まるでダメな男の日記

このブログでは趣味のゲームや読書感想など非生産的な駄文を書き連ねていく予定です。

第725回 蔵書管理2014年2月

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蔵書管理 2014.02

 月イチの個人ネタ。単なるメモである。2月に読んだ本をチェックする。
 ACCCESSデータベースに登録した蔵書は2014年2月28日で 21,328冊(先月増+42冊)となった。
 今月は日数が少ないが先月より2冊増であった。

 内訳は
 小説  6,702冊
 コミックス 14,187冊
 エッセイ、NF他 439冊 である。

・3月の予定
 
 厚めの本がかなり溜まっている。
 下のネタのダン・シモンズの「イリアム」、「オリンポス」を買ってからかなり経つので、そろそろ読まねば。
 ペリーローダン翻訳版の読み進めとシリーズものの消化。

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 昔読んだ本ネタ 第7回

 ダン・シモンズ 「ハイペリオン四部作」
 28世紀、人類の地球脱出後から約800年が経過し、人類はテラフォーミング技術によってさまざまな惑星に進出、移住した。
 200以上の植民星は「転移ゲート」と呼ばれるネットによって結び付けられ、「テクノコア」という新たな独立A.I.知性体群によって管理されていた。
 ワールドウェブの技術を管理する「テクノコア」は、その超演算能力により数世紀先の未来まで予測することが可能で、「人類の連邦」繁栄の基盤となっていた。
 だが、「テクノコア」にも予測できない不確定要素を持ち、それを理由として連邦への併合を拒んできた辺境惑星「ハイペリオン」があった。
 時間を逆転させる力「抗エントロピー場」を持ち、未来から過去に向かって時間を遡行する存在として知られる「時間の墓標」。
 その場所は時を超越する殺戮者「シュライク」を封じこめていると言われ、シュライク教団により守られていた。
 しかし、「時間の墓標」に何らかの異変が起き、時を同じくして宇宙の蛮族・アウスターがハイペリオンへ大挙侵攻を開始する。
 連邦はアウスターよりも早く「時間の墓標」の謎を解明するため、7人の男女を”巡礼”としてハイペリオンへ送りだした。

 第1部「ハイペリオン」Hyperion
 1990年ヒューゴー賞、ローカス賞受賞。1995年第26回星雲賞海外長編賞受賞
ハイペリオン

 7人の巡礼が「時間の墓標」へ向かう旅の中で、それぞれが自らの物語を語る。
 司祭の物語、兵士の物語、詩人の物語、学者の物語、探偵の物語、領事の物語。
 この物語を通して様々な謎が浮かび上がる導入部ですね。

 第2部「ハイペリオンの没落」The Fall of Hyperion
  1991年ローカス賞受賞。1992年イギリスSF協会賞受賞。1996年第27回星雲賞海外長編賞受賞
ハイペリオンの没落

 「時間の墓標」に到達した巡礼たち。彼らのその後が語られる。
 人類の連邦とアウスター、さらにテクノコアとの抗争が浮き彫りになっていく。
 果たして圧倒的な時空間跳躍能力と戦闘能力を持つ殺戮者「シュライク」とは何者なのか?

 第3部「エンディミオン」Endymion
エンディミオン

 連邦の崩壊から300年が経過する。人類はカトリック教会を主体とする「パクス」の神権政治のもとに統べられていた。
 惑星ハイペリオンの青年エンディミオンはパクス法廷により冤罪にかけられる。処刑される寸前、彼を助けたのはかつて「時間の墓標」へ巡礼した詩人サイリーナスだった。
 サイリーナスは、まもなく開く「時間の墓標」から現われる救世主アイネイアーを守ってほしいと依頼してくる。
 かつての巡礼の一人、女探偵レイミアの一人娘アイネイアーは「パクス」の支配を脅かす存在だった。

 第4部「エンディミオンの覚醒」The Rise of Endymion
 1998年ローカス賞受賞
エンディミオンの覚醒

 エンディミオンは、少女アイネイアーとアンドロイドのベティックとともに星から星へと宇宙をめぐり、ついに人類の故郷・地球にたどりついた。
 「パクス」は、大天使型戦艦の機動艦隊を非キリスト教徒であるアウスター討伐に送りだす。
 さらに「テクノコア」の恐るべき手先たちが、次第に救世主としての本質をあらわし始めるアイネイアー追跡を再開する。
 そしてついにハイペリオンの「時間の墓標」と、殺戮者シュライクの謎が明かされるとき、アイネイアーの運命は!


 この作品に登場する樹木を基礎とした宇宙航行技術がすごい。
 乗組員は胸に十字型の寄生体を貼り付け、加速により肉体はぐちゃぐちゃに潰れて死んでしまうが目的地で”復活”するという、これ、SFなの?というムチャクチャな星間航法をやってくれます。
 慣性中和装置を開発してください!
 各編が上下巻で読むのが大変だったなあ。
 でも、読後の達成感とカタルシスは半端ではなかった名作SFです。
 

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第724回 天と地の守り人 第2部

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上橋 菜穂子「天と地の守り人 第2部 カンバル王国編」
天と地の守り人〈第2部〉カンバル王国編

 厳寒の冬の最中、《ロタ王国》から国境を越えて《カンバル王国》へ入るが《タルシュ帝国》の追っ手は執拗だった。
 そしてバルサに右目を切り裂かれた猟犬(カシャル)のシハナも二人を追っていた。

 《ロタ王国》は《タルシュ帝国》の策謀によって、北の領主たちと南の領主連合による内戦の危機にある。
 病に伏しているロタ王に代わり執政をしている王弟イーハンは、対等な条件での《カンバル王国》との同盟を望み、チャグムに交渉を頼んだ。
 だが、カンバル王の側近に、《タルシュ帝国》第一王子ハザール派の内通者がいることをチャグムは知っている。

 王城に近づいたチャグムはそこが<ナユグ>の影響を強く受けていることに気づく。
 バルサも王城の地下は<山の王>に通ずることを知っていたが、<槍の舞>の秘儀についてはチャグムにも言うことはできなかった。

 《新ヨゴ皇国》では星読博士のシュガが、国のあるべき姿を守るために《タルシュ帝国》第ニ王子ラウル派に付こうと悩んでいた。
 星読博士の務めは帝を守るものではない。国を護るためのものだ。そのためには戦さを辞さない今上を弑しても、と決心を固める。
 だが、師である聖導師トナンは後継者を決めぬまま急逝してしまった。

 草兵(使い捨ての兵)として前線にいたタンダは、異能者の少年コチャとアスラが同じように《新ヨゴ皇国》の光扇京で異様な気配に接したこと、南から<ナユグ>の流れに乗ってきたモノが青霧山脈を越えて《カンバル王国》へ向かったことからある考えに達する。
 《カンバル王国》でも <山の王の民>が<ノユーク>の精霊たちが「婚礼の舞」をしていることに気づいていた。そしてティティ・ラン(オコジョを駆る狩人)たちは姿を消す。
 <山の王の民>の長老は言い伝えで<ノユーク>の春に何が起こるか、忘れてはいなかった。
 もし<山の王>の婚礼が始まれば、雪解けの春には大災害が起こる。王城の真下のある<山の王>の宮殿を発震源に青霧山脈の万年雪が溶け、南に突き抜けて《新ヨゴ皇国》へ災害は広がるだろう。

 《カンバル王国》の内通者に囚われたバルサとチャグムは、既にカンバル王も《ロタ王国》の内乱に加担する腹積もりである事を知る。
 しかし、チャグムの語る情報は内通者に一抹の疑問を与えた。《ロタ王国》の南部領主連合の後ろに付いているのは、北への兵権を持たないハザール王子派なのだ。
 猟犬(カシャル)の手でかろうじて脱出した二人は、<山の王の民>の元を訪れる。

 《タルシュ帝国》の皇帝は病床についていた。皇帝の右腕たる<太陽宰相>アイオルはタルシュ皇帝が最初に征服した枝国の王子であった。
 皇帝に拝謁した第一王子ハザールと第二王子ラウル、そしてそれぞれの補佐をする宰相たち。
 ラウル王子は《サンガル王国》を足場に《新ヨゴ皇国》に攻め入る計画を。
 ハザール王子は《ロタ王国》の内乱と《カンバル王国》への揺さぶりを持って、北の大陸侵攻の計画を報告する。
 北への兵権を持つラウル王子は《ロタ王国》の内乱への兵力分散を拒否し、全兵力を《新ヨゴ皇国》へ向ける。
 二人の王子を子供の頃から見てきたアイオルは、二人の性格の差もあるが、付いている宰相の差がこの先の帝位継承を左右すると読む。
 他国を征服して力を増してきた《タルシュ帝国》は、征服した後の枝国の人民のことを考えなければいずれ破綻する。
 アイオルが思い出すのはラウル王子の下で頭角を現して来た男、ターク(鷹)のヒュウゴだった。あの男がラウル王子の右腕となれば、第二王子に未来は開けるだろう、と。

 ついにカンバル王と<王の槍>たちの会議へ現れるチャグム皇太子と<槍の舞い手>バルサ。
 《カンバル-ロタ連合》は成功するのか?


