まるでダメな男の日記

このブログでは趣味のゲームや読書感想など非生産的な駄文を書き連ねていく予定です。

第544回 蔵書管理 2013年8月

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強調文蔵書管理 2013.08

 月イチの個人ネタ。単なるメモである。8月に読んだ本をチェックする。
 ACCCESSデータベースに登録した蔵書は2013年8月31日で 21,075冊(先月増+36冊)となった。
 先月と横ばい状態。去年の1月は100冊いったのになあ。

 内訳は
 小説  6,596冊
 コミックス 14,041冊
 エッセイ、NF他 439冊 である。
 

・9月の予定

 「史記 武帝紀」5巻以降を読む予定だったのに8月は果たせなかった。
 9月こそは。
 
 ペリーローダン消化中。443巻まで来たが、買い置きが455巻。
 来月は457巻まで出てしまう。追いつかん。

 クリス・ロングナイフ4巻が出るのが待ち遠しい。

 10月頃には氷と炎の歌第5部が出るかな?
 第4部を読むのはそれに合わせて。
---------------------------------------------------

 食い物ネタが尽きたので、昔読んだ本ネタに変更。
 つらつらと蔵書リストを眺める。

 M.Z.ブラッドレイ
 「ダーコーヴァ年代記」 

 地球から遠く離れた惑星ダーコーヴァ ("Darkover") に不時着した人類と、そこに生まれた独自の文化の形成と崩壊を描く大河ドラマ的SF小説。
 ファンタジーに分類するむきもある。
 創元推理文庫から出版されていたが、未翻訳のものも多い。

 持っているのは
・カリスタの石 THE SPELL SWORD
・キルガードの狼 (上・下) TWO TO CONQUER
・ストームクィーン (上・下) STORMQUEEN!
・ダーコーヴァ不時着 DARKOVER LANDFALL 
・ドライ・タウンの虜囚 SHATTERED CHAIN PART1
・ヘラーズの冬 SHATTERED CHAIN PART 2,3
・ホークミストレス (上・下) HAWKMISTRESS!
・禁断の塔 (上・下) THE FORBIDDEN TOWER
・ハスターの後継者 (上・下) THE HERITAGE OF HASTUR

・外伝・時空の扉を抜けて THE DOOR THROUGH SPACE

 調べたら本訳されていて買い逃してるのが何冊かあるな。
 もう手に入らないから、復刻を願うしかないか。
ダーコーヴァ不時着

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第543回 岳飛伝(6)

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北方謙三「岳飛伝(6)転遠(てんえん)の章」

岳飛伝 六 転遠の章

 金国の市場がおかしい。梁山泊とは違う物流の動き方をしている。
 暫定国境のすぐ先での金国の動きに、岳飛は自ら調査に赴く。
 そこで出会ったのは、かつて生死をかけて一騎打ちした将軍・簫珪材の息子、簫炫材だった。
 適正な価格で行われる市場に、南宋からも物資が流れていく。将来、梁山泊の闇市に対抗する勢力になるだろう。

 肝胆相照らし語り合う南宋宰相・秦槽と岳飛は共に抗金を願うが根底で相容れない。
 拘束され死刑判決が出る岳飛。勅命により解体命令が出る岳家軍。
 呉用の遺言に従い、子午山を発つ燕青。
 呉用はここまで見越していたのか。しかし、岳家軍と梁山泊が合流するのは南宋も金国も許さないはず。
 極秘裏に動く燕青と致死軍。燕青が追っていた南宋次期皇帝の正当性を揺るがす物証は秦槽を動かし、青蓮寺を眠りから覚ます。

 急速に力をつけて来る南宋水軍。
 陸奥の国と交易する梁山泊とは別ルートの九州博多航路で日本との交易の道をつける。
 梁山泊水軍と覇を競う日が来るのか。

 秦容の南の居留地も開拓が進み、人が増えた。
 そろそろ、近くの村との物々交換から貨幣経済へ移行していく。
 さらに増え続ける人員に問題が山積みになり、秦容は頭を悩ませる。

 岳家軍という軍閥の解散により障害の無くなった南宋と金国の講和交渉が始まる。
 しかし、両国ともそれが長続きするとは思っていない。
 兀朮は北の地で己の心の中を見つめ、胡土児は領土内の敵として梁山泊を見据える。


 こういう展開になるとは思わなかった。
 まさか、ここで岳飛が・・・・
 

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第542回 ブレイズメス1990

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海堂尊 「ブレイズメス1990」

ブレイズメス1990

 桜宮サーガ:バブル三部作の第2部。
 前作から二年が経過している。

 帝華大の西崎教授のグループと、東城大の佐伯外科グループとの確執は続いている。
 西崎教授のかつての部下であり、現在、佐伯教授の懐刀となった高階講師のせいである。

 天才心臓外科医・天城雪彦登場!
 フランスでのシンポジウムに付き添いで参加した世良雅志の使命は、彼を日本に連れ戻すこと。
 とんでもないキャラの登場である。バチスタ・シリーズの白鳥並みの存在感だ。

 佐伯教授は病院長に就任。藤原婦長は次期総婦長候補ナンバー1という立ち位置。

 おお、やっと登場しましたね、桜宮葵さん。桜宮一族と天城雪彦の接点が出来上がる。
 天才建築家マリツィアも桜宮市にやってくる。

 なんてこった。前作「ブラックペアン1988」の上をいく面白さだ。
 論理(ロジスティック)で一歩引けを取った高階にとって、将来、白鳥(ロジカル・モンスター)を苦手とするようになった原因か?

 世良雅志が守らなければならない天城の死角とは?

 バブル期の終了に合わせ、日本の医療制度は大きな転換期を迎える。

 現在、ヒッターの読んだ桜宮・サーガのNo.1の推す作品でした。
 バチスタ術式の確立前の最先端心臓手術をめぐる作品。
 第3部「スリジエセンター1991」の文庫化を待つ。

 当初の崩壊三部作ではなく、崩壊四部作となったのか・・・

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第541回 ヒストリエ

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岩明均 「ヒストリエ」8巻

ヒストリエ(8)

 カルディアのエウメネス

 紀元前300年代。マケドニアのフィリッポス2世、アレクサンドロス3世に仕えた古代ギリシアの人物。
 歴史的にも興味深い人物で、アレクサンドロス大王の東征に随行した書記官。
 軍事面での功績もある人物ではあるが、出自がはっきりしない。

 「寄生獣」、「七夕の国」で一躍有名になった岩明均さんが、高校生のころから目をつけていた人物ですが、アレキサンダー大王好きのヒッターはエウメネスには気が付きませんでした。
 書記官に目を付けるとはすごい。

