まるでダメな男の日記

このブログでは趣味のゲームや読書感想など非生産的な駄文を書き連ねていく予定です。

第1511回 折れた竜骨(上)

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米澤 穂信 「折れた竜骨」 The Broken Keel

 12世紀。イングランドに属する北海に大小2つの島からなるソロン諸島があった。
 1190年10月、とある老守兵エドウィー・シュワーの不審な死から物語は始まる。

 領主の娘アミーナ・エイルウィン(Amina Aylwin)は、東方のトリポリ伯国から旅してきた騎士ファルク・フィッツジョン(Falk Fitzjhon)と従者の少年ニコラ・パゴ(Nicola Pago)と出会う。
 ファルクはある男を追ってソロンに来たと言う。エドウィー・シュワーの死に方は《暗殺騎士》と呼ばれる者の術の特徴がある。
 《暗殺騎士》の狙いは領主ローレントではないかとファルクは告げた。

 小ソロン島の領主の館の塔に20年間も閉じ込められている呪われたデーン人トーステン・ターカイルソン(Torsten Tarkyleson)。
 切っても突いても血が出ず、食事も水も取らず眠ることもなく動き回る髪も伸びず年も取らない戦士たち。 
 もともとソロン諸島は彼らのものだった。
 アミーナの曽祖父ロバートの代に勝ち取り、エイルウィン家の下で移民してきた農奴や奴隷が町を作ってきた。
 領主ローレントはルーン魔術師とともに追い払った「呪われたデーン人」の帰還を知り、何かあった時の後事を兄であるアダムよりもアミーナに任せると告げる。
 しかし、領主は翌朝死体で発見される。

 限られた時間帯にしか小舟で渡ることしかできない天然の要害である小ソロン島。
 領主の暗殺が可能な者も限られている
 アミーナは騎士であり魔術師でもあるファルク・フィッツジョンに殺害者の捜索を依頼する。
 もし《暗殺騎士》の凶行ならば、その手口に詳しいはずだ。 
 調査の結果、《暗殺騎士》は〈走狗(ミニオン)〉の魔術を使ったらしい。
 これにかかった人間は知らずに殺人を犯し、その記憶を忘れてしまう。

 領主ローレント・エイルウィン(Rolent Aylwin)はデーン人の襲撃を予測し、領民に武装を指示し、さらに傭兵を雇おうと面接していた。
 領主の昨夜の居場所を知っていた容疑者は8人。
 領主の娘アミーナ本人。
 家令ロスエア・フラー(Rosair Fuller):長年エイルウィン家に仕えている。 
 従騎士エイブ・ハーバード(Abe Herbertr):叙勲を待つ若者。
 弓手イテル・アブ・トマス(Iter ap Thomas);ウェールズ人。
 遍歴騎士コンラート・ノイドルファー(Konrad Neudorfer):ザクセン人。
 女戦士ハール・エンマ(Haar Emma):マジャル人。イングランド語を解さない。
 魔術師スワイド・ナズール(Suwayd Nazir):サラセン人。青銅の巨人を操る。
 吟遊詩人イーヴォルド・サムス(Ivold Samus):イングランド人。
                折れた竜骨 上

  はたしてこの中に〈走狗(ミニオン)〉はいるのか?
 そして《暗殺騎士》の正体は?
 というのが上巻のおおまかな粗筋です。

 この厚さなら上下巻に分けずに1冊にしても良かったんじゃないの?
 参考ページ
 http://www.tsogen.co.jp/ryukotsu/

 まあ、下巻を読むのが楽しみでもある。(笑)

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