まるでダメな男の日記

このブログでは趣味のゲームや読書感想など非生産的な駄文を書き連ねていく予定です。

第1466回 ある日、爆弾がおちてきて

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古橋秀之 「ある日、爆弾がおちてきて」

 帯に“待望の最新作”とあるが、初版は2005年である。(笑)
 「ゼロ年代日本SFベスト集成〈F〉逃げゆく物語の話」に収録されたタイトル作が面白かったので注文した。
 古橋さんの作品は「ブラックロッド」「ブラッドジャケット」「ブライトライツ・ホーリーランド」の三部作しか読んでいなかった。
                    ある日、爆弾が落ちてきて

 ・ある日、爆弾がおちてきて
 空から女の子が降ってくる話って、何が最初なんだろう?
 「メリー・ポピンズ」かな?
 しかし、その女の子は新型爆弾だった。胸がドキドキすることをするとタイマーが回ってしまう子とデートをすることになった主人公は爆発を食い止められるのか?
 ピカリちゃんのイラストが可愛い!

 ・おおきくなあれ
 「ゴードン症候群」とはなんぞや? と調べたら世界で約50例しか報告のない疾患じゃないか。
 これちょっと違う病気かもと思って読み進める。
 
  身長差30センチ、体重差30キロのカップルですが、このふたりは良いなぁ。
 もう籍いれちゃえよっ!(笑)って、ラストページで「え?!」、と驚かされました。
 こういう作品、大好きです。(笑)

 ・恋する死者の夜

 死者が生者と同じように歩き回っている世界、というと最近では「屍者の帝国」を思い浮かべるが、リビング・デッドものというのは昔から結構ある。
 人間は死んだら何処へ行くのか? というのは永遠のテーマですね。

 ・トトカミじゃ
 百年の伝統を持つ古い中学校の図書館におわします小さな少女の姿をしたカミサマ。
 なんでBL本が好きなんですか(笑)
 図書委員に中で今年のネギサマを務めることになった主人公は、トトカミ様にお願いをする女子たちがいることに気が付く。

 うーん、名作です。うちの本棚にも神棚をつくってお供えをすれば宿っていただけるでしょうか?

 ・出席番号○番
 月本、火浦、水里、木崎、金子、土屋、日渡とネーミングが一巡してますな。
 憑依人格という肉体を持たないが“存在”しているクラスメートというとホラーっぽくなりそうですが、これは青春グラフィティーになってますね。
 良々。ヒッターはメガネっ娘が好きです。

 ・三時間目のまどか
 ここまで甲乙つけがたい良作が続いてきましたが、これが本書1番のお話だと思います。
 愛は運命を変えるんですね~

 ・むかし、爆弾がおちてきて
 時間テーマのSFとしては梶尾真治「美亜へ贈る真珠」に近いモチーフ。
 いやいや、突然駆け落ち相手の孫が登場したらビックリするんじゃね? とヒッターは突っ込みそうになったロマンティック短編でした。


 全体としてとても良かった短編集です。
 ボーイ・ミーツ・ガールという大枠で連載されたということで、巻末にちょっとした解説有り。
 「ある日、爆弾がおちてきて」は『世にも奇妙な物語 2013年 秋の特別編」で実写ドラマ化されたそうで視聴してみた。
 やはり一部ヤバイ部分は変更されているな。
 あの名前は配慮が必要なのだろうか?

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