まるでダメな男の日記

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第1788回 幼女戦記(1)

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カルロ・ゼン「幼女戦記 1 Deus lo vult」

 アニメが面白いので原作を読もうと1巻を購入。
 アニメは1クールだから3冊分くらいかな。

                 幼女戦記 1 
 第零章 プロローグ      Prologue
 西暦2○13年2月22日。
 ひとりの無神論者の日本人サラリーマンが創造主の怒りを買った。
 というか、オーバーワークに疲れたオーバーロードの八つ当たりを受ける形で異世界に転生させられたのである。

 第一章 北辺の空       The Sky In Norden
 統一歴一九二三年六月。
 士官学校の研修士官としてターニャ・デグレチャフ魔導准尉は北方方面の現地警備軍に着任した。
 おりしも瀬戸際外交を行っていたレガドニア協商連合がロンディニウム条約を破って国境を侵犯。
 観測/支援任務に当たっていたデグレチャフ魔導准尉は砲撃着弾観測の最中、敵魔導師中隊に発見され追撃を受ける。
 撤退は許されず、ほぼ勝ち目の無い状況でターニャがとったのは、干渉式連続ドーピング、痛覚遮断、擬似高揚感で突貫。敵の足を引っ張りつつ、死なない程度に経戦不能になり、友軍に回収される範囲まで戦線離脱をするというものだった。
 だが、彼女はやり過ぎた。軍は単騎で敵魔導師中隊を撤退させた功労として『白銀』の二つ名と、生きて叙勲される者は希な《銀翼突撃章》を下され、魔導少尉に昇進する。

 第二章 エレニウム九五式  Elinium Type 95 Operation Orb
 負傷の癒えたデグレチャフ魔導少尉の任官先は本国戦技教導隊付き、総監部付き技術検証要員だった。
 新型の「エレニウム工廠製九五式試作演算宝殊」を開発しているアーデルハイト・フォン・シューゲル主任技師はマッドサイエンティストである。
 安全機構は機能美が無いから外そうという暴挙を辛うじて止めたが、度重なる失敗にターニャは遂に転属願いを出す。
 貴重な《銀翼突撃章》持ち航空魔導師の損耗を恐れた兵站総監部は、これを受理した。

 ここで《存在X》と呼ばれるモノたちの干渉が始まる。
 人類の信仰心の低下を嘆く彼らは、それを回復すべきサンプルとしてターニャという少女への転生を行ったが、まるで信仰心が目覚める気配がない。
 これは〈恩寵〉という見返りがないからだろうか。ならば〈奇跡〉によって迷える子羊に道を指し示すのも彼らの務めである。
 〈奇跡〉は神への祈りをもって〈加護〉として人間に賜われる。

 奇跡的に同調の成った「九五式」宝殊は従来の数倍の性能を引き出すが、そのためにはターニャは〈神への祈り〉を唱えなければならないという呪いを受ける。

 第三章 ラインの護り    The Watch/Guard On The Rhine
 四機同調による魔力変換固定化を可能とした演算宝珠の継続評価試験で西方のライン戦線に放り込まれたデグレチャフ魔導少尉。
 遭遇戦でフランソワ共和国の中隊規模捜索魔導部隊を単騎で撃破。
 しかし「九五式」の量産は不可能という結果に。
 《航空突撃章》を授与されたデグレチャフ魔導少尉は、教導隊から帝国軍西方方面司令部直轄機動打撃部隊第七強襲挺団第二0五強襲魔導中隊第三小隊への転属と同時に、幼年学校出身の新米兵3名の部下を得る。

 着任時のシュワルコフ中隊長とのやり取りが面白い。アニメにしたら5分以上の尺を取るだろう。

 反抗的な新米兵二名を後方送りにし、残ったヴィクトーリヤ・イヴァーノヴナ・セレブリャコーフ伍長を鍛えながらツーマンセルを組むが、敵魔導中隊の侵攻と友軍救助の任に趣いたデグレチャフ魔導少尉は、ふたたび単騎で二個中隊規模の魔道士部隊と対戦することになる。