 さあ、戦乱と天災が迫る《新ヨゴ皇国》の運命はどうなるのだろうか。
 最終巻を読もう。

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第723回 大宇宙を継ぐ者(15)

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 ペリー・ローダン

 今月は10冊程読もうとしたが、半分しか読めなかったな。
 この900~1100話台の情報は昔から少なかった。ちょっとずつ、まとめていこう。

 [900話まで]
 数千万年前、いや数億年前から宇宙に生命と知性の芽を蒔いていた播種船と<大群>。
 《物質の泉》の彼岸の存在から委託を受けた<強者>たちは、永劫に続く使命に倦み疲れ離散した。
 <大群>を建造した多くの種族連合も退化し、数百万年前まで活力を残しているのはルーワー種族だけだった。
 ルーワー種族は《物質の泉》の彼岸の存在を恐れ、新たな<強者>たち、バルディオクらが召喚される情報を元に会合地点を襲った。
 《物質の泉》の彼岸へ移動する”目”をルーワー種族に奪われたロボット・ライレは、その孤独からバルディオクと共に<強者>の同盟を裏切る。
 そして今、超空間に隠された播種船《パン=タウ=ラ》の主司令室で、遂にペリー・ローダンと相まみえる。

 Nr.901~910
 451巻「少女とルーワー」
 452巻「ムルコンの城」
 453巻「消えた女王ドラニア」
 454巻「宇宙の子供たち」
 455巻「クリンの罠」

Nr901.jpg

 太陽系に侵攻したルーワー艦隊は火星に前線基地を設置し、テラナーとの交渉に入る。
 数百万年前、”目”を隠した惑星に急激に進化した住民・テラナーは一筋縄ではいかない。
 LFT(自由テラナー同盟)首席のジュリアン・ティフラーは、”目”は奪われて捜索中だと言うが、二重思考者ルーワーは信用しない。
 両者とも平和的解決を望むのだが、メンタリティの違う両種族は互いのことを理解しないと交渉が進まないと考えていた。
 ”目”を発見したという報告を発信したルーワーの<塔守>は、それを入手しないうちに”泉”を発見したという<泉のマスター>が到着するのを恐れていた。
 
 隠されていた”目”を強奪したガイア人ミュータント、ボイト・マルゴルは徐々に”目”の使い方を習熟していく。
 そして自由テラナー同盟とルーワーたちの反目を煽るべく、二重思考を身に付けてルーワーの大使となった少女を拉致していた。

 数百万年の間、特別な《物質の泉》を探し続けているルーワー捜索艦隊の<泉のマスター>パンカ=スクリンは遂に目標を探し当てた。
 しかし、該当宙域周辺には<強者>の城があるはずだが見つけられない。
 祖先がある銀河に隠した”目”は不完全体だと判っている。<宇宙城>にあるはずの欠けているパーツが必要なのだ。
 しかし、一度、探知不能の<宇宙城>に近づいたパンカ=スクリンはに追跡者に攻撃を受けて拉致される。
 連行されたのは、かつて<七強者>の一人ムルコンの<宇宙城>だった。
 放浪種族ツァフールを<宇宙城>の客として住まわせていたムルコンは、裏切りによって殺されたか追放されたようだ。
 パンカ=スクリンはただ一人、<宇宙城>で”鍵”を探索する。

 ロボット・ライレは超空間に播種船《パン=タウ=ラ》を隠し、ヴィンガー種族を操ってアルグストゲルマート銀河を支配し、同時に”目”の探索を行ってきた。
 ライレがローダンたちと同行し、”目”の探索を続けるには2つの問題を解決する必要がある。
 数百万年の間、操ってきたヴィンガー種族社会の緩やかな開放。これには神官として権力を握ってきたドプラー氏族の抵抗があるだろう。
 そして《パン=タウ=ラ》の超空間部分を支配していた好戦的なアンスク種族と、バイオフィア生命体の脅威を取り除かねばならない。
 
 ローダンたちテラナーも超長距離世代宇宙船《ソル》をソラナーたちに引き渡すという問題を抱えていた。
 アフィリーに支配された地球(テラ)を追放されて45年。《ソル》内で生まれたソラナーは独立を望み、地球が再発見されたいま、目的は果たされたと《ソル》の譲渡を迫る。
 《エデンⅡ》のコンセプトたちに続いて、ソラナーたちも人類から離反していくのか。

 超越知性体Es(それ)は救難信号を発し消息不明となる。コンセプトの中でメッセージを受け取ったのはエルンスト=エラートの二重コンセプトだけだった。
 何者かを救出に向かったEs(それ)は罠にかけられたらしく、消滅しかかっているという。
 二重コンセプトは単独で《エデンⅡ》を旅立つ。

 ローダンは《物質の泉》の彼岸の存在が<コスモクラート>と呼ばれることを知り、その存在とコンタクトを取るには<七強者>の<宇宙城>の”鍵”が必要だと知る。
 《パン=タウ=ラ》を完全に次元の中間ゾーンに封印したローダンとライレは、銀河間長距離飛行用母艦《バジス》で7つの<宇宙城>探索に旅だった。
 (「ドラゴンボール」の6年前に書かれているのでパクリではない^^;)

 来月も5冊くらい読めるかな。
宇宙英雄ローダン・シリーズ 451宇宙英雄ローダン・シリーズ 452宇宙英雄ローダン・シリーズ 453宇宙英雄ローダン・シリーズ 454宇宙英雄ローダン・シリーズ 455



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第722回 地獄の沙汰も君次第

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アニメ「鬼灯の冷徹」のOP曲「地獄の沙汰も君次第」が頭にこびりついて離れないのでCDを買ってくる。
  地獄の沙汰も君次第(初回限定盤)
 うーむ、余計にこびりついてしまった(笑)。
 地獄は272の部署に分かれているのだが、CD音源だとキャラがしっかり歌い分けているのがわかる。
 ipodが手放せない。

 まあ、これは消されないだろう
 鬼灯の冷徹OP「地獄の沙汰も君次第」FULI
「地獄の沙汰も君次第」フルを1人で全員分歌ってみようとした

 抜粋
 ここは地獄!地獄!楽しい地獄!
 地獄、じご、じご、地獄だよ~!!

 等活(とうかつ) 黒縄(こくじょう) 衆合(しゅうごう) 叫喚(きょうかん)
 大叫喚(だいきょうかん) 焦熱(しょうねつ)に 大焦熱(だいしょうねつ) 阿鼻(あび)!
 不喜処(ふきしょ)に 瓮熟処(おうじゅくしょ) 如飛虫堕処(にょしゅちゅうだーしょ)
 受苦無有数量処(じゅくむうすうりょうしょ) 屎泥処(しでいしょ)に 刀輪処(とうりんしょ)
 多苦処(だくしょ)に 闇冥処(あんみゅうしょ)に 極苦処(ごくくしょ)

 頞部陀(あぶだ) 刺部陀(にらぶだ)
 頞听陀(あただ) 臛臛婆(かかば) 虎々婆(ここば) 嗢鉢羅(うばら)に
 鉢特摩(はどま)に 摩訶鉢特摩(まかはどま)
 衆病処(しゅうびょうしょ)ったら 雨鉄処(うてつしょ)ったら
 悪杖処(あくじょうしょ) 黒色鼠狼処(こくしょくそうろうしょ)
 針山、血の池、まだまだ色々!
 
 (ここまでで31か・・・)

 異異回転処(いいかいてんしょ)に 苦逼処(くひつしょ)
 鉢頭麻鬢処(はつずままんしょ)に 陂池処(ひちしょ)ったら

 空中受苦処(くうちゅうじゅくしょ)に 等喚受苦処(とうかんじゅくしょ)
 旃荼処(せんだしょ)に 畏熟処(いじゅしょ)に 大量受苦悩処(たいりょうじゅくのうしょ)

 割刳処(かっこしょ)、脈脈断処(みゃくみゃくだんしょ)、悪見処(あっけんしょ)、
 団処(だんしょ)、多苦悩処(たくのうしょ)、忍苦処(にんくしょ)、
 朱誅朱誅処(しゅちゅうしゅちゅうしょ)、(へい!) 何何奚処(かかけいしょ)、

 涙火出処(るいかしゅっしょ)、一切根滅処(いっさいこんめつしょ)、
 無彼岸受苦処(むひがんじゅくしょ)、鉢頭摩処(はちずましょ)
 
 (51・・・)

 大鉢頭摩処(だいはちずましょ)に 火盆処(かぼんしょ)、
 鉄末火処(てつまっかしょ)、大吼処(だいこうしょ)、
 普声処(ふせいしょ)に 髪火流(はっかりゆうしょ)、
 火末虫(かまつちゅうしょ)、熱鉄火杵処(ねつてっかしょしょ)、
 有煙火林処(うえんかりんしょ)、殺殺処(さつさつしょ)、
 鉄林曠野処(てつりんこうやしょ)、普闇処(ふあんしょ)、
 閻魔羅遮曠野処(えんまらしゃやくこうやしょ)に 剣林処(けんりんしょ)、 (はい!)
 大剣林処(たいけんりんしょ)、芭蕉烟林処(ばしょうえんりんしょ)、
 有煙火林処(うえんかりんしょ)、雲火霧処(うんかむしょ)、分別苦処(ふんべつくしょ)

 って、しょ!しょ!しょ!しょ!しょ!しょ!しょ!しょ!
 地獄は地獄は地獄は地獄はあるかもあるかもあるかもあるかも

 歌詞の中では70地獄の紹介でした(笑)

 八大地獄+八寒地獄にそれぞれ十六小地獄があって、大叫喚地獄(嘘つきの落ちる地獄)だけは十八小地獄なら274ではないのか?
 ちなみに追加された二つの地獄は「不当な徴税をした王」と「賄賂を受け取った権力者」が落ちる地獄である。

 ↓これはFULLで踊りきってもらいたい!

