まるでダメな男の日記

このブログでは趣味のゲームや読書感想など非生産的な駄文を書き連ねていく予定です。

第1719回 水族館の殺人

Posted by ヒッター7777 on   0 comments   0 trackback

青崎有吾 「水族館の殺人」 The Yellow Mop Mystery

 6月末の事件から約1ヶ月、風ケ丘高校は夏休みに突入していた。
 袴田柚乃たち女子卓球部がご近所の高校と4校合同練習を行っていた日、新聞部部長・向坂香織たち3名は夏休み号外校内新聞の取材のため、横浜市内の水族館を訪れた。
 許可を得て水族館の裏方の業務状況を撮影したり、ボイスレコーダーを回しっぱなしにしてインタビューしたりして館長に案内を受けるさなか、レモンサメの展示水槽に首から血を流して落下してきた飼育員の男。
 最後に目撃されたのは午前9時50分。
 落下してきてレモンサメに上半身を食いちぎられたのは午前10時7分。
 上部のキャットウォークには大量の血痕と凶器の包丁と犯人の足跡。
 新聞部の写した大量の時刻付デジカメ写真とボイスレコーダー、出入り口には監視カメラが有り、犯行可能なのはこの棟のバックヤードにいた飼育員たちと事務員たち11名のみと判断された。
 警察は簡単な事件だ取り調べにかかるが、各自の証言をもとに突き合わせていくと、誰も犯行が不可能な状況だった。
 前回、裏染天馬と向坂香織に事件を引っ掻き回された仙堂警部は、それでも事件の早期解決のため、天馬と引っ張り出そうとする。
                 水族館の殺人

 さて、ぐーたらダメ人間の裏染天馬は部室兼(無許可の)住居の壊れたエアコン修理と引き換えに事件に臨みますが、次々と現れる証言と物証に、その推理も2転3転4転します。
 「読者への挑戦」を挟んで、分刻みで不在証明(アリバイ)崩しを展開する天馬。
 11人の容疑者から1人の犯人を炙り出せるのか。

 ヒッターが最初に疑った人物は、作者のミスリードだったようで、直ぐに容疑者から外れました。
 次に犯人ではないかと疑った人物も、この論理的展開で終盤4人の中から外されました。
 自分の推理力の無さにガックリです。(笑)

 第2作ということで裏染天馬という人物が少し掘り下げられました。
 緋天学園高等部の女子卓球部のエース。関東に敵無しと言われる女王・忍切蝶子とは如何なる因縁があるのか。
 兄が学年トップの成績を誇るアニメオタクのダメ人間なら、緋天学園中等部3年の妹・鏡華も変わり者のようです。 
 そして天馬の幼馴染・向坂香織が袴田柚乃に、これ以上踏み込むなと言った、天馬の家庭の事情とは。
 なんか、天馬くんの部屋がハーレムっぽくなってないか?
 
 短編集「風ヶ丘五十円玉祭りの謎」と、長編第3作「図書館の殺人」が、まだ文庫化されてないんだよな~
 読みたいんだが、ここは文庫化を待とう。

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