まるでダメな男の日記

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第1305回 天冥の標(9)

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小川一水 「天冥の標Ⅶ 新世界ハーブC」

 西暦2502年12月29日。太陽系全体の赤外線放出量は21世紀のレベルに戻った。
 準惑星セレスに墜落した系外恒星間有人探査船ジニ号と《恋人たち(ラバーズ)》のシェパード号。かろうじて生き延びた甲板長(ボースン)・アイネイア・セアキ、艦長(キャプテン)オラニエ・アウレーリアらは、《斥候(スカウト)》の仲間の手助けでセレス・北極シティの地下400mにあるシェルター「ブラックチェンバー」に避難した。
 そこには5万5千人以上の《未染舎(プリキャッチ)》の10歳から18歳の男女が収容されていた。
 母ジェズベルの残した秘密プログラムで、MHD社の全ロボットへの最優先命令権を得たアイネイアは、9人の仲間と共に生存への道を模索する。
 しかし、5千人が1年間生き延びるために作られた「ブラックチェンバー」に10倍以上の人間が詰め込まれ、管理監督する大人は全て死に絶え、救助が来る見込みはない。
 《救世群(プラクティス)》を恐れた太陽系全域からすべての通信が途絶えた。

 西暦2503年5月24日。幾多の騒乱を経て1万9千人まで減った少年少女たちは統治機構《O.E.B.》を発足させる。
 あまりに重い責任を負い、手を汚してきた《斥候(スカウト)》たちは、絶大な権力を握りながらも疲れ果てていた。徐々に信頼し合っていた9人の関係は冷えていく。

 西暦2503年12月。セレス・北極シティの核融合炉の停止と共に、電力は「ブラックチェンバー」の気温維持にしか回せなくなった。核融合炉再起動にため偵察隊を地上に送り出すが、《救世群(プラクティス)》の本隊がセレスの近くにいることを知る。

 西暦2504年4月。「ブラックチェンバー」で最初の赤ん坊が生まれ、一気に7百人の新生児を迎えた《O.E.B.》は「セックス禁止令」を出した。低重力では妊娠しないはずなのだが、セレスの重力が増したため妊娠する女子が増えたのだ。
 食糧と電力に限りのある現状でローティーンへの性教育から初めざるを得なく、巡回監視と密告が奨励された。 

 西暦2505年5月15日。ついに《救世群(プラクティス)》の偵察隊が「ブラックチェンバー」に侵攻。
 分裂した《尖兵(スカウト)》のサンドラ派は《O.E.B.》にクーデターを起こし、《議会(スカウト)》を設立して危機に対抗する。


 あああ、やっと第1巻に繋がった。そういう事だったのね。
 この7巻にはこの後の数十年の話が書かれていますが、これで年代記の輪(リング)が一巡しました。
 ということは8巻から新展開ということですね?
 1巻の続きが非常に気になっています。楽しみ(^^)
                 天冥の標Ⅶ

 

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