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第721回 天と地の守り人 第1部

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上橋 菜穂子「天と地の守り人 第1部 ロタ王国編」
天と地の守り人〈第1部〉ロタ王国編

 《タルシュ帝国》と《サンガル王国》が手を組み、《新ヨゴ皇国》が鎖国を宣言してから1年半。
 バルサは《新ヨゴ皇国》の中に戻りたい商人たちや、逆に脱出して故国へ戻りたい者たちの手引きを請け負っていた。
 《新ヨゴ皇国》ではチャグム皇太子が帰還中に薨去し、国を挙げて葬儀を行った。
 バルサはそれを信じたくなかったが、ある日、バルサを探していた新ヨゴ海軍の海士が<王の盾>ジンからの書簡を持ってくる。
 チャグムの運命はバルサに掛かっている。バルサは《ロタ王国》へ探索の旅に出る。

 タンダとトロガイは世界で起こっている異変に気がついていた。
 精霊の世界(ナユグ)に訪れた春が現実の世界(サグ)に影響を与え、生態系が乱れている。
 タンダの元を訪れたチキサとアスラは聖なる世界(ノユーク)の瑠璃色の水の中を、南から北へ向かって<聖なるもの>が泳いでいったと告げた。

 星読博士シュガは命懸けの進言で王宮に潜む《タルシュ帝国》の内通者をおびき出す。
 しかし、シュガにも高位の立場びある内通者にも、戦争をすれば《タルシュ帝国》に敵わないのは一目瞭然であった。
 《タルシュ帝国》第二王子ラウルに組みしている内通者も《新ヨゴ皇国》の良き未来を見つめている。
 《ロタ王国》には《タルシュ帝国》第一王子ハザールの手が伸びている。南部の大領主たちを取り込み、ロタ王もいつ寝首を掻かれるか判らない。
 《ロタ王国》との同盟を望んでいたチャグムに希望はあるのか、シュガには判らなかった。

 チャグムの消息を追うバルサは《ロタ王国》の港町ツーラムで遂に手掛かりを掴む。
 チャグムはツーラムの大領主の館へ向かったらしい。だが、領主はハザール王子と繋がりを持っていた。探りを入れたバルサは一服盛られて襲われるが、バルサを救ったのはターク(鷹)のヒュウゴだった。
 ツーラムにいる《タルシュ帝国》の密偵は、ハザール王子派とラウル王子派で足の引っ張り合いをしているらしい。
 ロタの猟犬(カシャル)の襲撃を受けて脱出するバルサとヒュウゴ。ロタ王も黙って南部の反乱を許す気はないらしい。

 脱出時に傷ついたヒュウゴは、バルサにチャグム皇太子を《カンバル王国》へ向かわせろと言う。
 《カンバル王国》と《ロタ王国》北部の氏族が手を組めば、南部の大領主連合に対抗できる。それはハザール王子派の力を削ぐことになり、ラウル王子派のヒュウゴの利となる。
 そしてヒュウゴは《タルシュ帝国》の北の大陸への侵攻を、どこかで断ち切るべきだと考えていた。
 
 猟犬(カシャル)の手を借りてツーラムを脱出したチャグムは、王弟イーハンの居城ジタンへ向かう。
 しかしチャグムはツーラムの領主の館で、見てはならないカンバル人の顔を見てしまった。ハザール王子派の手は既に《カンバル王国》へも伸びている。
 ヒュウゴから暗殺者がチャグムを追っていると知らされたバルサはチャグムの後を追う。

 一方、タンダも末の弟の代わりに《新ヨゴ皇国》軍の徴兵で戦場に刈り出されていた。
 そこでタンダはアスラと同じように<ナユグ>を見ることができる異能者・コチャと出会う。異変を予知する少年は<群れの警告者(オ・チャル)>なのか?


 さて、物語は終盤に向けて動き出しました。
 各国の各勢力の思惑の中で、今までの物語が絡み合いながら収束していく気配を感じます。
 バルサとチャグムが最初に会ってから5年の月日が経ち、チャグムの背はバルサより高くなってしまいました。
 続いて第2部を読もう。

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第720回 孔雀王 戦国転生

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荻野真「孔雀王 戦国転生」第1巻

孔雀王~戦国転生~ 1

 第252回で「孔雀王ライジング」1巻を紹介したが、その後の巻を買っていなかったので本屋さんで探すと3巻まで出ていた。
 そのとなりにあったのだが、いつの間に出たのだろう。昨年末か・・・、チェック不足だった。

 「孔雀王ライジング」とは違い、本編の続編のような感じだな。
 ちょっとオッサンになった孔雀と信長、秀吉、家康のカルテットVS阿修羅ちゃんですか。王仁丸も出してくれないかな。
 それよりも「怨霊侍」の続編は描かないのか?

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第719回 テラフォーマーズ アニメ化

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アニメ「テラフォーマーズ」

 第198回第626回で紹介した「テラフォーマーズ」
じょうじ

 ついに「TVアニメ&OVA化」のダブルアニメ化が決定したテラフォーマーズ。
 詳しい発表はまだだが、この時期に発表だと早くて10月からかな?

 

 グロテスクさで「進撃の巨人」と人気を2分した感のあるコミックス。
 アニメ放映時点ではどこまで話が進んでいるかな?

 ところでTVアニメ化とOVA化ってどういう意味だろうか?

 ネタバレが含まれています。

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第718回 まろうどエマノン

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梶尾真治 「まろうどエマノン」

 旧版の「かりそめエマノン」、「まろうどエマノン」の合本。
まろうどエマノン

 ・かりそめエマノン
 第66回で紹介したコミック「さすらいエマノン」の原作の一部となった中編。

 荏口拓麻は孤児であった。昭和26年、2,3歳の時に記憶のない状態で発見され、名前は孤児院の園長が付けてくれた。
 子供のいない荏口夫婦の養子となり健やかに過ごしたが、彼は完全記憶能力と不可思議な予知能力お持っていた。
 しかし、彼には公園のベンチで発見される前の記憶は無く、おぼろげに誰か女の子の手をしっかりと握り締めていた事だけは覚えている。
 中学生になった拓麻は預けられた愛童園を訪ね、自分は双子の姉か妹と一緒に発見されたことを知る。
 だが、その女児は再び行方不明となり、自分だけがこの施設に預けられたのだという。

 高校生になり煙草を覚えた拓麻は、それがなんでも記憶してしまう自分の能力を鈍らせてくれるようで手放せなくなっていた。
 拓麻は常人離れした運動能力と知力を隠し、ただひとりの友人と共に株式投資による金儲けを企む。
 高校生なので知り合った証券会社の女性を通し、卓越した分析力で儲けを増やしていく。
 昭和42年、目標とした300万円が溜まった時、拓麻は株をすべて現金化して調査会社に自分の過去の調査依頼をした。
 養ってくれている両親に迷惑を掛けたくなかったのだ。しかし、調査は不首尾に終わった。

 失意の拓麻に友人が知らせを持ってくる。証券会社の女性が旅行に出たときに、フェリーの中で琢磨にそっくりな女性を見かけたという。
 年頃も顔のそばかすも同じ少女は、フェリーから下船してから見失ったらしい。
 琢磨が子供の頃から目の端に映る赤い点。いつも違う方向をゆらゆらと動いている点が輝きを増しているように思える。
 彼女が双子の妹なのだろうか。この赤い点に見えるのは生体コンパスなのだろうか。
 拓麻は自分の生体コンパスを頼りにバイクを走らせる。
 そして出会った少女は・・・

 エマノンとの出会いで発火能力を発動させる拓麻。
 自分の名前の入ったジッポを渡し、拓麻はエマノンと別れる。

 二人が生まれる一年前に落下した隕石の謎。
 一世代に一人しか子供を産まないエマノンに、何故、当世代に二卵性双生児が生まれたのか?
 拓麻はそれから数十年悩み続けた。自殺しようと手首を切っても治ってしまう。青酸カリを飲んでも吸収されずに吐き出してしまう。
 不死身に等しい拓麻は何のために存在するのか?

