まるでダメな男の日記

このブログでは趣味のゲームや読書感想など非生産的な駄文を書き連ねていく予定です。

第1573回 ゼロ年代SF傑作選

Posted by ヒッター7777 on   0 comments   0 trackback

SFマガジン編集部 編「ゼロ年代SF傑作選」

 前に取り上げた「ゼロ年代日本SFベスト集成」でも感じたのだが、ヒッターの読書メモをめくってみると2000年~2010年あたりは国内SF作品を読んだメモがかなり少ない。
 先日の「翼を持つ少女」を読んで、前世紀のものは結構読んでいるんだがなあと思い、本書を未読の本の山の底の方から掘り出す。
 奥付は2010年発行である。ほどよく発酵しているかな。(笑)

 1990年代は「SF冬の時代」と呼ばれ、発表数が落ち込んでいた。
 いや、出版業界全体も氷河期に入っていた。
 2000年代に入り、ようやく春の暖かさが戻ってきて、2003年にライトノベルと区別するため「リアル・フィクション」を評する作品群が登場してくる。

 ・冲方丁 「マルドゥック・スクランブル“104”」(2003年初出)
  マルドゥック・スクランブル プレストーリイ 1で、 のちに丁「マルドゥック・フラグメンツ」に収録された作品。
 これはそっちの方で取り上げたので割愛。

 ・新城カズマ 「アンジー・クレーマーにさよならを」

 「サマー/タイム/トラベラー」のスピンオフ。(2005年初出)
 タイトルのアンジー・クレーマーって聞き覚えがあるなと思っていたら、三原順「はみだしっ子」からでしたか!
 内容は・・・、ちょっと意味不明です。(笑)

 ・桜坂洋 「エキストラ・ラウンド」
  青春格闘ゲーム小説「スラムオンライン」の後日談。
  ネットゲーム世界に引きこもった者たちの物語。
  これは面白かったので本編(2005年発表)の方も読んでみたいな。

 ・元長柾木 「デイドリーム、鳥のように」(2003年初出)
  作者は美少女ゲームのシナリオライターさんですか。「全死大戦」シリーズに興味をもちました。
  これは同じ世界設定を持つスピンオフ的なものかな。
  これも面白そうなので本編を読んでみよう。

 ・西島大輔 「ATMOSPHERE」(2004年初出)
  コミック「アトモスフィア」の原型版。
  うーむ、これも全長版が読みたい。

 ・海猫沢めろん 「アリスの心臓」(2008年初出)

  すいません。文体にヒッター脳が拒絶反応をを起こしたので読めませんでした。(笑)


 ・長谷敏司 「地には豊穣」(2003年初出)
  日本SF大賞ノミネート作「あなたのための物語 」(2009年)と同じ世界設定の先行作品。
  これは読んでないなあ。この短編が非常に興味深かったので読まなきゃ。
  
 ・秋山瑞人 「おれはミサイル」(2002年初出)
  美少女を書くのが苦手だと言いながら、よく「イリヤの空、UFOの夏」を書けたものです。(笑)
  人格(AIではない)を持つミサイルというのは面白い。姉妹篇「海原の用心棒」も読みたいですな。

                 ゼロ年代SF傑作選

  全体として外伝、スピンオフ的な作品が多く、本編を手に入れたくなりました。
  このゼロ年代には、やはりヒッターの見逃していた国内作品が多いようです。
  なんとか挽回するようにしましょう。

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