まるでダメな男の日記

このブログでは趣味のゲームや読書感想など非生産的な駄文を書き連ねていく予定です。

第1888回 エコープラクシア (下)

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ピーター・ ワッツ 「エコープラクシア 反響動作(上)」 ECHOPRAXIA and THE COLONEL

 いまだに有人宇宙船〈テーセウス〉のテレマター・ドライブへエネルギーを送り続けている〈イカロス衛生網〉。
 メインエンジンを囮として地球からの追撃を振り切った宇宙船《茨の冠》は、エネルギー補給とエンジン組立のため〈イカロス〉に立ち寄った。
 しかし〈イカロス〉内部で発見された異性体〈ポルティア〉は知性体なのか?それとも人類の行動を模倣しているだけなのか。
 明らかに人類を大きく凌駕する高度な技術を思わせる〈ポルティア〉は、宇宙船〈テーセウス〉を知っている。
 はたして《両球派》はこの存在を予知して〈イカロス〉にやって来たのか?

 獲物(Play) 承前
 猛獣(Predator)
 預言者(Prophet)
 後記(PostScript)
 の4章
                エコープラクシア 下
 前作「ブラインドサイト」と同様にこの作品の設定の緻密さがすごい。
 「心理作戦と意識の不具合」
 「アンデッドのアップデート」
 「ポルティア」
 「適応的妄想システム」
 「そして《両球派》のあり方」
 「神とデジタル宇宙」
 「その他の背景」
 参考文献140冊
 本文の背景としてこちらを先に読んだほうがいいよな。

 この宇宙が超巨大なコンピュータのシミュレーションなら、物理法則に反した〈奇跡(バグ)〉を起こす《神》は《ウィルス》ではないのか。
 《神》の存在を確信している《両球派》は、《神》=《ウィルス》を駆逐しようとしているのか。
 太陽へ落ちていくイカロス〉と崩壊する地球文明の中で、ダニエル・ブリュクスの中に潜むモノは何をしようとしているのか。
 これ、まだ続きそうだな。

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