 出自がはっきりしない幼少時のころから設定し、現在、8巻でフィリッポス2世のもとで頭角を現し始めたところです。

 むかし、アレキサンダー大王の事を調べていたことがあり、インドまで行ってバビロンに引き返した東征のあと、大王は若くして急逝します。
 その後、重臣カッサンドロスに庶子であったヘラクレスは殺され、妹のクレオパトラ(エジプトのプトレマイオスに求婚される)も殺され、血統が途絶えてしまいます。
 カルディアのエウメネスはこの時代に起こったディアドコイ戦争で暗躍することになります。
 紀元前の行われた地中海沿岸の諸国、エジプト、小アジアまで絡めた大戦争まで描いてほしいものです。
 

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第540回 太陽の塔

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森見 登美彦「太陽の塔」

 何かしらの点で、彼らは根本的に間違っている。
 なぜなら、私が間違っているはずがないからだ。


 第15回日本ファンタジーノベル大賞受賞という、その後の森見作品の原点というべき見どころが多く出てくる作品。
 愛用の自転車「まなみ号」、「猫ラーメン」はここから登場していたのか。

 京都大学農学部の休学中の5回生という腐れ大学生の私。
 昨年、自分を袖にした元恋人を「観察と研究」という名目で追いかけているストーカーである。(本人否定、決して認めないw)
 「京大生の実態をリアルに描くとマジックリアリズムになる」という、どこまで作者の実体験なのか妄想なのか判らない青春小説。


 語り手である私が滔々と語る物語にヒッターは鏡に映った自分を見る思いでした(笑)
 文章は一文が長いのだがリズムがいいのでつらつらと読める。
 会話の妙、私を含めた四天王の妙な友人たち、相変わらず京都住人でないと解らない街中の描写。
 ページをめくるたびにヒッターのニヤニヤ笑いが止まりませんでした。

太陽の塔

 何かしらの点で、彼らは根本的に間違っている。
 そして、まあ、おそらく私も間違っている。

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第539回 来月の新刊

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来月の新刊
 お盆も過ぎたのにまだ暑くて本が読めない。
 とりあえず、来月は何が出るかなとチェックだけ掛ける。

 ペリーローダン
 今月は442巻まで読み進めているのだが、来月は456、457巻が出てしまう。
 追いつけない・・・
456 狂戦士部隊

 クリス・ロングナイフ
 お、やっと4巻の翻訳が出るのか。
 今度は何をやらかのすか楽しみである。
辺境星区司令官、着任!

 高天原探題
 アクション伝奇SFと聞くと読みたくなる。
 しかし、三島 浩司さんの「ダイナミック・フィギュア」を買ったまま、まだ読んでいない。
 これも片づけなければ。
高天原探題

 新約 とある魔術の禁書目録 
 早くも8巻か。最近、展開が遅い気がしているのだが・・・
新約 とある魔術の禁書目録(8)

 境界線上のホライゾンVI<下> 
 表紙は福島・正則、通称ノリちゃんかな?
 真性全裸が光りだすそうだが、楽しみである。
 仮性全裸はトーリなのか?
境界線上のホライゾンVI下

 ブギーポップ・ウィズイン さびまみれのバビロン
ブギーポップ・ウィズイン さびまみれのバビロン
 あれ~? 買ったまま読んでないのが3~4冊あるはずだな。
 

 図南の翼 十二国記 小野不由美
 まだ表紙が上がっていないな。
 早く読みたい。


 これくらいしか目につかないので、来月は買い置きの山を少し崩せそうだ。
 早く涼しくなれっ

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第538回 社長 島耕作

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弘兼憲史 「社長 島耕作」全16巻 完結

 日本家電業界の立場から世界を見る島耕作社長もついに退任の時を迎えた。
 世界の家電業や文化を見据えた、面白いシリーズである。

 再婚しても相変わらずのモテモテぶりでご達者なものである。
 次は「会長 島耕作」となり8月29日の週刊モーニングから再始動だ。
 がんばれ! 島耕作!! がんばれ! 日本家電!!

 その次は「日本経団連会長 島耕作」だろうか・・・
 
社長 島耕作(16)

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第537回 模倣の殺意

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中町 信「模倣の殺意」 The Plagiarized Fugue

 「Another」のようなミステリが読みたくて、探してみた。
模倣の殺意


 いつもはあとがきから読むほうなのだが、今回は我慢する。
 どこに作者の罠が張ってあるか、文章をチェックしながら読んでいくのは楽しい。(この暑さがなければな~)

 第一部 事件
 まあ、ここは事件のあらましを述べているだけだな。
 ある作家がアパートの2階から転落して死亡する。青酸カリを服毒。部屋には鍵が掛かっており、その鍵は合鍵とともに室内にあった。
 自殺という判断を警察はする。

 第二部 追及
 編集者である作家の恋人は、その死に疑問を抱く。
 彼女に送られてきた作家の原稿のタイトル通り、7月7日の午後7時に作家は死んだ。
 これはなにかのメッセージだろうか?
 また、同業者であるライターもその死に疑問を抱き、二人は別々のルートで調査を行う。

 第三部 展開
 時刻表殺人? 写真に写った時計塔のトリック? 
 うーん、メモったところは容疑者が死んでしまい無駄な推理となったな。
 ひとつ思いついたのは、「赤の他人」ということ。

 第四部 真相
 この章の扉に「作者からの挑戦」が書いてある。
 ヒントは全て出したという事か。
 二人の別々の調査がどう結び付くのだろう?
 容疑者、死んじゃったしなー

 ・・・・ぐはーーー! こういうトリックで来たか!!

 エピローグ
 くそう、あれがキーワードだったのか。
 騙されました・・・、作者の勝ち。


 あとがきを読むとはっきりと作者の意図が見える。
 時代背景が40年前だが、それから交通網や携帯電話の発達があり、少し手直しすれば現代版のミステリでも通用する。
 よい一冊であった。、

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第536回 聖闘士星矢 EPISODE-G

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車田 正美×岡田 芽武 「聖闘士星矢 EPISODE-G」全20巻 完結

聖闘士星矢EPISODE.G 20

 長かったクロノス編もようやく終了。
 もともとギリシャ神話は好きだったので、ティターン神族が次々と登場するのは楽しかった。

 太古、混沌(カオス)から世界神ガイア、奈落神タルタロス、受苦愛神エロースが誕生する。
 ガイアは天空神ウラヌスを産み、ウラヌスと通じてティターン十二神を産んだ。
 オケアノス、コイオス、クレイオス、ヒュペリオン、イアペトス、クロノス、テイア、レア、テミス、ムネモシュネー、ポイベー、テテュスの十二神は父神ウラヌスに疎まれ、末弟のクロノスが反旗を翻す。
 父殺しの大罪を負ったクロノスは、自分もまた子供に殺されるという呪いをかけられる。
 結果、オリンポス十二神の末子ゼウスに殺されることになる。

