まるでダメな男の日記

このブログでは趣味のゲームや読書感想など非生産的な駄文を書き連ねていく予定です。

第1593回 アドルフに告ぐ

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手塚治虫 「アドルフに告ぐ」 Mitteilung an Adolf

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 昭和11年(1936年)。ベルリンオリンピックが行われた年。一人の日本人青年が暗殺された。
 本作の狂言回しとなるドイツ特派記者・峠草平は「R.W」という謎のメッセージを手掛かりに、異国ドイツで殺された弟・勲の死の謎を追う。
 草平に近づく勲の元恋人リンダ・ウェーバー。彼女の目的はなんなのか。

 同じく昭和11年の日本。殺された有馬温泉の芸者・絹子。
 彼女の指の爪にも峠勲と同じ石膏の粉が付いていた。
 多くの容疑者の中に駐日ドイツ総領事館職員のヴォルフガング・カウフマンがいた。
 日本には多くのユダヤ系ドイツ人が移住しており、ヴォルフガングの息子アドルフと、日本で生まれ育ったユダヤ系ドイツ人アドルフ・カミルは幼馴染だった。
 だがナチス党のユダヤ人弾圧により、ふたりの友情はどちらの家族にも許されるものではなかった。
 

 時系列に沿ってまとめていましたが、膨大になったので最初の年だけにしましょう。
 第2次世界大戦を挟んで1983年のイスラエルで物語は閉じます。
 数奇な運命をたどった3人のアドルフと、多くの登場人物の複雑な人間関係。
 峠草平の綴る「アドルフに告ぐ」の物語は手塚治虫先生の心中を代弁しているのでしょう。
 
 あとがきを読むと誌面の関係上で削らざるを得なかったtエピソードが結構あったのですね。
 完全版を描いて戴きたかった。
 やはり名作というのは作者の死後にも語り継がれていくのですね。感動しました。
 Das Ende
 

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