第1352回 天海の秘宝
夢枕獏「天海の秘宝 上・下」
病院の待合の時間に読む本を買い置きの山から掘り出して上巻だけ持っていったら読み終えてしまって、家に帰って下巻を読みだす。
「大帝の剣」を今年に入ってから読み終えたばかりなので、武蔵が出てくるのは1年くらい開けたかったな。
徳川家康亡き後も、幕府にその影響力を持ち続けた存在・天海僧正。
その天海は死に際してなにか「秘宝」を隠したという噂があった。そして、その「秘宝」を百年に渡り護り続ける武士がいた。
その名は新免武蔵。
謎の書物「大黒問答」には何が書かれているのか? 二冊の予言書は未来からもたらされたものなのか。
西暦2043年に何が起こるというのか?
読むのはあっという間でしたね。長さも丁度いい塩梅で、無駄に引き延ばしてはいない。
あとがきを読むと獏さんはなにやら達観されたようで、それが小説に影響しているようだ。
ヒッターとしては、昔のワクワクするような熱い小説を書いてほしいのだが・・・
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