 ライン戦線に二ヶ月前に現れた規格外の新鋭「登録魔導師(ネームド)」:個体名“ラインの悪魔”と交戦したフランソワ共和国第四航空魔導師団所属第四十二航空魔導団一0六、一0七捜索魔導師中隊はこの日、壊滅した。

 第四章 軍大学       War College
 帝国軍大学選抜選考審査において、公平を期すための匿名による一次審査通過者の再審議が行われた。
 事実上、首席合格者ともいえる“最優”の評価を得、情報部と憲兵隊が絶賛したエリート士官候補生に参謀本部人事課から異議が提出されたからだ。
 士官学校時代の兵站に関する論文が、匿名だったとはいえ査読した野戦将校に絶賛され評価されていた人物。
 そのデグレチャフ魔導中尉の軍大学入学を、エリートコースを歩む自分の経歴を賭けても阻止したいと言う人事課長レルゲン少佐。
 彼は士官学校時代のターニャを査察時に三度見かけ、その行動と性格の「異常」さを懸念していた。
 しかも九歳の時点で極秘裡に情報部が関わる事案で実戦に加わり、《二級鉄十字章》叙勲の申請を受けている。

 その懸念を跳ね除けて入学を許可されたデグレチャフ魔導中尉は、ある日、大学の図書館で偶然出会った帝国軍参謀本部戦務参謀次長ハンス・フォン・ゼートゥーア准将に、今次戦局についての見通しの意見を求められる。
 件の問題児に雑談程度で話しかけたものだが、ターニャの意見はこの戦争は帝国が全世界を敵に回して戦うことになるかもしれないという、“まるで見てきたような”世界大戦への予見だった。

 第五章 始まりの大隊    Primeval Battalion
 北方戦線と西方戦線を各方面軍が対処している中、中央では大陸軍がその支援を行うはずだったが、移動に時間を取られすぎて両戦線とも疲弊が激しい。
  「魔導大隊構想」。東方、南方方面にも対処できる新たな機動性の高い即応打撃部隊の編成が急務だった、

 一年弱の軍大学教程で《十二騎士》の一翼(卒業時上位十二名)に名を連ねた将来の参謀将校候補だが、デグレチャフ魔導中尉は卒業と同時に大尉に昇進する。
 参謀本部直轄で新編される航空魔導大隊の編成官の辞令を受け、その編成を成し遂げたという功績で少佐への昇進が約束される。
 一個小隊は四名。三個小隊で一個中隊。三個中隊で一個大隊三十六名。さらに予備中隊を加えた増強大隊は最大で四十八名。
 しかしこの極秘任務部隊志願者には、超ハードな地獄の選抜試験と訓練が待っていた。
 そしてダキア大公国の参戦によって「世界大戦」は次の一歩を踏み出した。
 幼女戦記 1-1

 うーむ、アニメも確かに面白いが、原作小説の情報量がすごい。
 これは原作を読んでからアニメを楽しむというのが正解だな。ものすごい説明カット率だ。
 欄外の注釈が嬉しい。
 ・しかご学派  ・ロールズの正義論  ・マルサスの人口論  ・ICBM
 ・富士総合火力演習  ・ロンディニウム条約  ・警戒線  ・ROE
 ・イタリア製の赤い悪魔  ・マーフィの法則  ・聖遺物  ・マジノ線
 ・ツジョーン級  ・ヴァルハラ  ・梯団  ・レーゾンデートル
 ・レンドリース  ・ナポレオン  ・フォン  ・K-Brot

 巻末付録に【内戦戦略と外線戦略/歴史概略図】有り。
 開戦から2年。一体何をやってるんだとヒッターは笑いました。
 泥沼もいいところじゃないか。

 これは2巻以降も購入決定。

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