 中学生のとき、好んで読みましたね~。
 ファイブスター物語にもファティマの名前としてギリシャ神話から多く付けられています。
 「運命の三女神(モイライ)」アトロポス、ラケシス、クロト。
 「復讐の三女神(フューリィ)」メガエラ、ティスフォーン、アレクト。
 「狂花の三女神」クーン、パルテノ、魔邪(マーヤ)・・・ありゃ、これは違うか。

 まあ、本作自体は無印星矢のようなバトルものなので、説明は要らないでしょう。
 ラストでハーデスさんがなんか画策していましたね。

 岡田芽武さんの「Shadow Skil」のほうも一段落したし、新作に期待します。

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第535回 宇宙戦艦ヤマト2199 (9)

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アニメ「宇宙戦艦ヤマト 2199」第七章 そして艦は行く

 今週末から上映される第七章だが、すぐTV放映されちゃうので興業は大丈夫なのだろうか。
 早く結末を知りたいという人は行くだろうな。
 今回は長編PVは無いようだ。
 


 冒頭10分を期間限定で公開している。
 8月24日までかな? こういう展開は予想外だ。

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第534回 フェネクス

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ユニコーンガンダム3号機「フェネクス」

 いったいなんなんだ? 3号機? 全身金色?
 フェネクスってなんだと調べたら、Phoenix(フィーニクス)か!
 どこまでガンプラを売りたいのか。
Unicorn Phoenix

 もはや「貴婦人と一角獣」に関係がない。
 小説版にもアニメ版にも出てこないだろう?

 Ver.kaで出たら買うかも? 

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第533回 6TEEN

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石田衣良「6TEEN(シックス・ティーン)」

6TEEN


 第519回の続き

 前作から1年の月日が流れ、4人はそれぞれ別の高校へ進学する。
 しかし、四人組は今でも集まって遊んでいる仲良しだ。
 常連となったもんじゃ焼きの店「ヒマワリ」
 娘のサマードレスを着ているサチ婆と出戻り娘のミサオ。
 テツローの携帯に突然届いた謎の人物・魔希の意外な正体。
 夕菜と赤ん坊大雅と同棲を始めたダイ。
 自分が登場する携帯小説に驚くテツロー
 ナオトが一目惚れした黒髪の女子高生に振り回される四人組。
 区民プールで出会った魔女・マーサは四人と友情を深めていく。
 ホームレスとは思えないホームレス・トクさんは僕たちに世間と人生を語る。
 エロいブログ、エログの作者はなんと僕・テツローの事を知っていた。テツロー初体験編。
 中学校の窓から空に飛びだした少年・ユズル。彼は今、短い人生を終えようとしていた。


 「4TEEN」から少しだけオトナになった少年たちの過ごした1年。
 ラスト・エピソードでは涙腺の緩いヒッターは涙を零しました。
 まだこれからの人生の方がはるかに長い少年は、病による自分の死をどう見つめていたのでしょうか。
 突然の友人の死にショックを隠せない仲間たちは、それでも明日に向かって進んでいきます。

 彼らの今後を読みたい。
 ぜひ「8TEEN」を書いてください!!

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第532回 魔王子

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ジャック・バンス 「魔王子」シリーズ Demon Princes 全5巻

 「タイタニア」ほどではないが、シリーズ途中で中断し、再開まで時間がかかった小説があった。
 翻訳版は完結してから発行されたのでストレスはなかったが、当時のファンはヤキモキしただろう。

 今、手に入れるのは難しいだろうが、とても面白いシリーズだった。

 5人の犯罪者に故郷の町を滅ぼされた少年。
 彼は復讐者として殺人術の訓練を積み、「魔王子」として君臨しながらも正体を明かさない仇を一人一人探し出して行く。
 この5人の「魔王子」がそれぞれ、とても個性的なキャラでした。

1.復讐の序章 STAR KING(1964)
復讐の序章

2.殺戮機械 THE KILLING MACHINE(1964)
殺戮機械

3.愛の宮殿 THE PALADE OF LOVE(1967)
愛の宮殿

4.闇に待つ顔 THE FACE(1979)
闇に待つ顔

5.夢幻の書 THE BOOK OF DREAME(1981) 

夢幻の書

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第531回 傾物語

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アニメ「傾物語」其ノ壱

 セカンドシーズンの2作目。
 どうやら放映は原作順を時系列順に入れ替えるようだ。
 
 猫白>傾>鬼>囮>恋


 これは、初めて見る視聴者には判り易いだろうな。文句はない。
 時系列的に飛ぶ「花物語」は今回の2クール放映には入らないらしい。
 また年末の2時間枠に入れるつもりか?

 忍野扇ちゃん登場。
扇

 真宵のリュック返してやれよ。どうして忘れていったかはカット。未成年拉致犯だからな
リュック

 今日は西暦何年何月何日?
何日

 エンドカードも扇ちゃんだった。
エンドカード1

エンドカードと言えば、今日の進撃の巨人 第19話のエンドカードは趣味に走りすぎではないだろうか
進撃19

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第530回 ダンガンロンパ

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アニメ「ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生」

 夏アニメで開始から見ていなかったものをちょこちょこ観てみる。
 そこでハマったのがこれである。「弾丸論破」ですか。原作未見です。PlayStation Portable用ゲームソフトらしい。


 「超高校級の才能」を持つ現役高校生しか入学出来ない羨望の象徴「希望ヶ峰学園」。
 そこに入学を許可された16人

 ・超高校級の「幸運」 苗木 誠  ・超高校級の「アイドル」 舞園 さやか
 ・超高校級の「野球選手」 桑田 怜恩  ・超高校級の「御曹司」 十神 白夜
 ・超高校級の「スイマー」 朝日奈 葵  ・超高校級の「風紀委員」 石丸 清多夏
 ・超高校級の「文学少女」 腐川 冬子  ・超高校級の「暴走族」 大和田 紋土
 ・超高校級の「ギャル」 江ノ島 盾子 ・超高校級の「ギャンブラー」 セレスティア・ルーデンベルク
 ・超高校級の「占い師」 葉隠 康比呂 ・超高校級の「同人作家」 山田 一二三 
 ・超高校級の「プログラマー」 不二咲 千尋 ・超高校級の「格闘家」 大神 さくら
 ・超高校級の「???」 霧切 響子 ・超高校級の「**」 ** ***  


 学校内に閉じ込められた彼らが外に出るには、ある条件が課せられた。

 1.殺人を行った者をクロ(犯人)とする。
 2.後述のルールで遺体が発見されると捜査開始となり、一定時間捜査が行われる。
 3.捜査結果に基づき、その時点の生存者全員による「学級裁判」が行われる。
 4.学級裁判後の生徒による投票で、クロが犯人とされたらクロだけが「おしおき」(公開処刑)される。クロではない人物が選ばれた場合、クロは「卒業」となり学園からの脱出が許され、クロ以外の全員が「おしおき」される。
 5.共犯がいたとしてもクロになれるのは直接手を下した犯人だけ。


