まるでダメな男の日記

このブログでは趣味のゲームや読書感想など非生産的な駄文を書き連ねていく予定です。

第1765回 書楼弔堂 破暁

Posted by ヒッター7777 on   0 comments   0 trackback

京極夏彦「文庫版 書楼弔堂 破暁 」

 時代は文明開化から25年ほど経った明治。
 病み上がりの元氏族の出の男・高遠が本屋の丁稚に聞いた不思議な古書店。
 どんな分野の本でも和書、洋書、珍本奇本稀覯本の類まで注文を受けると取り寄せるという。
 帝都と言ってもまだ畑が広がる片田舎の道沿いに、その三階建ての書舗はあった。
 「弔」と一文字書かれた半紙を入口の簾に貼った書舗「書楼弔堂(しょろう とむらいどう)。
 撓(しほる)という美童の丁稚と、白装束の亭主は本は「墓」であり、呪物であると言う。
 誰も読まない本は、誰も参らぬ墓と同じであり、移ろい行過去を封じ込めた呪文を封じ込めたものだ、と。

 なんの気無しに書舗を訪れた高遠だったが、おなじく書舗を訪れた、医者も匙を投げたろいう「気の病」を抱えた男に亭主が売った1冊の本の由来を聞く。
 (探書壱 臨終)
            書楼弔堂 破暁

 語り手・高遠彬が語る六つの物語。
 探書壱 臨終
 探書弐 発心
 探書参 方便
 探書肆 贖罪
 探書伍 闕如
 探書陸 未完  

 これは書物を薦めることで供養を行う「憑物落し」ですね。
 この時代における東西の書物の知識はかなりのものです。書物を求めに来るのはそれなりに知られた人物、もしくは過去作品と縁のある(?)人物たちです。
 高遠彬は最後に「憑物落し」されちゃったけど、第2巻「書楼弔堂 炎昼」には出てくるの?
 「虚実妖怪百物語 序」「虚実妖怪百物語 破」「虚実妖怪百物語 急」も早く文庫化してくれい!

関連記事
スポンサーサイト

Post comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackback

trackbackURL:http://hitter7777.blog.fc2.com/tb.php/1768-41573e16