まるでダメな男の日記

このブログでは趣味のゲームや読書感想など非生産的な駄文を書き連ねていく予定です。

第1691回 パノラマ島美談

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西尾維新 美少年シリーズ5「パノラマ島美談」

 類希なる天才芸術家・永久井こわ子のために、指輪財団と双璧を成す一大グループ『キャメル』の創業者一族の一人が作り上げた無人島「野良間島」。
 指輪学園の美術教師であった永久井こわ子がその職を追われ、7年前に住み着いたのがこの島だった。
 以来、彼女はこの島で独力で5つの美術館を建築した。

 発端は前回の事件で「微少年探偵団」のアジトである美術室の鍵は、前責任者であるこわ子先生が所持したままだということ。
 鍵が掛からないのでは、また誰かに侵入されるかもしれない。
 中止になった夏季合宿のリベンジで、5泊6日で冬季合宿で「野良間島」へやってきた彼らに、彼女が鍵を渡すために出した条件。
 滞在期間中にそれぞれの美術館に1枚ずつある絵画を見つけること。
 「美観」のマユミをもってしても不可視の絵画。
 ・剥き出しの鉄骨でジャングルジムのように組み立てられた《烏館》に飾られた絵は、どんなに審美眼があっても、どんなに運が良くても、半日しか見れない。
 ・人力で地面を掘って地下に作られた《孔雀館》に飾られた絵は、見ようとする者だけが鑑賞しようとしても、決して見えない。
 ・紫色の1枚の紙を折って作られた《白鳥館》に飾られた絵はちょっと特殊なので、合宿中に見つけられなくても良しとする。
、・《雲雀館》に飾られた絵を見つけられたら、美術室だけではなく、音楽室の鍵も渡す。
 ・《鳳凰館》に飾られた絵は、最も伝わりやすいが、最も受け入れられない。場合によっては忌避されかねない絵画である。

 見つけられずに敗北したときは、帰りのヘリコプタが差し押さえられる。
 昆虫1匹すらいない不自然な島で、地水火風木の自然に挑んだ5枚の絵画を美少年探偵団は見つけられるのか?
                      パノラマ島美談

 生足を撫で回すスマホ用サイトとは、あれのことですね。(笑)
 さすがわ異端の芸術家はやることが大胆です。
 まあ、ミステリ作家には殺人をするだけの目的で家を建てる作品を書く人もいますが、島を一つ作る人はいませんね。(笑)

 「美食のミチル」に焦点を当てた短篇「曲線どうか?」、眼鏡をかけた白髪のお姉さんが登場する短篇「白髪美」も収録。
 次巻「D坂の美少年」は来春発売とのこと。

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