 犯人を特定するための調査後、話し合いが行われ「学級裁判」で一人、クロを断定する。
 当たればクロは処刑。外れれば裁判員が全員処刑である。
 「学級裁判」が成功するに従い、移動できるエリアが2階、3階と広がっていく。

 学園長のモノクマ(声-大山のぶ代)が実にイイ(笑)
 すでにアニメは第7回の放映が終わり、3回の「学級裁判」の結果、人数が半減している。
 先が楽しみである。


 

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第529回 銀河英雄伝説

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田中芳樹「銀河英雄伝説」

 「タイタニア」で思い出したのだが、田中芳樹さんの代表作と言えば「銀河英雄伝説」である。
 ヒッターが持っているのはトクマノベルズ版であるが、最初はなんと巻番号とか~~篇とか付いてなくて無印であった(笑)

 ちょっと表紙が見つからなくて、↓は巻番号を消したこんな感じの新書版である。
銀河英雄伝説


 当時、作者も徳間書店もこんなにヒットするとは思っていなかったと言うし、売れなければ2巻目の出版も危なかったろう。
 後付けで「黎明篇」って付けたんですね~
 本棚に全巻並べるのにこっちの方が揃っていてカッコいいから、これも買ったので無印と一緒に正伝が11冊、外伝4冊が並んでおりました。
 いまはもう段ボールに入っていますが・・・
 
 一度、~~篇と付けると最後までやらなければならないので考えるのが大変である。
 アリシゼーションはどこまで「***ング」を伸ばせるだろうか。

 銀河英雄伝説
 1.黎明篇
 2.野望篇
 3.雌伏篇
 4.策謀篇
 5.風雲篇
 6.飛翔篇
 7.怒涛篇
 8.乱離篇
 9.回天篇
10.落日篇

 外伝1.星を砕く者
 外伝2.ユリアンのイゼルローン日記
 外伝3.千億の星、千億の光
 外伝4.螺旋迷宮

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第528回 タイタニア

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田中芳樹 「タイタニア]

タイタニア 1<疾風篇> 2<暴風篇> 3<旋風篇>

 本屋さんで涼をとっていたら平積みのカバーが目に入った。
 あれ?と思って手に取ると「タイタニア」の第1部~第3部の合本であった。
 そして帯にはタイタニア4<烈風篇>の予告が!

 家に戻って調べると講談社ノベルスで9月26日発売とある。
 まさか今世紀中に出るとは思わなかった・・・

 ヒッターの持っているのはトクマノベルス版なので

 1.タイタニア1 疾風篇 1988年
タイタニア〈1〉疾風篇

 2.タイタニア2 暴風篇 1989年
タイタニア〈2 暴風篇〉

 3.タイタニア3 旋風篇 1991年
タイタニア〈3 旋風篇〉

 4.タイタニア4 烈風篇 2013年9月

 4巻が出るのに20年以上空いているではないか!
 全5巻予定なので一気に完結させてほしい。

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第527回 秋アニメ

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2013 秋アニメ

 今秋は何が始まるのかなと調べてみる。

 ・新機動戦記ガンダムW HDリマスター版
 ほう、興味があるな。全話ではなくセレクションか・・・

 ・ログ・ホライズン
 SAOのようなゲーム世界に閉じ込められたゲーマーの話。
 これは前から楽しみにしていた。

 ・はじめの一歩 Rising (第3期)
 コミックスは持っているが、アニメは見たことがない。
 どこからどこまでをやるのだろうか?

 ・ソードアート・オンライン Extra Edition ※年末特番
 アインクラッド、フェアリーダンスの総集編に追加シーンという見る価値がないものだな。

 ・コードギアス亡国のアキト 第1章「翼竜は舞い降りた」 (※第1章のみの放送)
 これは見なければ。


 他は2期もの、ラノベものばかりで収穫がなさそうだ。
 その分、読書に励めるというものだが、秋まで体力が持つだろうか。
 連日の暑さで夏バテであります・・・
 

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第526回 鬼灯の冷徹

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アニメ「鬼灯の冷徹」

 どうも鬼灯様の声のイメージがあわない。
 低音すぎるというか、もっとドSっぽい(いやそのものなのだが)喋り方を想像していたのだが・・・
 閻魔大王の声があってるんじゃないか?
 シロ君の声優は誰だろう。



 このPVの次に紹介されていたのだが、面白い(笑)

 「進撃の巨人」に和田アキ子が?
 まさか出演なさっていたとは・・・


 

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第525回 ソードアート・オンライン(12)

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川原 礫「ソードアート・オンライン」(既刊13冊) 

 第13巻 「ソードアート・オンライン13 アリシゼーション・ディバイディング」
ソードアート・オンライン (13)

 いつもどおり、変更点を見て行こう。

 転章Ⅳ 西暦二〇二六年七月六日 

 文庫版オリジナル章。いよいよ、JSDFにも敵の手が伸びてきたようだ。

 第九章 整合騎士アリス 人界暦三八〇年五月

 外壁登り。壁外に置かれていたガーゴイルのような像は<ミニオン>に変更されている。ドミニオンが語源だろう。
 アンダーワールドになぜ、ソードスキルが存在するのか?
 <ザ・シード>によるカーディナル・システムをベースとしたGGOにはソードスキルは存在しなかった。
 かつてソードスキルを搭載したシステムは、SAOとALOのみなのだ。(←ここは重要です

 第十章 整合騎士長ベルクーリ 人界暦三八〇年五月

 ベルクーリ・シンセシス・ワン登場。構えは<雷閃斬>に変更。ユージオも<ソニックリープ>に技名を変更。
 Web版と違い、文庫版では<武装完全支配>と<記憶解放>の二段階に分かれている。

 第十一章 元老院の秘密 人界暦三八〇年五月

 さあ、ここからWeb版と大きく違う部分が入ってきます。
 R元服的洗脳に屈服するユージオ。

 キリトの覚えていた<青薔薇の剣>のIDも変更。元のWLMは何の略だったのだろう。Wは両刃(ダブルエッジ)、L(文庫ではLS)は長剣(ロングソード)らしいがMが解らん。
だいたい、神聖語を使うなら両刃はdouble-edgedなのでWというのもおかしい。

 キリトVSユージオの対決はWeb版に無かった展開で、次巻が楽しみです。


 ということで、前半部のラスボス、アドミニストレータとの決着はあと二冊ほどでしょう。
 気になるのはタイトルですね。そろそろ、ネタが尽きそうな気がするんですが・・・
 デュエリング? 来年二月までお預けですね。その次は・・・
 10月は「アクセル・ワールド」15巻、12月は「プログレッシヴ 002」となるようだ。