 ・まろうどエマノン
 1969年夏、アポロ11号が月面に降り立った日。
 10歳の夏休みに曾祖母の家に来た直樹はエマノンと出会う。
 その町には「白比丘尼」という、歳をとらない比丘尼の伝説と、”ましら”と呼ばれる物の怪の伝説があった。
 その地域一体に数年から数十年ごとに現れる”光の輪”。
 過去からその輪を通ってやって来る、様々な時代の生物を送り返す”ましら”の一族とエマノン。
 イノシシ捕りの罠で怪我をした”ましら”の代わりを直樹が務めることになる。
 ”ましら”はかつて”光の輪”をくぐってやって来て帰れなくなった者だった。
 エマノンはかつで人間でなかった頃、この輪をくぐってしまい、”ましら”たちに送り返されたことがあると言う。
 それからは時々、ここへ来て手伝っているのだと直樹に話す。自分は”まろうど”であり稀人なのだと。
 
 エマノンがここへ来たのは、新たな”光の輪”の出現を”ましら”が予知したから。
 そして今回の”光の輪”から現れたのは、直樹によく似た日本人の幼い少女だった。
 記憶を僅かに失っている少女を、二度目の”光の輪”の出現時に送り返さなければならない。
 徐々に記憶を取り戻す少女の言った意外な事実とは?

 中編の方が読み応えがあるな。
 次巻は短編集。

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第717回 バンシィ(16)

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バンシィ(16)

 当初の予定から大幅に遅れてやっと完成。
 「小説版ユニコーンガンダム2号機バンシィ Ver.ka 最終決戦仕様」

 なんか設計がおかしいのかうまくはまらない部品があったり、デカールが多すぎたりで、途中、かなりモチベーションが下がった。
 製作に不満が残ったが、素人モデラーの練習台ということでお茶を濁す。

 いちおう、写真は撮ったのだがスタンドを買うのを忘れていたのであまりポーズをとらせられない。

 サイコフレームを見えるようにすると壊れそうなので出せない(笑)
BNS001.jpg

 背面
BNS002.jpg

 シールドを持たせるとバランスが悪く倒れてしまうな。
BNS003.jpg

 次はもっと作るのが楽なやつにしよう。

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第716回 天使は結果オーライ

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野尻抱介 ロケットガール・シリーズ 2「天使は結果オーライ」 Rocket Girl 2

   天使は結果オーライ

 第620回の続き。
 
 アニメはこの2巻までを編集して作ったようだ。
 SSA(ソロモン宇宙協会)に3人目の宇宙飛行士(アストロノーツ)誕生!
 近所のレンタルショップでDVDの存在を確認しているので、今度観てみよう。

 本作の初出が1996年だから「現代用語の基礎知識」、「知恵蔵」などの電子メディアは、まだ、CD版だったのね。
 DVDっていつ頃からあったんだっけ?
 そうか、この前年は「新世紀エヴァンゲリオン」をやってた年だったか。NASA職員も観てたのか(笑)

 この作品の最大の発明は厚さ2mmの宇宙服、スキンタイトスーツだろう。肌に密着しながら真空断熱保温を行い、汗などを吸収する関節自由度の高い宇宙服がなければ彼女たちの活躍(ほぼ体のラインあらわな姿)は見られなかっただろう。
 通常の宇宙服ってものを握るだけで30kgの握力が要るのか。分厚い手袋だからなぁ。感触もないだろうし、工具を離したらどこへ漂っていくかわからないから、ずっと握っていなきゃならないし大変ですね。
 しかし、恐るべし森の精霊の魔力! アポロ13方式で大気圏突入し、2回続けてピンポイントで女子高プールヘ着水させるとは!
 3巻目を早く出してください、早川書房さん!

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第715回 ARIEL(3)

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笹本祐一 「ARIEL 完全版04」

ARIEL 04

 旧ソノラマ文庫版の7、8巻+書き下ろし短篇。

 第17話 新たなる侵略者
 第23話 新たなる侵略者
 第24話 我が友、宇宙人
 第25話 プロジェクトH
 第26話 地球防衛軍の逆襲
 第27話 エリアル最後の日
 第28話 女子高生の危険な温泉旅行


 侵略会社ゲドーの戦艦オルクスが結婚式場急襲に行ってる間に再侵攻してきた宇宙海賊。
 対するは地球防衛軍(女子高生4名)。
 地球防衛のため日本国外へ出てもいいのか? ARIELさん(笑)

 質量200tのギガトン級水爆を4基装備したARIELですが、宇宙空間での戦闘用に作られた重巡洋艦に対して外部から水爆をぶつけて有効性があるのかという問題は、中に持ち込んで起爆させるということで解決ですね。
 広島型原子爆弾の2千倍×4発を内部で爆発させても動く艦とは宇宙人の科学力おそるべし。

 さて、ハウザーの戦艦オルクスがやっと戻ってきましたが、侵略会社がちまちまと戦力を小出しにしていたのは補助金目当てという設定があったんだっけ。
 惑星侵略を銀河帝国(発注者)から請け負った侵略会社(企業)は、契約した期限内の四半期ごとに出される補助金を受けるために、期限いっぱい使って最大の補助金を得るよう侵略をする。
 しかし人件費等の経費がかさむため、極力、支出を抑えて採算しなければならないという三流企業の哀歌があったのですね。
 だが急遽、本社は方針を転換して1ヶ月で侵略を終えろと言う。
 今まで花嫁強奪を許したことがないという機動要塞結婚式場「銀英殿」を襲ってきたオルクスには、10日も侵略活動をすればビーム1本も撃てなくなるほど予算が無かった。
 そして本社は早期侵略による特別報奨金を狙っているようだが、長期で見れば補助金全額受け取った方が多いはずだ。
 これは本社の経営が逼迫していることを示す。

 全地球規模のECMとEMPで世界各国の軍事力を麻痺させ、300機以上の降下兵を地球に下ろしたハウザーに対し、地球で抵抗できる兵器はARIELのみだった。
 多勢に無勢。激戦で次々と機能喪失していくARIEL。腰部の核融合炉も止まりパイロット脱出寸前に現れたのは?

 未完成のA・A(アドバンスド・エリアル)。
 進化型・全領域要撃/支援レディ(ADVANCED・ALL ROUND INTERCEPT & ESCORT LADY)
 
 マジンガーZがやられたところに出現したグレートマジンガーのようですな。
 地球防衛軍! お前らは温泉入って酒飲んでればいいいのかw!! 女子高生なのに!!!

 マイナス4話「妖精と魔法使い」
 アバルト・ハウザーの姉、ハウザー家の次女・シンシア。チイ姉ちゃんの小等部の頃の物語。
 偶然にも侵入してしまった帝国軍第三艦隊の専用情報空間。
 軍規格の防御網を掻い潜ったハッカー”魔法使い”の掘った通路に迷い込んだシンシアは、”魔法使い”の正体を暴こうと決意する。
 メイド長リーエの築いた防壁シミュレーターを相手にスキルを上げていくシンシア。
 ”魔法使い”の目的はおそらく第三艦隊などではない。”魔法使い”も第三艦隊を練習台にして中央統合本部を狙っているのだろう。
 第三艦隊副司令の父のIDを利用し、罠を張ろうとするシンシア。
 そして、ついに出会った”魔法使い”の目的は?


 本編も面白いが書き下ろしもなかなか良い。
 書いた時間が20年くらい空いているはずなのに、その差に気がつかないということは、どれだけ「ARIEL」が時代を先行していたのか判るというものだ。
、 

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第714回 電脳コイル

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アニメ「電脳コイル」

 昨日の雪かきのため筋肉痛である。

 守り人シリーズの第1作をアニメ化したNHKの作品は良質なものが多い。
 「攻殻機動隊」とは別の近未来サイバー・アニメーションだったなあ。

 OP曲がいい
 


 MMD版 乙です
 


 エンディング曲も良かった 「空の欠片」

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第713回 蒼路の旅人

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上橋 菜穂子「旅人編2 蒼路の旅人」
蒼路の旅人

 主人公はふたたびチャグム皇太子へ。
 「虚空の旅人」から2年。チャグムは15歳となり、<成人ノ儀>を終えて国政に参議できる立場にいた。

 《タルシュ帝国》に押され気味の《サンガル王国》から《新ヨゴ皇国》へ救援の密使が現れ、チャグムの母方の祖父、皇国海軍大提督トーサがその任に当てられた。
 これは罠だと言うチャグムだが、人望のあるトーサを疎んじる父王はそれならそれで宣戦布告と取ると言って取り合わない。
 サリーナ王女の密書から、《サンガル王国》はすでに《タルシュ帝国》に支配されかけていると気づいたチャグムは、遠征隊の中止を進言するが王の怒りを買い、祖父と共に虎口に向かう。
 それは、もう二度と《新ヨゴ皇国》へ戻ってくるなという意味であった。

