロトフ ・CP(コマンドポスト)
 ・ハラスメント攻撃 ・フォウニーウォー ・コスケンコルヴァ ・アール 
 ・綺麗な手で紳士的にクリケットを行う ・RTB ・VT信管 ・お二人のお嬢様だ ・モグラ 
 ・嚮導機 ・シャベルは沈黙を生むしか無い ・QED ・WTO ・ルーデル ・山下さん
 ・シマーヅさん家 ・ECM ・まつしーた

 7巻まで一気に購入したので、まだまだ楽しみはあります。
 シューゲル主任技師がまた登場するとは思っていなかった。これからも狂気に満ちた発明をしていくのだろうか。
 さて、アニメの方は1クールなので、3巻に少し入ったところまでかな?
 来週までに読んでおこう。

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