まるでダメな男の日記

このブログでは趣味のゲームや読書感想など非生産的な駄文を書き連ねていく予定です。

第1325回 NOVA+ 屍者たちの帝国

Posted by ヒッター7777 on   0 comments   0 trackback

大森 望 責任編集「NOVA+ 屍者たちの帝国」---書き下ろし日本SFコレクション
                 NOVA 12

 NOVAシリーズの通算12冊目となる。本来は「NOVA Vol.6」を読むつもりだったが、旬なのでこちらを読もう。
 「屍者の帝国」のシェアードワールド集です。

 藤井大洋「従卒トム」
 合衆国の内戦(シビル・ウォー)に使われた屍兵。その動く屍体を操る技術を持つ黒人の屍兵遣いは海を渡り、日本にやってきた。
 西郷隆盛率いる薩摩軍の御台場砲台攻略の先兵として雇われた屍兵遣いと四十九体の屍兵。
 だが彼は本物のサムライの実力を知らなかった。

 いや~強いですね、山岡鉄舟さん。鉄をも斬る中西流秘奥義(ナカニシ・スタイル。シークレット・ハンド)・「水鏡(ミラード・ウォーター)」。
 斬り口が鏡のように滑らかなんですね。
 勝海舟さんも良い味を出してます。

 高野史緒「小ネズミと童貞と復活した女」
 すいません、ドフトエフスキーの「白痴」は読んでません(笑)
 え? これ「アルジャーノンに花束を」ネタなんですか? なんか「ドウエル教授の首」も混ざってますが。
 えーと、「キャプテン・フューチャー」が混入されましたが。もう一つ分からないネタがあるな。
 タイレル教授は「ブレードランナー」か。

 ああ、最後に参考文献が書いてあった(笑)
 半分しか判りませんでした。

 仁木稔「神の御名は黙して唱えよ」
 ああ、「にんげんのくに」みたいなのはSFでいいのか。
 屍者制御ソフトウェア(ネクロウェア)があるならば、生者制御ソフトウェア(ビオウェア)とは何か?
 それは「言語」だというのは「虐殺器官」に掛けているのかな。
 まだ続きそうなラストだな。

 北原尚彦「屍者狩り大佐」
 ストレートなパスティーシュ小説ですな。
 謎の“屍虎(デッド・タイガー)”事件にあの有名な人物が絡んでいたとは!
 連作できそうですね。

 津原泰水「エリス、聞えるか?」
 すいません、森鴎外の「舞姫」は読んでません(笑)
 屍者の作曲した曲にはどんな力があるのか?
 途中の黒字の部分が読みたいですね(笑)

 山田正樹「石に漱ぎて滅びなば」
 すいません、夏目漱石の「倫敦塔」は読んでません(笑)
 名作「エイダ」の巨匠登場ですな。
 海軍式カレー誕生の話・・・ではないのですね?

 坂永雄一「ジャングルの物語、その他の物語」
 すいません、アラン・アレクサンダー・ミルンの「熊のプーさん」他は読んだかもしれませんが記憶がありません(笑)
 屍者技術が発展変容した二十世紀の物語。
 なるほど、こういう使われ方をするというのは想像できますね。宇宙開発にはもってこいですよね。

 宮部みゆき「海神の裔」
 トムさんの生前の名前はなんだったのだろうと、変なところに気がなるヒッターでした。

 円城塔「特別インタビュー『屍者の帝国』を完成させて」
 なるほど、『屍者の帝国』には伊藤計劃さんの初期のプロット表があったのですね。
 かなり執筆に苦労したことが伺えるインタビューでした。


 さて、「伊藤計劃トリビュート」と同じように、たいへん面白いアンソロジーになっています。
 シェアード・ワールドとしてもっといろんな作家が参加してくれると良いのですが、「NOVA」シリーズはまた別のテーマでもやって欲しいな。
 まだ第1シリーズの6~10巻と前巻を読んでいないので消化しなきゃ。
 

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