 《サンガル王国》の指定海域へトーサとチャグムを乗せた旗艦だけが侵入していく。
 やはり《サンガル王国》は苦慮の末に《新ヨゴ皇国》を騙したのか。身分を隠して虜囚となったチャグムは人質として利用されることを恐れ、脱出をするが傷を受けて一隻の船に拾われる。
 圧倒的な軍事力を持つ《タルシュ帝国》は、力だけではなく、各国の事情を密偵を使って探っている。
 数年前から《新ヨゴ皇国》へ潜入していたターク(鷹)のヒュウゴは、今の帝とチャグム皇太子の不仲も掴んでいた。
 サリーナ王女の密書を盗み見たヒュウゴの謀により、チャグムはヒュウゴの手に堕ちた。

 《新ヨゴ皇国》はかつて兄弟間の争いに憂いた《ヨゴ皇国》皇子トルガルが、戦乱に明け暮れる南の大陸をから民を率いて北の大陸へ脱出し築いた国である。
 その性状は争いを好まず周辺の国とも友和をもって成したが、それはもうこの時代にはそぐわない。
 今は《タルシュ帝国》の枝国となってしまった祖国へチャグムは降り立ち、《タルシュ帝国》の帝都ラハーンへ向かう。
 北の大陸の<ナユグ>に春の兆しが現れているという。そして逆に南の大陸の<ナユグ>は秋に入ったらしい。
 <ナユグ>の季節はこの世<サグ>の100倍も続き、世界に影響を与える。それが《タルシュ帝国》が北の大陸に手を伸ばす理由なのか。

 《タルシュ帝国》の第二王子ラウルに謁見したチャグムは、世界の地図を見せられ圧倒される。
 《新ヨゴ皇国》や、《カンバル王国》、《ロタ王国》がなんと小さな国なのか。ラウル王子がその気になれば4、5年で平定されてしまうだろう。
 《タルシュ帝国》は枝国となった国に善政を敷き、以前の為政者より民を富ませている。
 《タルシュ帝国》の王子たちは、戦費がかからず人が死なない方法があればそちらを選ぶ。《新ヨゴ皇国》の実情を知るラウル王子はチャグムを帝位に付け、枝国を統べよと持ちかける。
 それに対してチャグムの出した答えは?

 チャグムは選んだ未来のため、いま、蒼路の旅人となる。
kaizu.jpg


 いやー、ヒュウゴがなかなか好きです!
 香木チョウルの磨り潰した粉を巻いたチョルを燻らす姿がカッコイイ。
 ラウル王子も魅力的な人物ですねー。

 残りは三部作。まとめて一気に読んでしまいたい。

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第712回 今日の早川さん

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COCO 今日の早川さん
今日の早川さん3

 「SFが読みたい!」は毎年買っているのだが。2008年、2009年の表紙を担当したCOCOさんの4コマが気に入っている。
 月刊SFマガジン誌にも連載されており、売り切れていない場合には毎月読む。(購入はしていないw)
 超SF小説オタクな早川 量子、ホラー小説マニアの友人、帆掛 舟、文化系の学術知識に通じるインテリ姉さん、岩波 文子、ライトノベル読者の富士見 延流、レア物小説マニアの国生 寛子というレギュラー陣が繰り広げるSFやホラーに興味のない人には意味不明のコミックスです(笑)
 3巻が出てからちょっと間が空いているが、4巻が待ちどおしくブログをときどき覗きに行っている。
 ↓
 coco's bloblog

 写真掲載が多く、なかなか上手いなと感心している。
 カテゴリーの中に「今日の早川さん」、「異形の群れ」があり4コマ漫画、イラスト付き小説を掲載している。


 ご興味のある方はCOCO's WORLDを彷徨ってみるのもいいかも!

SFが読みたい!〈2008年版〉SFが読みたい! 2009年版

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第711回 SFが読みたい! 2014

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SFが読みたい! 2014年版
SFが読みたい! 2014年版

 昨年のメモを見ると 
 伊藤 計劃 ×円成 塔「死者の帝国」
 野尻抱介「南極点のピアピア計画」
 月村了衛「機龍警察 暗黒市場」
 上田早夕里「リリエンタールの末裔」
 チャイナ・ミエヴィル「都市と都市」
 ロバート・チャールズ・ウィルソン「連環宇宙」


 を読みたいと書いてある。
 このうち「死者の帝国」、「南極点のピアピア計画」、「連環宇宙」は買ってきてあるのだが、まだ読んでいない。
 早めに読まねばと思っていたのだが、もう新しくベスト10が発表されてしまった。

 注目は
 国内第1位 酉島伝法「皆勤の徒」
 地球上の生物が異様な形態に変化した未来を描く連作短篇集。
 皆勤の徒

 第3位 谷甲州「星を創る者たち」
 25年かけて完結した宇宙土木SFシリーズ。
 星を創る者たち

 第4位 藤井大洋「Gene Mapper -full build-」
 電子書籍版の大幅増補改訂版。
 Gene Mapper -full build-

 第5位 野崎まど「know」
 超情報化社会と化した古都・京都を舞台とした本格SF長編。
 ついでだが発表作全部読んでみよう。かなり面白そうな作家だ。
 know.jpg

 第6位 法月綸太郎「ノックス・マシン」
 ミステリの名手によるSF短篇集。
 ノックス・マシン

 海外第6位 フェリクス・J・パルマ「宙の地図」
 買い置きの山にある「時の地図」の続編だというから、まずそっちから読まねば・・・
 宙の地図

 第10位 ジェイムズ・S・A・コーリィ「巨獣めざめる」
 買おうかなあと思っていた作品。
 3部作の第1部だったのか。全部出てから買うか? 
 巨獣めざめる

 
 SFアニメ編TOP10で上がっていた「PSYCO-PASS」を見ていないのだが、今度、視聴してみよう。
 psycho-pass.jpg

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第710回 境界線上のホライゾン Ⅶ(上)

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川上稔「境界線上のホライゾン Ⅶ(上)」
  Horizon on the Middle of Nowhere Episode Ⅶ-Part 1


 表紙は里見・義康。
境界線上のホライゾンVII〈上〉

 ネタバレが含まれています。

 「小田原征伐」が終わり、4時間の休憩。
 しかし、関東解放の戦いの前に、まだ問題があった。
 「北条」の滅亡により関東の情勢は動き、続く「慶長の役」へと向かう。
 毛利=六護式仏蘭西(エグザゴン・フランセーズ)艦隊から接近してくる紋章を隠した「M.H.R.R(神聖ローマ帝国)」所属の艦。
 事態はいよいよ本格的に始まろうとしている「欧州30年戦争」の、「六護式仏蘭西」による欧州解放と絡み合ってくる。

 羽柴=「M.H.R.R」と正面切って宣戦布告した松平勢と毛利=六護式仏蘭西。
 「小田原征伐」の戦後会議と「慶長の役」の戦前会議を超圧縮で行わなければならない。
 北条、毛利、伊達、上杉、最上、里見、そして松平勢。「小田原征伐」を評定するのは羽柴。
 前々巻での相対戦精算に加わらなかった松平-毛利間の2勝分は、「大罪武装(ロイズモイ・オブロ)」《傲慢の光臨》、《虚栄の降臨》の譲渡で精算された。
 いや、請求書と領収書を交わすなよ、ホライゾンと輝元(笑) これで六つの「大罪武装」が回収されたわけだ。
 ・焦がれの全域(オロス・フトーノス)-極東
 ・悲嘆の怠惰(リピ・カタスリプシ)― 三征西班牙(トリス・イスパニア)
 ・拒絶の強欲(アスピザ・フィラルジア)― 英国(イングランド)
 ・憤怒の閃撃(マスカ・オルジィ)― 上越露西亜(スヴィエートルーシ)
 ・傲慢の光臨(フォス・ハイペリファニア)― 六護式仏蘭西
 ・虚栄の降臨(フォス・ケノドクシア)― 六護式仏蘭西
 残る「大罪武装」は
 ・嫌気の怠惰(アーケディア・カタスリプシ)― 三征西班牙(トリス・イスパニア)
 ・淫蕩の御身(ステイソス・ポルネイア)― K.P.A.Italia(イタリア)
 ・飽食の一撃(フィオゴス・ガストリマルジア)― M.H.R.R.(神聖ローマ帝国)

