まるでダメな男の日記

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第1391回 天冥の標(12)

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小川一水 「天冥の標Ⅸ ヒトであるヒトとないヒトと PART1」 

 太陽系人類は滅びていなかったのか。
 西暦2804年1月。二惑星天体連合軍の偵察部隊と接触したカドム・セアキ達。
 だが300年も経ってから星連軍がメニー・メニー・シープを探っていた目的はなんなのか。
 ついに準惑星セレスの地表で墜落したジニ号を発見する。

 明かされる《救世群(プラクティス)》の目的。
 彼らは元の身体に戻りたいだけのだ。向うのは《カルミアン》の故郷、ふたご座ミュー星。
 300年前、「ブラックチェンバー」の少年少女たちの間に子供が生まれ始めた理由。
 それは準惑星セレス南極に降着した《ドロテア・ワット》が1G加速を始めたからだった。
 《救世群(プラクティス)》最終皇帝ミヒロは殖民地メニー・メニー・シープに関わっている暇はないと、《恋人たち(ラバーズ)》のゲルトールトに告げる。
 もっと重大な戦線に力を注がなければならないからだ。
 
 ミスン族の《カルミアン》の女王リリーに連絡をしてきた超(イス)ミスン族の女王もなにやら厄介事を抱えているらしい。
 《海の一統(アンチョークス)》から《不滅の一統(アンチ・エックス)》へと変貌するアクリラ・アウレーリア。

 人類の遺伝子を運ぶ巨大な《方舟》と化した太陽系最大の準惑星セレスを追う、528億8千万5千30隻の星連軍戦略追跡艦隊。
 三つの戦闘艦群。
 小惑星パラスを旗艦とする質量40億トンのシュガーコーン級戦略尽滅艦8千万隻。
 小惑星ジュノーを旗艦とする質量4千万トンのシガレット級前方掃討艦3億7千5百万隻。
 小惑星エウノミアを旗艦とする質量100万トンのキューブ級機動対応艦75億隻。
 それぞれの艦群に質量1万トンの砂糖粒(グレインズ)級小型防空艦が50億隻ずつ加わる。
 三つの補助艦群。
 アントレット級郵便艦100億隻。アッタ級分泌母艦100億隻のそれぞれ砂糖粒(グレインズ)級小型防空艦が50億隻ずつ加わり、艦隊全体にスバル級天文探究艦5千隻が分散している。

 逼塞してメニー・メニー・シープの人類と《救世群(プラクティス)》を守護してきた《ダダー》の副意識流(サブ・トリビュータリ)は、300年ぶりに太陽系人類を護ろうとしてきたもう一つの副意識流(サブ・トリビュータリ)と接触した。
 だが分化した二つの《ダダー》のノルスカインはそれぞれの主張を持ち、この宙域での主意識流(メイン・トリビュータリ)への統合を断念し並存する。
 そして、セレスを追ってきた艦隊はその前方ふたご座ミュー星域で、赤色巨星を操作して戦っている複数戦力の宇宙戦争を観測してしまった。
 減速に入っていたセレスの《救世群(プラクティス)》もその一部と交戦を始めていた。
           天冥の標Ⅸ PART1

  第9部前半ということで、新たな展開になってきました。
 もともとはオムニフロラの脅威に対する共同体制をとるために派遣された《カルミアン》の一群だったはず。ミスチフの思惑とノルルスカインの思惑が交差し、悲劇の連鎖が続いてきた。
 しかしこれは宇宙の各所で起きている事象の一つに過ぎない。
 はやく後半を読みたいものです。

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