まるでダメな男の日記

このブログでは趣味のゲームや読書感想など非生産的な駄文を書き連ねていく予定です。

第1744回 ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン(上)

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ピーター・トライアス 「ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン(上)」 United States of Japan

 1948年7月1日。
 アメリカ合衆国東海岸の州はドイツ軍に投降し、西海岸に日本の新型爆弾が落とされて合衆国はついに降伏を宣言した。
 溶け崩れたビル。焼けただれた人間。巨大なキノコ雲が巻き上がったあとに降った黒い雨。
 生き残った者の中には、爆発が起きる前にビルよりも巨大な赤い目を持つ巨神を見たという者が大勢いいた。

 1988年。
 元アメリカ合衆国の東半分はナチス・ドイツが、西半分は日本合衆国の支配下にあり、大東亜共栄圏のためベトナムに侵攻している。
 陸軍士官学校同期が大佐や少佐に出世しているのに何故か昇進できない石村紅功大尉(39)は、かつての恩師(伝説的ゲーマー)から謎の電話を受け、彼の娘の死を知る。
 いまだにレジスタンスを続けているJW(ジョージ・ワシントン)団との関わりを疑われた石村大尉は、特別高等警察の槻野昭子課員の聴取を受けた。
 「もし、アメリカが日本に勝っていたら?」という仮想シミュレーション・ゲーム『アメリカ合衆国』。
 開発に関与した疑いがある恩師を追うため、石村大尉は槻野にほぼ強制的に同行させられる。

                 ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 上

 さて主人公はベン/石村紅功は陸軍士官学校に入れるはずがなかったのに推薦で入学し、684人中682位で卒業した怠け者です。
 母親は終戦までお腹の中の子は女の子だと信じていて、紅子と名付けるつもりだったのに、それも裏切り、さらに両親を皇国反逆罪で訴えて死に追いやったクズの女たらしの天才ハッカーです。
 この世界では日本兵が街中でアメリカ人の子供を射殺して暴動が起きかけています。

 フィリップ・K・ディック「The Man in the High Castle(高い城の男)」の影響を多大に受けた21世紀バージョンとも言える本書。
 はたして大謀略小説の後半はどうなるのか、続けて読んでいこう。、

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