 そしてここにきて大問題となった「伊達・政宗遅参事件」と「北条解体」がクローズアップされる。
 この問題が解決しなければ伊達、北条にとって「小田原征伐」は終了と判定されず、「慶長の役」に参加できない。
 毛利はもともと「慶長の役」では羽柴の補給をしていたので、資材を明け渡さなければならない。
 上杉は羽柴と同盟中なのを考慮しなければならないので動けない。
 関東の西と北の国家の参加を認められければ、補給も受けられずに松平勢はほぼ単独で羽柴勢と戦わなければならない。
 さらに追い討ちをかけるように羽柴・秀吉が宣言する「ネルトリンゲンの戦い」。
 「マクデブルクの略奪」に継ぐ「M.H.R.R」の改派(プロテスタント)、旧派(カトリック)の抗争は「六護式仏蘭西」が「30年戦争」に突入する契機となるものだ。
 秀吉は「ネルトリンゲンの戦い」へ「羽柴」の姓の元となった《五大頂》丹羽・長秀、柴田・勝家の艦隊を向かわせ、武蔵勢に「六護式仏蘭西」の傭兵として向かえと要請する。
 改派最大の敗北を得る「ネルトリンゲン」にルター・巴・御前と、「巴里」から傭兵・ベルンハルトが向かっているが、武蔵勢には敗戦確定の戦いに行く理由がない。
 だが、約6~7時間後に始まる「ネルトリンゲンの戦い」に、ひとつだけ武蔵勢がそこへ行かなければならない理由があった。

 インノケンティウスが《教皇総長》として「聖譜連盟」を仕切っていた時代に「P.A.Oda」に打った一手。
 それに対し羽柴の返した一手。
 「六護式仏蘭西」の前《総長》アンヌ・ドートリッシュが懸念し、対処した一手。
 羽柴の《七将》の一人、長岡・忠興。後の細川・忠興の夫人・玉(ガラシャ夫人)は二重襲名者で「瑞典(スエーデン)」の《女総長》クリスティーネ女王を襲名している。
 改派の土地にいるが個人的にはガチガチの旧派という存在を「グラツィア事件」に見立てて抹殺を図る。
 インノケンティウスが「大罪武装」としてホライゾンを欲した真の理由。
 それが今、関東解放戦力を割いて「武蔵」を動かす。
 さらに秀吉は毛利・輝元に対し「慶長の役」へ益田・元祥(テュレンヌ公)と清水・景治(コンデ公)のセット供出を要請するが、輝元は「六護式仏蘭西」での両者の政争を理由に拒否。
 結局、二人は極東側としての参戦は行えないということで羽柴との交渉終了。

 羽柴側からの戦力の削り交渉が半端ではなかった。続いて行われたのは毛利-松平の戦力配分交渉である。
 毛利は持ってきた物資を全部、羽柴に供出したため、「武蔵」から補給を受けるしかない。
 《人狼女王》益田・元祥というカードを封印されたため、立花夫妻を要求した輝元は代わりにカルロス一世の暗号メモの解読結果を渡す。
 ここにも符合はあった。「ノヴゴロド」で会うはずだった「阿蘭陀(オランダ)」のオラニエ公が、カルロス一世から受け取った秘密を預けた相手。
 それは長岡・玉夫人=クリスティーネであり、彼女はオラニエ公の姪、そして明智・光秀の娘でもあった。
 立花夫妻と交換に毛利側から紹介された二重襲名者、長岡(細川)・忠興/稲富・祐直。彼は羽柴の《七将》でありながら、妻を救ってくれと頼みに来たのだ。
 「慶長の役」に参加するはずだった羽柴の《七将》長岡・忠興を、「グラツィア事件」時に長岡邸の警護役であった稲富・祐直として連れて行く大義名分ができる。
 強国「瑞典」、「阿蘭陀」に恩を売っておくのは「ヴェストファーレン会議」での発言力を増す。

 一方、「P.A.Oda」は他国との戦争が禁止となる夏休みに、自国内だけで「本能寺の変」を終わらせ、新体制で2学期に臨もうとしている。
 初登場、後の《七将》の一人。一年生の池田・輝政。ハンドル名はイケ輝ですか(笑)
 小西・行長ちゃんは「武蔵」の暫定議員コニタンの娘ですか。
 武蔵勢は「本能寺の変」前になんとか明智・光秀に接触したい。彼もオラニエ公と同じく「天津乞神令教導院」の生徒だった疑いがある。
 「二境紋」が出現し神隠しに遭う前に。

 02:00。関東解放戦開始。
 ということで、上巻の7割ほどまでのダイジェストでした。

 

 余談だが、羽柴の《七将》は後にすべて松平に与する。
 福島・正則、加藤・清正、加藤・嘉明、黒田・長政、池田・輝政、浅野・幸長、細川・忠興

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第709回 月光蝶

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ターンAガンダム 月光蝶

 プレミアムバンダイからの案内。
 「ターンAガンダム」は見ていなかったのだが、こんなのだったの?
 全然、ガンダムのイメージではないな。
 やはり外人デザイナーに任せたのが失敗なのでは?
ターンA03
ターンA02
 なんか、歴代ガンダムでは最強なのだそうだが・・・
ターンA01

 これを見て、次は「ウィングガンダム・ゼロ EW版」を作ろうと思う。

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第708回 アクセルワールド(8)

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川原礫「アクセル・ワールド16 ―白雪姫の微睡(まどろみ)―」
アクセル・ワールド (16) ―白雪姫の微睡―

 いつものようにネタバレが含まれます。

 「赤の王」の強化外装「イモータル・フォートレス」の五分の四を依代とした《災禍の鎧マークⅡ》との激戦。
 強化外装「メタトロン・ウィング」はさらに1対の翼を追加し、銀色の金属翼1対+純白の4枚翼モードに移行したシルバークロウ。
 大天使メタトロンの力で<ハイエスト・レベル>まで加速したシルバー・クロウは、自分がメタトロンにある事情で選ばれたことを知る。

 《四聖》の一柱、大天使メタトロンでさえ、その内部を知覚できない「帝城」。
 かつて「帝城」に侵入し、帰還したシルバークロウにメタトロンが提示した取り引きとは?
 メタトロンの見せる世界の階層。実施されたトライアル#2「ブレイン・バースト(BB)2039」。
 そしてトライアル#1「アクセル・アサルト(AA)2038」、#3「コスモス・コラプト(CC)2040」は既に廃棄されたとグリーングランデは言った。
 3つの世界に共通するのは中央に在る隔絶空間「帝城」。
 3つのフィールドでの最終目標は、《四神》を超えるエネミーの守る「八神の社(やしろ)」にある”北斗七星の七番星(エータ)『揺光(ようこう)』”の神器、《ザ・フラクチュエーティング・ライト THE FLUCTUATING LIGHT》なのか?

 直径150mを消滅させる《災禍の鎧マークⅡ》の虚無(ヴォイド)属性巨大レーザーを迎え撃つ、大天使メタトロンと同化したシルバー・クロウ。
 《四神》スザクをも超えるHPと大天使の装甲、3対6枚の翼を広げたシルバークロウから超高出力レーザー《トリスアギオン》が発射される。

 現実(リアル・ワールド)に一旦戻ってアッシュローラー/日下部倫を見舞うハルユキ。
 そして突如現れる白の王ホワイト・コスモス。それはクロム・ファルコンの記憶にあった3人のアバターのひとり。
 血を分けた実の姉妹。白と黒の王、コスモスとロータス。
 加速研究会・会長は二つのトライアル世界の崩壊の原因を語る。

 いや~、メタトロン様、巨乳だったんですね~。
 さて、終盤にハルユキに語りかけてきた声は?
 メタトロンの盟友? テラスというとアアテラス?
 名前からいって「八神の社」の超神獣級エネミーかな。八千年も誰も来ないんじゃ、寂しくて自我が芽生えるだろうな。
読み返したが、やはり《四聖》の一柱なのかな。光属性つながりだとあとはアフラ=マズダとかミキストリとかいるんだろうか?


 本巻で語られた試作実験(トライアル)の目的。
 ISSサーバーでプレイヤーの”怒り”や”憎しみ”を集めていたのは、BBサーバーが既にそれに似たような事ををやっていたからでなないのか?
 ヒロユキが見たBBサーバーには、多くのプレイヤーたちの記憶(魂?)のバックアップがあったはず。
 「ソードアート・オンライン」のアリシゼーションで語られた
 ”共通するプラットフォームを持つ連結された世界で、たくさんの人たちが笑い、泣き、哀しみ、愛した、それら魂の輝きがフィードバックされ、ボトムアップ型人工知能《A.L.I.C.E(人工高適応型知的自立存在)》”Artificial Labile Intelligence Cyberneted Existence”を作り出す”
 この片鱗が「大天使メタトロン」や盟友たちを生み出しているのではないか?
 そして再び登場した「TFL」、”揺れ動く光 ザ・フラクチュエーティング・ライト”。
 この世界でも菊岡たちは何か壮大な計画を立てているのではないだろうか。

     AW16.jpg

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第707回 天然格闘少女ちひろちゃん

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森尾正博 「天然格闘少女ちひろちゃん 」全5巻(白泉社)
    天然格闘少女ちひろちゃん 5

 いつのまにか連載終了していた「ちひろちゃん」。
 これこそ”まるせい”マークが必要なのではないかという傑作。
 (18禁ではありません。一般コミックスです)
 次回作にも期待だが、この作者の他の作品を読んだことがない。
 数作出ているので今度読んでみるかと思っているが、ここまで過激な内容ではないようだ。
 絵がなかなか上手いので好きなのだが、掲載誌が「ふたりエッチ」のやつだったからかな?

