まるでダメな男の日記

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第1576回 岳飛伝(一)青雲篇

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田中芳樹 編訳「岳飛伝(一)青雲篇」

 北方謙三版が終わったので原作の方の「岳飛伝」を読み始める。
 しかし、全5巻買ってあったはずなのに、1巻と4巻しか見つからない。(笑)
 探さなきゃならんな。どこに埋まったのだろう。
                 岳飛伝 1 青雲編

 大唐帝国が滅び、五代十国時代を経て太祖・趙匡胤が宋を建国してから百四十年後の八代皇帝・徽宗(きそう)の時代。
 崇寧2年(西暦1103年)。姓は岳、名は飛。字は鵬挙。河南相川湯陰県永和郷の豪農・岳和の子として生まれる。
 生後三日で洪水により一族と財産を失い、母・姚氏と共に北京大名府内黄県麒麟村に流れ着いた母子は、員外(官吏)・王明と妻の王婦人の助けで、この地に住まうことになる。

 大観3年(西暦1109年)。岳飛は七歳となり、一つ年下の悪童三人組、王貴、湯懷、張顕と共に文武に秀でる老人・周侗に弟子入りしたことにより義兄弟の縁を結ぶ。
 政和5年(西暦1115年)。岳飛は十五歳。周侗は友人の志明を訪ねるため、四人の弟子達と共に瀝泉山に向かった。
 この山にある洞窟の泉で湧く水は美味で、その水で目を洗うと老眼が治るという。しかし、最近は洞窟から朦々たる霧が立ちのぼり、誰も近づけない。
 岳飛は単身、洞窟に向かうとそこには大蛇がおり、岳飛に襲いかかる。
 攻撃を躱し、大蛇の尻尾を握るとそれは一本の槍となり、泉は枯れてしまった。
 一丈八尺の神槍《瀝泉槍》を手にした岳飛は、志明から槍術と兵法の秘法書を授かるとともに、義父であり師である周侗から槍術の訓練を受けることになる。
 三人の弟弟子も新たに武術の教えを受けることとなった。
 湯懷は同じく槍術、張顕は鉤鏈鎗術、王貴は偃月刀術を学び、二年後の武挙(武官の登用試験)に臨む。

 政和7年(西暦1117年)。岳飛は十七歳。一次試験で四兄弟は目ざましい腕を演武庁で披露した。
 特に周侗から“神臂弓”を伝授された岳飛は知県(県知事)の李春に気に入られ、二日後に娘との婚約を成立させる。
 だが、この年、義父・周侗は老齢で亡くなる。享年七十九歳であった。
 翌年政和8年。周侗の墓を守って家に帰ろうとしない岳飛を義弟たちが無理やり連れ出す。
 帰路、山賊が出るという山で出会ったのは岳飛たちと同じくらいの年の若者。
 頭に鋲鉄の冑。身には鋲鉄鎖子連環甲を付け、二本の四楞鋲鉄鐧を持つ浅黒い男は牛皋と名乗る。
 母とともに麒麟村の周侗を訪ねてきたが、ここで山賊を懲らしめてついでに土産を集めようとしていたと言う。
 新たに義兄弟の誓いを立て五兄弟となった岳飛たちは武挙の院試(二次試験)に向かう。

 
 さてさて、この二次試験と本番の武挙で岳飛は大暴れをして梁王・柴桂を殺してしまい、追われることになります。
 この間に岳飛は周三畏から名剣《湛盧》を譲られます。
 名将・宗沢を王善の乱から救ったことで罪を許されますが、ここから八年の雌伏の日々を過ごすことになります。

 宋の北方燕雲十六州を領土とした遼は、女真族の完顔阿骨打を王とする金に滅ぼされ、南下してくる第四太子・完顔兀朮率いる五十万の金軍に立ち向かう韓世忠将軍と妻の梁紅玉の場面で第一巻は終わりですね。
 いや~面白い。これは二巻目をはやく掘り出さないとならんな。

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