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第524回 Another(下)

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綾辻行人「Another」(下)

                     Another 下

 下巻。
 明かされる事情。26年前、主人公の母親のいたクラスで全ては始まった。
 2年目の死者は16名に上った。生徒、生徒の二親等、担任、副担任が影響範囲。
 最初の年の担任だった千曳は26年間の記録を取り続けていた。
 3年目は「ない年」。4年目、再び千曳が3年3組の担任になった年は14人が死んだ。
 クラスに紛れ込む<もう一人>の記憶が誰にも残っていない。
 学校側も生徒側も対策を立てたが、有効なものはなかった。起こる年には起こるものなのだ。
 千曳の記録によると、その年が終わってからならば<死者>の特定は可能らしい。
 だが、その年中は不可能だと言う。
 唯一の有効策が十年前から始められた方法だ。
 一人を<いないもの>として<ふえたもの>と相殺する。しかし、成功率は5分。一度始まったら、止める方法はほとんど無い。(ほとんど?)

 July
 作者のトリックがまた使われている。
 怜子が中学三年の時、<災厄>を止めた方法とはなんだったのか。
 7月の最初の犠牲者は、担任の久保寺先生。教室で自殺。そして先生の老母。他殺。
 役に立たなくなった<いないもの>対策は撤廃される。
 十五年前、唯一の<災厄>が止まった年。主人公の母が死んだ翌月から<災厄>は止まったという。
 いったい八月に何があったのか。

 アニメで海へ行ったエピソードはオリジナル回だったのか。大人の松永の登場はない。はて、この時、海で死んだのは誰だっけ?
 クラスメイトの小椋由美の家に暴走車突入、兄の 敦志死亡。
 旧校舎へ探検に行ったのは男子のみ3人。カセットテープ発見。
 15年前の8月の死者は二人。その後、<災厄>は止まった。その意味は・・・ 

 August
 夜見山合宿。クラスの参加率50%。引率は副担任の三神先生。
 十五年前の真実はまだあった。<災厄>を止める方法が解った時には、もう今年の<惨劇>が起こっていた。
 <死者>を<死>に還す。だが、いったい誰が<死者>なのか。

 アニメでヒッターのお気に入りであった赤沢泉美は、ほとんど話に絡んでこなかったがやっと登場。
 原作に名前がなければアニメオリジナルキャラになるところだった。
 起こる対立。繋がらない電話。鳴が話す今年の最初の犠牲者とは誰だったのか。
 鳴が見た26年前の卒業写真と主人公の家族写真。眼帯で隠している左目で見た鳴には何が見えたのか。


 ここから終盤まで、この原作小説とアニメはちょっと異なるストーリーとなっている。
 借りていたDVDを返しに行ったところ、TV放映時はあのシーンや、あんなシーンに規制が掛かっていたそうだ。
 そりゃあ、あれをそのまま放映したらまずいよな。

 あとがきで作者は「ローゼンメイデン」に触れている。たしか見てないけど、今アニメやってた筈だなと思い、そのうち見ようと考えている。
 先月発表された、正式続編「Another エピソードS」。・・・文庫化まで待つかな。
Another-S.jpg
                                       

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第523回 Another(上)

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綾辻行人「Another」(上)


 原作を買ってくる。いつも通りメモを取りながら読む。作者の罠はどのように仕掛けられたのか。

 Introduction
 なるほど、主人公の病気は気胸症か。アニメでは病名を言っていなかったようなので気になっていた。
 病院に見舞いに来たのは委員長、風見智彦と桜木ゆかりの二人。持ってきた花束はチューリップ。花言葉は「思いやり」、「博愛」。
 握手を求めてきたのは風見智彦だった。                                                 
 May
 怜子さんの語る夜見北中の心構え。学校の七不思議。
 ここに作者の罠が感じられる。チェック。
 ああ、主人公が名前を気にしていたのは、そういう事だったのか。
 前の学校であったイジメともいえないが、ストレスを溜め気胸発症の原因となったもの。
 主人公はすでに父親のコネで東京の高校入学が決まっているという。そりゃあ、同級生には言えないわなあ。
 
 夜見北中学校は上履き制じゃなくて土足制か。アニメでは履き替えていたようだが。
 ここまで赤沢泉美の出番なし。

 五月の死者。桜木ゆかりとその母親。

 June
 看護婦の水野沙苗、病院のエレヴェーター事故で死亡。
 アニメと違うシチュエーションで心臓病を患っていた高原郁夫死亡。
 人形館の婆さんの台詞の意味はすぐ分かる。客はいないのだ。
 鳴に父親はいたのか。ドイツ出張中だったとは。あのビルは自宅兼工房なのね、金持ち。
 アニメでは開示されなかった情報が原作にはある。これがないとやはり不備があるな。他のクラスにはあって3組にだけ無い儀式。
 何が行われているか解ったが、「何故」の部分がまだ不明。
 生徒と教師には別々の申し送りのルートがある。
 ”それ”が起こるのは2年に1度以上だった。ほぼ毎年じゃないか。
 重要なサジェスチョンが書かれている。これがなくては先の展開が推理できないだろう。

 ここまで赤沢泉美と主人公の直接会話は無い。
 主人公に1年半前の記憶がないのは何故だ?
 <死者>はだれ?

 上巻終わり。

Another 上

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第522回 バンシィ(14)

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バンシィ(14)

 最後にネタにしてから3か月ほど手を付けていなかった。
 あと少しでデカール貼りが終わるのだが、暑くてやる気にならない。

 バンダイさんでは「MG 1/100 小説版ユニコーンガンダム2号機バンシィVer.Ka 最終決戦仕様」が再版されている。
 なんで製作に身が入らないかなと考えたら、サイコフレームの色がやはり問題なのだな。
 写真のようになればカッコ良いのだが、普通に作っていると目立たない。
 蛍光着色すべきだったろうか。
ばんしい