 格闘少女好きなら、こちらもオススメです。
為永ゆう「ヌードファイター柚希」全5巻(小学館)
    ヌードファイター柚希 5

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第706回 万能鑑定士Qの推理劇 Ⅰ

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松岡 圭祐「万能鑑定士Qの推理劇 Ⅰ」 The Mystery Featuring of All-Round Appraiser Q Part1

 今日は朝から雪かきで腰が痛い。八戸もたまに大雪が降るので油断できない。
 道路の除雪が終わるまで本屋にも行けないので、買い置きの本の山を崩す。

 5年前、石垣島の高校を卒業した凜田莉子は多くの就職面接に失敗した末、、リサイクルショップ「チープグッズ」の経営者・瀬戸内店長の薫陶を受けた。
 5年後。5年前の初めて乗った飛行機のハイジャック事件の真相を明らかにする莉子。

 「背広」の語源がロンドンの仕立て屋「サヴィル・ロー」だというのは小学生の時読んだな。
 前巻でのダイヤ盗難犯人の話はスルー。

 警察の依頼で参加した宝石鑑定トーナメント。
 三年前の事件の美容師の話で動揺する小笠原(笑) 
 トーナメントに仕掛けられたトリック。

 フランスからロンドンに向かう莉子と小笠原。
 この巻は「特等添乗員αの難事件 Ⅰ」の直前の話だったのか。

 バッキンガム宮殿で行われる「御前鑑定」。
 鑑定するのは世界最大のダイヤモンド「アフリカの星」。
 宝石鑑定士・蓮木愛美を陥れるために仕組まれた罠を、莉子は覆せるのか。

 終盤に登場した贋作師・孤比類巻。
 万能贋作者・雨森華蓮を凌ぐ敵となるのか?

万能鑑定士Qの推理劇I

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第705回 天体の回転について

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小林 泰三 「天体の回転について」 ON THE REVOLUTIONS OF THE CELLESTIAL SPHHRES

天体の回転について

 ・天体の回転について

 表題作の短編。
 軌道エレベーターものは好きだ。夢がある。
 多くのSF作家が軌道エレベータ理論を書いているが、面白かったのはチャールズ・シェフィールド の「星ぼしに架ける橋」だな。
 本作のラグランジェ・ポイントL1とL2を結ぶ月貫通エレベータ・システムのアイディアは面白い。
 ヒッターとしては、是非、このツアーに参加したい!!

  ・灰色の車輪
 「ロボット三原則」を超える事が出来るロボットは?
 「キカイダー」と「キャシャーン」ネタか入ってますね。
 良心回路〈ジェミニィ〉を取ったらダメでしょう。

 ・性交体験者
 これは恐ろしい。恐くて感想が書けません。

 ・銀の舟
 火星の人面岩、ピラミッド。懐かしいな、そんなの有ったな。
 登場人物たちはテラフォーマーズか?

 ・300万
 肉体の戦闘力を貴ぶローマ人ですか(笑)
 武器は無いより、有った方が有利だろう。
 あんたらサイヤ人か(笑)

 ・盗まれた昨日
 とある某「北」独裁国家の無謀なる実験の結果、長期記憶を失った人類。
 短期記憶は10分ほどで消えていく。
 「ジョジョの奇妙な冒険 第六部ストーンオーシャン」に似たようなスタンド能力が出て来たが、この後の展開が面白かった。
 これは長編小説に出来るんでは無いか? というアイディア。

 ・時空争奪
 あれ? これ読んだことあるなと記憶を探る。
 出て来ないので検索をかけると 「超弦領域―2008年 年刊日本SF傑作選」に収録されていたのか。
 河は何処から始まるのか? ”河川争奪”をモチーフにクトゥルー神話ものに発展していく物語。
 さすが傑作選に選ばれるだけあって、本巻では一番面白い。
 

 小林泰三さんはホラー作家らしいが、ホラーとSFは紙一重だという事が良く解る。
 ミステリも書いている様だから、今度読んでみよう。

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第704回 超人ロック

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聖悠紀 「超人ロック」シリーズ

 新刊「刻の子供達」第1巻を買ってくる。

 「超人ロック」が月刊OUT誌で特集されたのは1977年12月号 であった。
 この雑誌は特に先見の明が高い雑誌であったが、まさか40年近くも人気を博するとは思っていなかったのではないだろうか。
 第217回参照
 不老不死の超人は時を越え、雑誌の壁を超えて現在も活躍中である。
   月刊OUT 超人ロック

 地球の西暦時代から、人類が宇宙に進出した太陽系連合時代、そして銀河連邦を作った時代。汎銀河戦争を経て銀河帝国の時代へ。その銀河帝国も滅び、第二次銀河連邦の時代、そしてさらに未来へたった一人で旅を続けるロック。
 作品群も膨大なら、その年代史も数千年に渡る長さである。

 ヒッターの蔵書リストには初期の作品はないが、少年画報社から出版された頃のものがある。

 現在は完全版と称されているもの。全37巻
・炎の虎 ・魔女の世紀 ・ロード・レオン ・ロンウォールの嵐
・冬の惑星 ・サイバー・ジェノサイド ・光の剣 ・アウター・プラネット
・星と少年 ・スターゲイザー ・黄昏の戦士 ・愚か者の船/マインド・バスター
・虚空の戦場(前編)/虚空の戦場(後編) ・ムーン・ハンター
・流浪 PART I/ 流浪 PART II ・クロノスの罠 ・永遠の旅人 ・プリムラ
・魔術師の鏡 ・ソング・オブ・アース ・失われた翼 ・シャトレーズ
・アストロレース ・超人の死(前編)/(後編) ・ダークライオン
・黄金の牙 ・赤いサーペント ・書を守る者 ・ファイナル・クエスト
・闇の王 ・デスペラード ・邪神降臨 ・プリンス・オブ・ファントム
・神童

 新しくシリーズ化されたメディアファクトリー版
 ・聖者の涙(全3巻) ・ミラーリング(全2巻) ・ブレインシュリンカー/不死者たち(全1巻)
・ソード・オブ・ネメシス(全3巻) ・クランベールの月(全1巻)
・猫の散歩引き受けます(全1巻) ・天空の魔法士(全1巻)
・メヌエット(全1巻) ・カデット(全1巻) ・星辰の門(全1巻)
・オメガ(全3巻) ・久遠の瞳(全3巻) ・ひとりぼっちのプリンセス(全1巻)
・荒野の騎士(全1巻) ・エピタフ(全4巻) ・ 嗤う男(全4巻)
・ホリーサークル(全3巻) ・刻(とき)の子供達(既刊1巻)
超人ロック 刻の子供達 1

 新・少年画報社版
 ・冬の虹(全4巻) ・クアドラ(全1巻) ・クアドラII(全1巻)
・ライザ(リメイク版)(全1巻) ・凍てついた星座(全3巻)
・ニルヴァーナ(全4巻) ・風の抱擁(既刊6巻)
超人ロック風の抱擁 6

 「風の抱擁」に出てくる”第三波動”の超能力は最初期の作品群にも登場する。
 この能力をロックは受け継ぐのか。

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第703回 神の守り人

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上橋 菜穂子「神の守り人 上 来訪編」
神の守り人〈上〉来訪編

 チャグムが、《サンガル王国》へ向かう前の頃、バルサはタンダと共に、《新ヨゴ王国》の薬草の市に来ていた。
 そこで知り合った呪術師のスファルに、シンタダン牢城で起こった不可解な事件を聞く。
 《ロタ王国》北部には<タルの民>という、希に異能の力を持つ者が生まれるという部族が住んでいた。
 一般のロタ国民とは交わらない<タルの民>の幼い兄妹の運命にバルサとタンダは巻き込まれていく。

 かつてロタルバルと呼ばれた古王国を支配したシウル氏族。
 <神々の世界ノユーク>から来る畏ろしき<タルハマヤ神>の力で王国を支配したシウル氏族は、やがて表舞台から消えて<タル(影)の民>となった。
 他の氏族を滅ぼし100年の間、眠りもせず年も取らなかったサーダ・タルハマヤ(神と一つになりし者)を殺し、現《ロタ王国》を築いた初代キーラン王とスル・カシャル(死の猟犬)たち。
 古き盟約によってそれを見張る猟犬(カシャル)の呪術師たちは、<タルハマヤ神>を呼び出した少女アスラと共に逃亡したバルサを追う。

 一方、《ロタ王国》のヨーサム王は王国南部の領主たちに手を焼いていた。
 南の大陸で勢いを増している《タルシュ帝国》が交易港を開いてくれと要請してきている。
 《サンガル王国》を通さずに直接、交易できれば利があると領主たちは言うが、特産品のない《ロタ王国》に話を持ってくるのはおかしい。
 《ロタ王国》を足掛かりに北の大陸に手を出すつもりだとヨーサム王は読む。

