まるでダメな男の日記

このブログでは趣味のゲームや読書感想など非生産的な駄文を書き連ねていく予定です。

第1616回 聖女の毒杯

Posted by ヒッター7777 on   0 comments   0 trackback

井上真偽 「聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた」

 第一部 婚(フゥン)
 とある地方に伝わる「カズミ様伝説」。
 不幸な婚礼を強いられた武家の娘が、婚礼の席で夫となる男や家臣を大量に毒殺したという伝説。

 今、姚 扶琳(ヤオ フーリン)の目前で、婚礼の儀式が行われていた。
 大杯に注がれたお神酒を新郎新婦と両家の人間が回し飲みした後、3人の人間と1匹の犬が死んだ。
 同じ大杯から酒を飲んだのは7人。
 容疑者は生き残った花嫁を含む4人と、倒れたものを開放した親族、酒を注いだアルバイトの中学生の少女の計7名。
 フーリンについてきた小学生探偵・八ツ星聯はこの謎に挑む。

 次々と上がる仮定推理と容疑者の乱立に、かつて破門された師匠・上苙 丞(うえおろ じょう)よろしく、否定推理を繰り広げる八ツ星少年。
 だが、決定的論証ができず、犯人は不明のままだ。

 しかし、読者だけには犯人の名が告げられます。

 第二部 葬(ヅァン)
 因縁の連鎖か。この事件の中に、かつてフーリンが所属していた黒社会の最高権力者の身内がいた。
 フーリンは否応なく、容疑者7人の中から真犯人を見つけなくてはならない。
 だが、八ツ星少年が元師匠に委細を伝えたとき、師匠は「容疑者の中に犯人はいない。これは《奇蹟》だ!」と言ったという。

 今回は「その可能性は既に考えた」という毒使いの論客を相手にしなければならない小学生探偵は、初恋の女子中学生の冤罪を晴らせるのか?

 第三部 悼(ダオ)

                   聖女の毒杯

 いやはや、二転三転する裏事情の開示によって、中盤以降にようやく全体図が見えてきました。
 犯人を途中で読者に向かって告げてしまうところにエンターティメント性が現れていますね。
 これで、このあとの展開が面白くなっています。
 次はデビュー作を読んでみるかな。

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