 とりあえず完成させて、次のガンプラの山を崩さなければ・・・

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第521回 新釈 走れメロス 他四篇

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森見 登美彦「新釈 走れメロス 他四篇」

 最近、森見登美彦がマイブームとなり、数冊買ってくる。
 これも読書感想文に使えそうもない。
新釈 走れメロス 他四篇

・山月記
 京都吉田界隈に奇人として勇名を馳せた斎藤秀太郎という男がいた。
 秀太郎はドストエフスキー的大長編小説の完成を目指し、大学を留年と休学を利用しモラトリアム延長の歴史的記録に挑んだ。
 とうに実家から見放され、同期の学生も卒業して社会にその足場を固めていく。
 ある日、秀太郎は偶然に出会った入学以来の親友・永田が、二人の共通の知人(秀太郎の想い人)と結婚し海外へ留学するという。
 二人に祝いの言葉を述べ、下宿に戻った秀太郎はもんどりを打ってころんだ。モン鳥とはラーマヤナに登場するインドの伝説上の鳥であろうか。
 自分はいったい何をしてきたのだろう。文章を書くだけではなく、他にもいろんな事が出来たのではないだろうか。
 秀太郎は一つの事に賭けた学生時代を悔い、出奔する。
 一年後、大文字山に登った「詭弁論部」の学生が派出所に助けを求めに来る。
 秀太郎の後輩であった巡査・夏目は、大文字山の天狗が先輩だと見当をつける。
 夏目が初めて斎藤と会ったのは永田の部屋で開催された麻雀大会「一乗寺杯争奪戦」であった。
 一緒に下山しようと声を掛けるが、天狗は夜空に煌々と輝く月を仰ぎ、高らかに笑って如意ケ岳へと飛んで行った。
 五山送り火の夜、永田と妻が見守る中、炎の大の字の上を飛び回る、人の形をした炎があった。
 その炎は琵琶湖の方へ飛んでいき、その後、怪異は止むことになる。

 いやー、上手く原作を生かしていますな。
 ひょっとしてあの天狗様とは・・・


・藪の中
 映画サークルの作った「屋上」は上映前から話題になっていた。主役二人の接吻シーンが延々と続くというのである。
 監督の鵜山、主演の渡邊、長谷川の内、鵜山と長谷川は付き合っていて、渡邊は元恋人だという。よく殺し合いにならなかったものだ。
 斎藤秀太郎は、初めて長谷川さんと会った時を思い出す。薄暗いアパートの玄関の前に立った彼女は、映画の中の彼女とまったく別人だった。
 監督の渡辺を崇拝する後輩は、サークルの三羽烏、城ケ崎、相島と比べて才能は一番だったと言う。映画撮影を手伝おうとしたが、鵜山は自分と主役の二人だけでいいと言った。
 主演女優の友人は語る。あの三人は歪んでいる。長谷川の魅力を引き出せるの鵜山だけだろう。最初に付き合っていた渡邊から乗り換えたのに鵜山を見下したようなことを言っていた。
 あの映画に出演した渡邊も、あの映画を撮った鵜山も人間としてダメである。セリフはほとんど実話なのだ。
 男優・渡邊真一は告白する。最初に出演依頼が来たとき唖然とした。しかし、詳しく話を聞くと鵜山は本気だと解った。撮影は遅々として進まなかった。長谷川さんが邪魔をするからだ。
 ある日、たまりかねて口を出したのが失敗だった。鵜山にギンナンが食べたいから取って来いと言う彼女と、唯々諾々と従う鵜山。
 そうまでして映画が撮りたいか。鵜山は笑っているのか泣いているのか解らない顔で俺を見上げた。
 あのラストシーンまで付き合ったのは鵜山のためだった。俺を魅了した彼女を、鵜山は映画の中へ連れて行ってしまった。
 女優・長谷川菜穂子の物語。私は裏方の方が向いていて映画に出るなんてことはしたくなかった。「屋上」の脚本は別れた恋人同士が屋上で度々逢ってヨリを戻していくというものでした。
 宇山君は嫉妬深く、渡邊君は私と別れた後も平然としていた。大人だったからでしょうか、宇山君と渡辺君は一回生のころから親友で、撮影のあいだも楽しそうにしていた。
 あのラストシーンはやりたくなかった。まさかあそこで本当に虹が出るなんて。撮影の後、頭が真っ白になって私は泣きだし。こんなことを繰り返していたら、彼はダメになる。
 彼のことを思って頑張ってきたのに。もうだめなのだ、と。
 監督・宇山徹の話。斎藤から教えてもらった撮影場所は良かった。主演の二人も思い通り。天候も思い通りだ。ぼくは映画を撮るのが好きではない。彼女を撮ることだけが好きなのだ。
 だから、彼女の相手役に渡邊を選んだ。人を魅了するために映画を撮るのではなく、自分を魅了するために。
 計算高い僕の依頼に渡邊はコロッと了承した。撮影の合間に彼女がギンナンを食べたいと言うから拾いに行った。屋上では彼女と渡辺が仲睦まじく喋っていた。
 僕はみっともなく、悔しくて胸がきりきりとするような感じを味逢わないと、実感がわかないのだ。
 あのラストシーンこそ、この映画の白眉だ。大勢の観客がそれを観た。大勢の観客が彼女を取り囲み、肝心の僕だけが除け者という感じ。
 僕が独りでどれだけ深く満足したか、君には解らんかなあ。

 これは元ネタを読んでいないのだが、なんかいい話のようだ。芥川龍之介ですか。
  
・走れメロス
 芽野史郎は激怒した。所属する「詭弁論部」の部室が「図書館警察」の私設軍隊「自転車にこやか整理部」によって封鎖されたのだ。
 図書館警察長官と談判した史郎は学祭のステージで「美しき青きドナウ」のあわせてブリーフ一丁で踊れば考えようと言われる。
 友のために踊れるかという提案に、史郎は1日の余裕をくれと言った。
 これから姉の結婚式なのだ、一度郷里に帰って、明日の日暮れまでに戻ると。
 史郎は入学以来の親友である芹名を人質として走っていく。
 その姿を見送った後、芹名は言った。「あいつに姉などいない」
 芽野史郎は翌日の日没まで。図書館警察から逃げ切れるか!
 
 「詭弁論部」伝統のパンツ番長戦を、歴史的激闘と公共の迷惑を考えて引き分けた宿命のライバル、芽野史郎と芹名雄一。
 (パンツ番長戦とは同じ下着をどれだけ長く着用し続けられるかの勝負である)
 「詭弁論部」になぜか在籍していた須磨さんに、ともに失恋した芽野と芹名と長官の運命は・・・

 太宰もこれを読んで涙を流すだろう。
 猫炒飯を食したい。


・桜の森の満開の下
 「哲学の道」という桜並木がある。その並木道沿いにある築三十年ほどのアパートに入居した新入生の男は、ふと目が覚めて満開の桜の咲く「哲学の道」に散歩に出た。
 しかし、誰もいない並木道を歩いていくにつれ、だんだんと怖くなりアパートに駆け戻る。なにか幼児体験で嫌なことがあったのだろうか。
 そのまま忘れていて四年後。夜っぴて小説を書いていて、気分晴らしに散歩に出た男は、満開の桜の下で泥酔していた女を拾い、アパートで寝かせてやる。
 徹夜明けの男もうとうとし、目覚めたとき、女は消えていた。
 
