第1927回 緋沙子さんには、9つの秘密がある
清水晴木「緋沙子さんには、9つの秘密がある」 Hisako has Nine Secrets
高校2年の6月に転校してきた少女・佐治緋沙子の挨拶は「私と誰も仲良くしないでください。」だった。
なりゆきで学級委員長をやらされている三橋由宇は、担任から緋沙子の秘密の一つを聞かされる。
クラスの女王を敵に回して一歩も引かない緋沙子さんに憧れを感じた由宇は、いつしか彼女の秘密をいくつも発見していく。
緋沙子さんの前では楽しくなるようなことをしてはいけないのだ。
クラスメートには内緒で緋沙子さんと接触を深めていく由宇に、緋沙子さんは由宇が自分でも気が付いていなかった事実を指摘してきた。
由宇が緋沙子さんと過ごしたった4ヶ月の物語。
由宇は緋沙子さんの秘密を8つ知った。
緋沙子さんが由宇に残していったものは?
こういう切ない物語はあまり大人になってから読むものではありません。
ヒッターのあまり楽しくない学生生活を思い出します。
心が痛みます。
まあ、年に一回は読んでもいいかな。
中高生には読んでもらいたい。
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