まるでダメな男の日記

このブログでは趣味のゲームや読書感想など非生産的な駄文を書き連ねていく予定です。

第1489回 GATE(13)

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柳内たくみ 「GATE(ゲート) 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」
  正式版

 
 前回の続き

 ・冥門編 (動乱編、総擊編、冥門編へと加筆・改稿される部分)
 皇城での日本からの捕虜返還を祝う宴のさなか、拉致被害者望月紀子の暗殺指令を出したグループの搜索が第2、第3偵察隊によって行われていた。
 祝賀会に招かれた白百合副大臣、外務省の菅原たちの前で吟遊詩人が語る、約1時間の「緑の人の炎龍退治」の叙情詩。
 これは日本とエルベ藩王国、ダークエルフたちの仕掛けたプロバガンタ工作である。
 救助されたダークエルフたちと違い、自分の故郷を失ったボーパルバニーの元族長テューレは、立太子したゾルザルに「私の故郷を滅ぼした癖に!」と食い掛かる。
 知っていたのかと嘯くゾルザルも実は小心な男で、帝位に就きたくはなく、弟のディアボが継がないかとわざと隙を見せていたが、日本との講和が成されようとする段階で退位を表明した皇帝のため、皇太子になってしまった。
 二律背反に悩むゾルザルに、「緑の人」が悪いとテューレが吹き込む毒の言葉。
 ゾルザルにとって自衛隊は不倶戴天の敵となる。
 皇太子府を設立したゾルザルは帝国軍を使い、不逞な流言を流す民を逮捕する「リュニース特別法」を持ってアルヌス周辺の村を襲い始める。

 自衛隊が利用していた吟遊詩人たちが立て続けに殺され、捜査線上に浮かび上がったボウロという男の監視が始まる。
 (これによって「学都ロンデル」でのアルペジオ・エル・レレーナとの姉妹喧嘩の結末が変わる。
 「笛吹き男(パイドパイパー)」が登場しないため、レレイの導師号審査はすんなりと受けいられる。)

 使徒ロウリィがレレイに語る“今はアルヌスに居着いている”理由。
 自分の家の庭木ですら、変な伸び方をしたら切り取ると言う。そんな風にして管理している庭に、隣の家から大木の枝が侵入してきたらどうするか。
 (これは外伝4での石油精製施設の破壊工作は、やはりロウリィがやったのか?)

 伊丹が日本で鑑定に持ち込んだ約2万カラットのダイヤモンドの原石。そして特地での推定埋蔵量1千億バレルの大油田の発見の報が全世界の財界を動かす。
 日本だけに富を独占させるわけには行かない。
 国連視察団という名目で各国の使節と、取材という名目でマスコミの群れが特地へと流入していく。

 だがゾルザルの参謀たちは、家族を人質にしてアルヌスの住民に自衛隊員を襲わせた。
 無差別に発砲するしか選択肢がなくなった自衛隊員と民間人の死体の山が築かれていく。
 遠方からそれを見る帝国兵の足元には、人質とした女、子供の骸が横たわっている。
 大量の自衛官殉職者と民間人死傷者をだした生報道中継に現職総理は辞任を表明した。

 当然ながらこの行為は講和交渉において日本からのクレームがついた。 
 ピニャの諌めにも耳を貸さず、勢いに乗ったゾルザルは交渉の席で、最後の拉致日本人マツイフユキの生首を白百合副大臣に放り出す。
 副大臣は失神し交渉は中断。翌日、元老院は第二皇子ディアボを中心とする講和派によって、皇太子ゾルザルの不信任が決議された。
 しかしゾルザルの廃立と同時に、皇太子府の軍旗の下に主戦論派貴族とそれに与する帝国軍が集結しつつあった。

 危険を感じた皇帝モルト、第二王子ディアボ、皇女ピニャ、講和派元老院議員らは帝都を見捨てて日本への脱出を試み、イタリカ方面へ向かう。
 ゾルザルの下に集まった8万の軍が帝都に到着したときにはもぬけの殻で、帝都の守備兵すらいなかった。
 しかも、帝都金庫内に蓄えられていたはずの金銀財宝のことごとくが、すっかり持ち逃げされていたのである。
 いきなりゾルザルは兵士への俸給の支払いに困ることになった。
 新皇帝を僭称したゾルザルは士気の落ちた軍を率いて前皇帝の追撃にかかる。
 途中の都市で臨時徴税を行い、連合諸王国軍の兵達を集めた軍勢は15万に達し、モルト陣営は約8万しかいない。
 激戦のさなか、ピニャは密かに副官八ミルトンに密命を下す。

 ゾルザルVSモルトの内戦において、早期講和を条件にモルト側についた自衛隊の参戦。
 ボーゼスはハミルトンと共にやってきた騎士団の語学研修仲間たちに「Junshoku」という単語の意味を尋ねるが、誰もわからなかった。

 潰走したゾルザル軍は散り散りになり、ひとり皇宮の玉座に座るゾルザルの脇腹に突き立つテューレのナイフ。
 ゾルザルの最後の言葉は、皇帝として死んでいけるというテューレへの感謝の言葉だった。
 火事場泥棒をしていたボウロたちに襲われたテューレを救ったのは、正体を明かした料理人古田であった。
 テューレは古田とともにアルヌスへ向かう。

 給油を兼ねて帝都に立ち寄った伊丹を急襲する栗林。
 ボロボロと涙を流しながらマウントポジションで伊丹を殴り続け、「隊長がいてくれれば、あんなことにならずに済んだのに」と訴える。伊丹が居れば危険を察知して、さっさと逃げることができただろう、と。

 ピニャとともに皇城にいた妊娠中のボーゼスに伝えられる富田の殉職。
 先のゾルザル軍のアルヌス襲撃の際、新米リポーターの栗林の妹を含む報道陣スタッフを守るために一命を落したという。
 扉の向こうから聞こえるボーゼスの嗚咽に、報告をした栗林はその場でしゃがみ込む。
 伊丹は栗林に「お前は死ぬなよ」と言い、栗林は「隊長がいてくれれば大丈夫でしょう」と応える。 
 女を1人残して死んでしまうような奴は最低で、どんな状態になっても、きっと返って来てくれるなら臆病者でも良い、否、臆病者の方がよいのだ、と。

 ・・・続く。

 あああ、こんな悲しい展開だったとは・・・
 ご冥福をお祈りします。富田二等陸曹。
 富田&ボーゼス

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