 男の尊敬する先輩に斎藤秀太郎という腐れ学生がいた。小説書きを目指す師のような存在で薫陶を受けていた。ある日、男は桜並木で拾った女と再会し、しばらくして同棲するようになる。
 女は男の小説を誉めてくれるが、男の小説に添削をする斎藤秀太郎が嫌いだった。そのことで大喧嘩をし、男は麻雀大会「一乗寺杯争奪戦」へ向かった。
 嫌な予感を胸にアパートへ帰ってきた男は、アニメDVDやガラクタが無くなり真っ新になった四畳半と、そこに座っている女をぼんやりと見つめた。
 それは桜の森の満開の下を通ったあの時の、ゾッとした感じだった。男は女を本当に愛おしいと思った。

 それから男は女のために小説を書いた。女は男の小説から斎藤の影を消し去り新人賞に応募させた。
 男の小説には女の広げた人脈で次々と依頼が来て売れっ子になっていく。しかし、女はまだ足りないと言う。
 男にはもう書くものが無いのだ。男は新幹線で京都に戻り「哲学の道」を歩く。
 追ってきた女はつぶやく「私は何が間違っていたの?」

 これも元ネタを読みたくなってきた。坂口安吾ですか。

・百物語
 森鴎外の著作ですね。
 イギリス留学から戻った私・森見は友人のF君から百物語の会に誘われる。
 前4話の登場人物総登場の怪談物語。


 なかなか味のある小説群でした。
 暑い日が続いて1日文庫1冊を読むのもしんどい。
 早く秋が来ないかなあ。

 

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第520回 サイボーグ009

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石ノ森章太郎歴史的傑作集 サイボーグ009 地上より永遠に

 コンビニで見かけて「感動の完結編!」とあるので、どんなんだったかなと買ってくる。
サイボーグ009 地上より永遠に
 このラストは見覚えがあるな。なるほど、こういう展開でああなったのか。
 「黒い幽霊(ゴースト)編」の後も続いていたはずだな、調べると、第2期の完結編ということらしい。
 なんと作者が亡くなるまで第8期まであったのか。最後は未完だったようだ。
 数十年前にこんなSFバトルものを描いた石ノ森先生は天才ですな。

 昨年の劇場版「009 RE:CYBORG」は見なかったのだが、レンタルしてみるか。

 

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第519回 4TEEN

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石田衣良「4TEEN(フォー・ティーン)」

 親戚の子供が読書感想文を書くのにいい本は無いかと言うので考えてみると、子供の頃に読んだ本は段ボールの山の奥深くにあって取り出せそうもない。
 新たに買おうとしても絶板になっているものも多く、せめて高校生ならば読解力もあるだろうが、中学生向きのものはというと思い浮かばない。

 という事で連想ゲームからこの本を買ってきて読んだ。
 「池袋ウェストゲートパーク」が一旦終了してから石田さんのは読んでなかったな。
 前にネタにしたのはいつだったろうと記録を見ると、昨年の11月の第250回か。早いものである。

 4人の中学二年生が織りなす連作短編集。

 びっくりプレゼント
 中学2年に上がる春休み。ウェルナー症候群で入院中のナオトの見舞いに行ったダイ、ジュン、そしてぼくテツローは、ナオトの誕生日にお金を出し合ってプレゼントを用意しようとする。
 早老症とも言われる病気のナオトは、大人になるまで生きられるのだろうか。
 お年玉の残りを使って3人で決めたプレゼントは、援助交際をしてくれる女子高生を、1日雇う事だった。

 月の草
 2年に進級し1月半ほど経った頃。
 不登校になった女子にプリントを届ける役になったぼくは、それから何度も部屋を訪れる事になる。、
 不登校引き籠りのルミナは拒食症だった。体重が目標の25kgを切ったと喜ぶルミナと僕は外に散歩に出る。
 ぼくの初めてのキスは、カロリーメイトのチーズ味だった。

 飛ぶ少年
 クラスで一人浮いている空気を読めない少年ユズル。
 彼が四階の窓から飛んだのは何故だったのか。
 (イジメの話ではないです)

 十四歳の情事
 梅雨に入る直前の一週間。
 今年は暑さに弱いはずのジュンの様子が違っていた。
 新しい恋の始まり。相手は夫のDVに悩む不倫専門サイトの人妻だった。
 
 大華火の夜に
 八月第二土曜日。東京湾大華火祭。
 前日に秘密の観覧場所のチェックに行った四人は、末期ガンで病院を脱走中の老人を発見する。
 相続の話しかしない家族が嫌で、静かに死に場所を求める老人とぼくたちが交わした取引とは?

 ぼくたちがセックスについて話すこと
 季節は秋に移る。
 いつもの四人で帰ろうとしていたところへ、クラスでどのグループにも属していないカズヤが一緒に帰ろうと声を掛けてくる。
 服装のセンスはNo.1。ちょっとオカマっぽい彼は、僕たちのグループに入りたいらしい。
 翌日、事件が発生した。クラス一の美少女イズミがカズヤに告白したのだ。
 カズヤはその子を振って好きな子がいると、ぼくたちと一緒に帰ろうとする。
 はたして、カズヤの好きな相手とは・・・

 空色の自転車
 二月半ば過ぎ。
 いつも一緒に登校する場所にダイは来ない。もう二度と会えないかもしれない。
 ダイの父親は死んで当然の男だった。
 はたしてダイには殺意はあったのだろうか。

 十五歳への旅
 三月の春休み。二泊三日の自転車旅行で向かうのは新宿。
 公園にテントを張って泊まるのだ。
 アダルトショップ探検で四人がそれぞれ買い込んだものは?
 包帯少女のフィギュアを買うなよナオト。
 さらにエスカレートし、ストリップ劇場へ向かった四人。
 二日目の夜、雑誌で見当をつけていたクラブに入ったぼくたちは、二人組の家出中の女子に声を掛けられる。
 最後を飾る短編。
 中学生の時期を終えれば人は変わっていく。ぼくたちの未来には何があるのだろう。

4TEEN.jpg

 いやー、良い小説を読んだ。さすが、第129回直木賞受賞作。
 ・・・だが、中学生の読書感想文には向かないな。
 でも読むだけなら、これは良い小説だろう。
 いやいや、これを糧に感想文を書いてこそ真の中学生読書感想文だ!
 ・・・親には見せないように。

 「6TEEN」に続く。 

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第518回 キャプテン・ハーロック

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劇場版 キャプテン・ハーロック

 むう、これは不評を買う事は100%確実だろう。
 「宇宙戦艦ヤマト2199」の人気にあやかった?
 松本零士ファンでも観に行かないような気がする。

  

 なんだ、あのミーメは! イメージが全然違う。
 ハリウッドが作るとこうなっちまうのか。
 どうせなら新作アニメにして欲しかった・・・


 どうせなら、こっちの方が期待できそうだが。
 このポスターは出来が良いなあ。
 「進撃の巨人」実写版ポスター。2018年9月7日公開か。
 http://turusokuhou.com/archives/26950956.html

