まるでダメな男の日記

このブログでは趣味のゲームや読書感想など非生産的な駄文を書き連ねていく予定です。

第1491回 極光星群

Posted by ヒッター7777 on   0 comments   0 trackback

大森望・日下三蔵 編 「極光星群-2012年 年間日本SF傑作選」
       The Aurorean Constellation : Best Japanese SF 2012


 宮内悠介「星間野球」
 これほど白熱する野球盤ゲームSFは初めてである。(笑)
 やはり《消える魔球》は外人さんは知らないだろうなあ。

 上田早夕里「氷波」
 土星観測のための人工知能の元へ到着した芸術家のコピー知性体とのふれあい。
 これは素晴らしい。
 異なるスペックを持つ人工知性体の特性がよく書かれています。
 「華竜の宮」を読んだばかりだが、人工知能の書き方が上手いな。

 乾緑郎「機巧のイヴ」
 菊地秀行「からくり師蘭剣」ものを彷彿させる。
 そして意外な展開に、一本取られたと感じたのはヒッターだけだろうか?(笑)

 山口雅也「群れ」
 鳥や魚群が“群れ”として行動する際に、意思疎通はどうやっているのか?
 “群れ”とは天敵などに対し、個体が生き延びる可能性を大きくするためになる。
 では人間が“群れ”を作り始めるのは?

 高野史緒「百万本の薔薇」
 SFかつミステリという作品は大好きです。
 しかも時代と場所の設定が興味深い。
 だけど、これは反則じゃない? 「ノックスの十戒」に反してるぞ。

 會川昇「無情のうた『UN-GO』第二話」
 アニメ『UN-GO』は見てなかった! これは視聴せねばならんな。
 脚本形式で書かれたので読みにくいが、アニメーションってここからイメージを膨らませていくのね。

 平方イコルスン「とっておきの脇差」
 ふむふむ、初見です。ショートショートの漫画ですね。
 作品集『成程』は買うべきかどうか悩む値段だな(笑) でも読んでみたいな。
 確かになんのジャンルなのか迷うところである。

 西崎憲「奴隷」
 短編を連ねてひとつの世界を描く。
 それはヒッターも好きな手法ですが、連作の最後のエピソードだけを掲載してどうする気だ!
 世界観が掴めないじゃないか(笑)

 円城塔「内在天文学」
 英語翻訳が前提の小説を書くというのが難しいのは解りました。
 しかしその前提でこの小説を何故書いたのかという点が解らないですね。(笑)
 英語翻訳者も苦労したと思います。
 「土星蝕」ってSaturn Eclipse なのかな。

 瀬尾つかさ「ウェイプスウィード」

 これは面白かった。海洋SFであり木星圏生まれの語り部の研究員と人類の知識を継承していく巫女の少女。
 作者の言うとおり、これはもっと長編にしても良い作品だと思う。
 瀬尾つかささんの作品をもっと読んでみようか。
 
 瀬名秀明「Wonderfull Wotrd」

 未来はなぜ予測不可能なのか?
 ならば予測可能な未来を創り出してしまえば良い。
 
 ヒッターが感じたのはアシモフの「心理歴史学」へのアンチテーゼなのかなというものでした。
 考え過ぎかな? 続編があるようなので、そのうち読もう。

 宮西建礼「銀河風帆走」(第四回創元SF短編賞受賞作)
 悠久の時間を旅する宇宙船というストレートなSF小説。
 本書で1番気に入った作品です。
 この1作しか発表していないのがもったいないですな。これで全部出し切っちゃったのかな?
                  極光星群
 
 これで「年間日本SF傑作選」はあと2冊の買い置きを残すのみとなったが、6月には今年の巻が出るだろうな。
 それまでに消化したい。

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