まるでダメな男の日記

このブログでは趣味のゲームや読書感想など非生産的な駄文を書き連ねていく予定です。

第1467回 リカーシブル

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米澤 穂信 「リカーシブル」 Recusi-ble

 【recursive】再帰的、帰納的、回帰的、再帰、再起的
 〔数学・コンピュータ〕帰納的な, 再帰的な

                   リカーシブル

 親の事情で母親の故郷だという常井町へ引っ越してきた中学1年生のハルカ。
 この町に来てから弟のサトルの様子が変わった。

 中学教諭・三浦が調べていた資料。
 天保12年(1841年)から平成10年(1998年)まで、この町で4回起こった事件。
 そのどれもに関わっている共通事項。 
 繰り返し生まれ変わり、未来の起こること、過去に起こったことを知る「タマナヒメ」の伝説。
 「タマナヒメ」はお願いをした後に自殺し、お願いされた人間は「報橋(むくいばし)」から転落死する。

 寂れた町への高速道路誘致運動。
 三浦の事故を予見したサトル。 
 不可思議な行動を取る同級生のリンカ。
 28ヶ所の公的図書館に収蔵されているはずなのに、どこにも見つからない「常井民話考」という本。
 この本の所有者は全員不思議な死に方をしたという。

 他所から来た者には異質に感じるものがこの町にはある。
 なにかを隠している母親。
 すべての意味を理解したとき、ハルカは「タマナヒメ」の正体に気づく。


 ラストページでタイトルの意味が解りました。
 この異様な雰囲気は「ボトルネック」の時にも味わったなあ。
 ヒロインは中学生じゃなくて高校生の方が良かったんじゃないかと思うのはヒッターだけだろうか。
 弟の方は小学生でもいいけどね。
 ちょっとゾクリとするお話でした。

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