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第517回 ブラックペアン1988

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海堂尊 「ブラックペアン1988」

 桜宮サーガ:バブル三部作の第1部。
 時代は昭和六十三年。バブル経済が崩壊に向かって行く時代。
 東城大学医学部附属病院の新病棟はまだ建っていない。

 藤原さんはまだ婦長か。総合外科教室に外部から招聘されたのは、後に病院長となる高階講師だった。
 実にビッグマウス高階が元気がいい。非常に面白い。
 この男が将来、タヌキおやじになるとは信じられないくらいだ。
 猫田主任、花房看護婦と懐かしい名前も出てくる。

 語り部は世良雅司、国家医師試験に合格した医師一年生。後輩の学生に速水、島津、田口公平登場。
 おお、渡海先生はマッカランをお好みですか。趣味が合いますね。

 この時代はまだ患者に癌を告知するのはタブーとされていた。
 異なるアプローチで患者に癌を宣告する高階と渡海。
 この頃から考え方の方向性が違っていた速水と、田口、島津。二十年後の彼らを彷彿させる。

 1988年って「となりのトトロ」が公開された年だったのか。
 高階の秘密兵器「スナイブAZ1988」は命取りの道具になるのか?
 運命の手術執行日。やるではないか、猫田主任(笑)

 権勢を誇る佐伯教授の元で、その地位を固めていく高階。
 しかし、病院長選挙を目前に発生した因縁の手術とは?
 ブライトメス・高階とブラックペアン・渡海。阿修羅と悪魔の運命はここで分たれる。

 白鳥・田口シリーズ最終作「ケルベロスの肖像」、「輝点炎上」で明かされた、ブラックペアン事件の真実がここにある。
ブラックペアン1988

 引き続きバブル三部作の第2部「ブライトメス1990」に進もう。

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第516回 Another

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アニメ「Another」

 先日、友人から夏に見るならこれだと貸して貰ったのだが、面白くて二晩で見終わる。
 未放映の第0話「The Other -因果-」を含む全13話。
 昨年の冬アニメだったのか。見てなかった。

 主人公は学校内で堂々と携帯使っているが、いいのか?

 同じ常時左目眼帯人間のヒッターにも死人が見えるのか?

 さて、原作を買ってくるか。
 一応、原作はラノベだと思ってる人が多いけど、ラノベのカテゴリーには含まれないようです。
 スニーカー文庫の表紙のせいだな。
 角川文庫版にするか。

 

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第515回 流れ行く者

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上橋 菜穂子「流れ行く者」守り人短編集
流れ行く者 守り人短編集


・浮き籾
 秋の始まり。農家の三男であったタンダの里で、山犬に若者が襲われるという異変が起きる。
 山犬の頭は光っていてただの獣ではない。出現した場所が、野たれ死んだタンダの伯父オンザの遺体があった場所で、オンザの呪いではないか噂が広がる。
 山に住むトロガイ師のもとに相談に行くタンダ。そこにはバルサと養い親のジグロも逗留している筈だった。
 あいにくトロガイ師とジグロは所要でしばらく帰ってこない。
 タンダとバルサは真相を確かめに行くが・・・

 人に見えぬものを見るタンダは、オンザの真意を確かめようとする。
 死者の霊魂と関わるなと怒るバルサ。
 果たして真相はなんだったのか。

 季節は冬へと移り、追手が近づいているとバルサとジグロは、しばらくヨゴを離れると言う。
 峠で二人を見送るタンダに、バルサは一度振り返ったきり、もう振り返らなかった。

・ラフラ〈賭事師〉
 夏の始まり。バルサとジグロはロタ王国にいた。
 故郷を追われ、ジグロに助けられて逃亡を始めてから7年。バルサは13歳になっていた。
 ジグロは酒場の用心棒。バルサは給仕の仕事をしていたが、そこでススットというサイコロ賭博を覚える。
 手先の器用なバルサはサイコロの目を操るのが上手く、快勝を続けていやが、ある日大負けしてからやめてしまった。
 しかし、冷静に見ているとこのススットという賭博が解り始めてきた。
 ラフラと呼ばれる専業の賭事師が必ず一人加わり、上手く勝負を操っている。
 その一人。アズノという老婆に気に入られたバルサは、アズノが50年に渡り、一つのススットの勝負を続けていると聞く。
 その相手はロタ王国の氏族長の重臣であった。重臣の館で重臣の息子を交え、長年続けてきたススットを再開したが、アズノは酒場とは違う本気の勝負をする。
 重臣は、もう二人は互いに年を取り、次の勝負で決着をつけようと言う。息子と1対1の勝負で勝ってくれ。
 今度は金を掛けるから、と。
 バルサが見たアズノの表情は複雑なものだった。果たして、勝負の行方は・・・

 
 これは実に味わいのある話です。
 若い人にはアズノの心理が理解しにくいかもしれません。
 読書感想文を書くには良い短編ですな。

・流れ行く者
 ロタ王国の酒場で用心棒をしていたジグロは、酒場の敵対組織の刺客たちを倒すが、その時の怪我が元で高熱を出して倒れる。
 ジグロを誉めそやしていた酒場の主人の、手のひらを返したような態度にバルサは憤る。
 ようやく回復したジグロは、その怒りは間違っていると言う。
 用心棒は金を貰って仕事をするだけ。感謝しろと言うのは筋違いだと。
 若いバルサには、その意味が解らない。
 動けるようになったジグロは、ここには長く居過ぎた。冬はトロガイ師の下で過ごそうと隊商の護衛の仕事に就く。
 バルサは隊商の用心棒たちに目を掛けられるが、隊商が盗賊たちに襲撃を受けた。
 用心棒の1人の裏切りに気づくバルサ。
 初めて人を手に掛けたバルサは、抜いた刃には人の命が乗っている事、何かを守るための覚悟を知る。
 

 バルサの少女時代の重要なエピソード。彼女の運命に大きく影響していくのでしょう。
 養い親のジグロは、彼女が一人で生きていけるように鍛え上げています。
 その後の運命は「精霊の守り人」で知っているのですが、当人がどういう人だったのかはこの短編集で書かれていて興味深い。

・寒のふるまい
 冬の始まり。タンダは人の食べ残しをけもの道に置いて供える「寒のふるまい」をしていた。
 ある日、トロガイ師が良い夢を見たから、近いうちに良い事があると告げる。
 もしかしたらと、毎日のように峠へ通うタンダ。
 綿毛のような雪が降り始めた頃、焚き火の向こうになにかが動く気がした。
 見つめる雪の向こうに大小二つの人影が滲み出る。
 タンダは堪えきれず、一直線に人影へと駆けて行った。


 久々にシリーズを読んだが、他の作品もレビューしようかな。
 良い作品です。
 「炎路を行く者」 (守り人作品集)も早く文庫化を望みます。

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