まるでダメな男の日記

このブログでは趣味のゲームや読書感想など非生産的な駄文を書き連ねていく予定です。

第1588回 原色の創造力

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大森望・日下三蔵・山田正紀 編 「創元SF短編賞アンソロジー 原色の創造力」 BEYOND IMAGINATION

2011年までのアンソロジー物は片付けたと思っていたら、まだたくさん買い置きの山から出てきた。
 泣けてくる (ノД`)シクシク
 第1回創元SF短編賞応募作612篇から選ばれた最終候補作+受賞後第1作のアンソロジーである。
               原色の想像力

 第1回創元SF短編賞 ※佳作受賞
 ・高山羽根子「うどん キツネつきの」

うーむ、これが佳作なのか。ヒッター的には落ちた作品が可哀そうになるのだが。
 単に選舎との好みの違いか。嫌いではないが、SFとしては唸ってしまう作品だ。

 ・端江田仗「猫のチェラトリー」

 人工知能に“人間”という概念を定義するとき、コミュニケーションがとれるという条件を入れておくのですね。
 でも「人猫語翻訳機」ってスマホのアプリにもあるよね。(笑)

 ・永山驢馬「時計仕掛けの天使」
 すいません。ヒッターは「いじめ」行為のある作品には拒絶反応が起こるので読めませんでした。 

 ・笛地静恵「人魚の海」 
 えーと、これは「スレイヤーズ」に出てくる半漁人ですよね。(笑)
 壮大な神話を予想させる短編です。
 上田早夕里さんのオーシャンクロニクル・シリーズを先に読んでしまったのが残念ですね。

 ・おおむら「しんいち「かな式 まちかど」 
 いやいや“ひらがな”を擬人化しないでください。(笑)
 なんか筒井康隆というよりは神林長平っぽいというか、円城塔風味というか、ジャンル的にSFなのかわからない作品ですね。(笑)

 ・亘星恵風「ママはユビキタス」 
 ここまで読んできた中では最もSFらしい作品だな。
 こういう時間的スケールの長い話は好きです。
 第4宇宙速度って秒速300kmだっけか。

 ・山下 敬「土の塵」  ※日下三蔵賞
 うーん、悪くはない。悪くはないんだがテーマ的にどこかで読んだようなプロット感が付きまとう。
 悪くはないんだがなぁ~
 ヒッターは掏れてしまったのだろうか。

 ・宮内悠介「盤上の夜」  ※山田正紀賞
 うむ、SFのギミックとして囲碁を使ったのは小松左京だったか?
 山田正紀さんの作風的に好きそうな作品という感じがします。
 この話は好きですね。

 ・坂永雄一「さえずりの宇宙」  ※大森望賞
 え~と、それでラクダはどうなったのさ。
 ごういう幻想が入り乱れる作品は苦手なんです。

 ・松崎有理「ぼくの手のなかでしずかに」  ※ 短編賞受賞作家 受賞後第一作
 第1回創元SF短編賞受賞の「あがり」は面白かったです。
 本作も受賞後第1作に相応しい出来でした。
 松崎さんとヒッターは相性が良いようです。
 M県S市A区で過ごした日々はヒッターの青春時代と重なります。

 
 本巻で気に入ったのは松崎有理さんと宮内悠介さん、亘星恵風さんですね。
 松崎有理さんは短編集「あがり」、宮内悠介さんは短編集「盤上の夜」が創元SF文庫から出ているようなんで、注文したいと思います。

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