 人質となったタンダとアスラの兄チキサ。
 猟犬(カシャル)のスファルはタンダとの呪術師同士の話し合いで、もう一度、バルサを交えてアスラの処遇を考えようとする。
 しかし、スファルの娘シハナは、父親のやり方は手緩いと独断でバルサに罠をかけようとしていた。


 上橋 菜穂子「神の守り人 下 帰還編」
神の守り人〈下〉帰還編

 《ロタ王国》のヨーサム王は《サンガル王国》の、<新王即位の儀>に向かった。
 留守を守る王弟イーハンは兄王の代わりに<建国ノ儀>を取り仕切らなければならなかった。
 そこへシハナはイーハンのかつての想い人、<タルの民>であるというだけで身を隠したトリーシアが処刑され、その遺児がいると告げる。

 バルサとともにチャマウ(神を招く者)・アスラは《ロタ王国》のジタン祭儀場へ向かうが、吹雪の中、狼の群れに襲われた時、アスラは”神”の力を解放してしまう。
 ”力”に酔いしれたようなアスラの表情にバルサは深い悲しみを得るが、どうすればいいのか判らない。
 そしてシハナの仕組んだ罠でアスラは攫われてしまう。

 南の領主たちの不満、北の氏族たちの不満、若者たちのいらだち、虐げられた<タルの民>の悲しみ、猟犬(カシャル)として利用されてきたの呪術師たちの不満。
 《ロタ王国》という大木を支える大地と根が、一斉に崩れ始めようとしている。
 遊戯盤で駒を動かすようにシハナの策が動いていく。

 トリーシアの子供をサーダ・タルハマヤ(神と一つになりし者)にしないと誓った王弟イーハンにも罠が仕掛けられた。
 かつての《ロタルバル古王国》の首都だったジタン祭儀場。
 <神々の世界ノユーク>から湧き出る川の源流で行われる <建国ノ儀>で、シハナの策略は頂点に達する。

 
 バルサの戦いを見ていると、体中にデューク東郷のような傷跡があるのではないかと思ってしまう。
 さて、この巻までで北の大陸《新ヨゴ皇国》、《カンバル王国》、《サンガル王国》、《ロタ王国》のそれぞれの事情が判ってきました。
 次の巻は再びチャグムを主人公にした、新たな展開に入っていくでしょう。
 守り人シリーズ後半も今月中に読み終えよう。
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 ソードアート・オンライン第14巻は「アリシゼーション・ユナイティング」になったそうだ。
 まだ諦めないらしい。
 ユナイティングだからユニットを組む⇒キリトとユージオの関係は修復されるのだろう。
 となると前半部最後となる15巻はコネクティングだろうか?

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第702回 バンシィ(15)

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バンシィ(15)

 昨年中に終わらせるつもりだったが、バタバタとしていて延び延びになったデカール貼り。
 ちょっと気合を入れて4時間ほど頑張る。

 ここまで来たらもう一息だ。
 ボディ前面部
bs001.jpg

 ボディ側面部
bs002.jpg

 ボディ背面部
bs003.jpg

 頭部
bs004.jpg

 あとは角の取り付けと組立だけだな。

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第701回 まるせい

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花見沢Q太郎 「まるせい」第1巻
    まるせい 1巻

 花見沢Q太郎さんの描く女の子が可愛いので、よく集めている。「ももいろさんご」なんか大好きである。
 中身が「まるせい」(18禁)のものもある(笑)

 タイトルの「まるせい」は成人指定   のことですね。

 しかし本作は一般コミックです。前作「少年よ大志を抱け!」(全4巻)の続編であり、作者のデビュー当時の自伝的作品。Q太郎版「アオイホノオ」ですね。
 本人いわく「62%の事実と46%の絵空事で出来ている」そうです。足すと108%になってしまうのですが・・・

 「月家の一族」「世紀末学生伝説 白い月光」「BWH」「スイカと海と太陽と」など読み返したいが、かなり奥のダンボールに入っているな。
月家の一族プラス

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第700回 沙門空海唐の国にて鬼と宴す

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夢枕獏 「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」全4巻
沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ二

 夢枕獏といえば格闘小説とともに人気の高い伝奇小説群がある。
 その中でも好きなのが密教僧・空海の話だ。

 この全4巻になる小説を読み終えたとき、”ああ、これで終わっちゃうのか”と読み終えるのがとても残念だった。
 特に4巻で空海が壁に文字を書くシーンが圧巻であった。
 ただ漢字一文字をを大きな筆で壁に各シーンを、あれだけ迫力のある筆致で書けるとはスゴイことである。
 
 遣唐使として唐の国に渡った若き僧侶・空海。
 彼はたった700日で密教の奥義を極め、それを日本に持ち帰った。
 空海が友人、橘逸勢(たちばなのはやなり)らと共に関わった大事件の恐るべき真相とは?

沙門空海唐の国にて鬼と宴す 3沙門空海唐の国にて鬼と宴す 4

 書き上げるまで17年かかっているんですね~。
 キマイラも完成させてください オ( ̄人 ̄)ネ(-人-)ガ(*_ _)人イ

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第699回 島耕作

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弘兼 憲史「係長 島耕作」全4巻
係長 島耕作(4)完

 同期で一番出世が遅れた島耕作。
 やっと課長に至るまでの物語が完結した。
 この当時の事を語られると懐かしいやら、物悲しいやら。
 なるほどAV(オーディオ/ビジュアル)機器はAV(アダルトビデオ)とともに広まったのですね。
 いま、これをやったら大変なことになりますね(笑)

 まだネズミーランドが開園したばかりの時代かぁ
 一度しか行ったことがないが、1日いるだけでも疲れるんだよなー

弘兼 憲史「会長 島耕作」第1巻
会長 島耕作(1)
 島耕作66歳。
 経団連というのが何をするのかよくわからなかったが、少し勉強になる。
 二人の秘書が強烈すぎる(笑)
 農産物の工場生産というのは前から知っていたが、ここまでオートメーション化されているとは。
 この次は「相談役 島耕作」?

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第698回 しのぶメイル

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 西尾維新 「終物語(中) 第四話しのぶメイル」
臥煙伊豆湖

 物語は今まで謎に包まれていた8月23日の夜から24日の出来事に触れていく。
 「鬼物語 しのぶタイム」で、阿良々木暦が臥煙伊豆湖と取引した事とは?
 もともとは「まよいキョンシー」「しのぶタイム」「しのぶメイル」の三部作構成だったという一連の物語。

 神原さん、いきなり「おっひざー!」ですか!
 いやー、記憶を一旦「猫物語 白」まで戻さないと、当時の状況が思い出せなくなってきている。
 いいのか?「ビブリア古書堂」を出しちゃってセーフなのか? 18禁ものしか置いていないのか!

 襲いかかる「蝸牛」「猿」「蟹」「蛇」の怪異。
 「長幼の序」ではなく「超幼女」ですか、忍のスカートの下の権利で殴ってもいいジャンケンをしないでください、暦くんと駿河ちゃん。
 舞台は「傾物語」で戻ってきた北白蛇神社へ。
 なるほど、ここで登場しましたか、忍野メメの妹の”忍野伊豆湖”さん。さすが貝木泥舟の先輩ですね。

 ”不死身”の吸血鬼の概念。死なない。死ぬことができない。滅ぼされない限り。
 15年前起きたこと。この町で怪異の出現率が高まったこと。15年前に生まれた”不死鳥”の怪異。異形の羽を持つ少女が今の名を得た頃。
 「傾物語」で遭遇した11年前には崩壊していた北白蛇神社。
 なぜキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードはこの町に来たのか。
 「猫」と「虎」だけは特例なのか? 斧乃木余接の最初の目的は灰掃除(シンデレラ)だったわけね。

 神原駿河にブラジャーを買ってきてと頼まれ、本屋でBL本と熟女エロ本を買った暦が遭遇した初代・怪異殺しの少年。
 一人目と二人目の眷属の決闘の結果は?

 またメンドくさい本名だなあ、初代・怪異殺しは。死屍累生死郎。
 メイルはあれになったわけですね。
 本作の時系列は3月13日、「暦物語 第12話こよみデッド」の直前でした。


 さて、BOXに今まで貼られたポップだが
 化物語(上・下)
 100パーセント趣味で書かれた小説です。

 傷物語
 120パーセント趣味で書かれた小説です。

 偽物語(上・下)
 200パーセント趣味で書かれた小説です。

 猫物語 黒、白
 猫パーセント趣味で書かれた小説です。

 傾物語
 100パーセント修羅で書かれた小説です。

 花物語
 悪マーセント趣味で書かれた小説です。

 囮物語
 100パーセント首尾よく書かれた小説です。

 鬼物語
 100パーセント現実味あふれる小説です。

 恋物語
 100パーセント悪趣味で書かれた小説です。

 憑物語
 100パーセント終焉に向かう小説です。

 暦物語
 100パーセント突然書かれた小説です。

 終物語(上)
 もう一度、100パーセント趣味で書きました。

 終物語(中
 もう二度と、ここまで趣味では書けません。

 終物語(下)はどうなるのであろうか?

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