まるでダメな男の日記

このブログでは趣味のゲームや読書感想など非生産的な駄文を書き連ねていく予定です。

第1882回 コミック版 GATE(4)

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柳内たくみ 「GATE(ゲート) 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」
 コミック11


 発行ペースが速いな。今回は発売日チェックですぐに購入できた。
 シェリーちゃんの腹黒さがアニメではあまり表現されていなかったので、コミック版で読めて嬉しい。
 番外編「モフモフ黙示録」でもふもふになったウォルフさんの悲劇はおもろかったです。(笑)
              ゲート 11巻

 次巻ではいよいよ菅原とシェリーちゃんの名シーンが読めそうだな。
 アニメではカットされた天孤星の異常観測もきっちり描いて欲しいものです。

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第1770回 コミック版 GATE(3)

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柳内たくみ 「GATE(ゲート) 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」
 コミック10


 昨年末に出ていたのか。知らなかった。
 コミック版8~9巻では「特地迷宮攻略編」を間に挟んでいたので、ストーリー的にはちょっと遠回りという感じだったな。
 10巻では伊丹たちはハーディの神殿へやって来たが、これは第4部「総撃編」のパートを前倒しで「動乱編」に挟んだのですな。
 こちらの方が流れ的にも良いですね。
               ゲート10

 これはコミックスは全部で20巻まで行くな。
 
 

第1504回 GATE(15)

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柳内たくみ 「GATE(ゲート) 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」
  正式版

 
 ・冥門編 (動乱編、総擊編、冥門編へと加筆・改稿される部分)
 (承前)

 日本政府は、「アルヌス占拠事件」に関する交渉の場を国連安全保障理事会へと移した。
 ディアボ軍は国連の旗を揚げて立て篭っているのである。捜索隊を送り込んだどこかの国が後ろで手を引いているに決まっている。
 しかし、特地人民による抵抗運動、皇位争奪の内乱だと強弁されては手を拱いて見ているしかない。
 唯一、“武装勢力と我が国とは関係がない”という言質を引き出して、他国の干渉を一切受け付けないという態度を麻田政権は勝ち取った。安全保障理事会で強権を持つ国々に対し、日本に好意的な国々が落とし所として提示したものであった。

 レレイを監禁しているというピニャだが、それは冗談めかしたものであり、仮に本気で言ったとしたらロウリィに身体から首を切り離されてしまうだろう。
 ピニャに脅されて発した檄文に続々と集まってくる様々な種族、部族の義勇兵たち。吟遊詩人たちの唱う「緑の人」の叙情詩は帝国のみならず大陸中に口伝てで広がっていた。
 ここで伊丹はレレイとピニャの共謀を疑う。“門(ゲート)”を閉じるときは、伊丹は日本に帰ると告げた。
 ロウリィはこの世界から離れられないし、テュカも伊丹のもとから離れようとしない。ひょっとして4人ともグルなのではないか?
 伊丹に出来ることは、特地に残るか、日本に帰るかを態度で示すことだけだ。

 交渉に降りてきたディアボ軍の使者は、本国と連絡の取れない状態にある自衛隊に“我らの知るところではない”と言われ、アルヌスの丘の麓に集まる義勇軍にたらい回しされた。
 交渉に立ったピニャは、戦うなら「講和条約」は効力を発揮していない今、帝国に対する反逆罪として『じゅねーぶ条約』など考慮しないと宣言する。使者に随伴してきたアジア系の男たちは戦って死ぬか降伏して死ぬかの二者択一を迫られることになる。

 伊丹は自衛隊の指揮下から離脱し、義勇軍への参加を健軍一等陸佐に申し出た。
 “門(ゲート)”閉鎖のタイムリミットは総選挙当日までである。自衛隊は政治的な問題で表立って動けない。
 伊丹と同行するのはロウリィ、テュカ、ヤオ、そして元・第三偵察隊の面々と栗林妹達報道取材班。武装は柳田の用意した書類上破棄、消耗扱いになっている武器、弾薬類である。

 ピニャたちと合流した伊丹たちだが、伊丹はボーゼスからピニャの真意を聞く。
 ピニャは“門(ゲート)”を閉じたらレレイを殺害して、二度と“門(ゲート)”が開かぬようにする気だ。これを告げることはピニャに対する裏切りであるが、ボーゼスはお腹の中の富田の子に“門(ゲート)”の向こうの世界を見せてあげたいと言う。
 伊丹はヤオにレレイ救出を頼む。
 だが、男運のないヤオは牡馬を選んだことが裏目に出た。駆け続けて瀕死の馬に振り落とされ、川を流されていくヤオ。

 アルヌスの丘への総攻撃。
 導師達の列にはレレイの姉のアルペジオ、その師匠の老婦人ミモザ、そしてカトー老師の姿もある。
 防御に特化した星型城塞に近づくのは容易ではない。
 そして“門(ゲート)”を閉じるかどうかの判断は人間がせよという冥王ハーディの託宣と共に、水龍を伴った亜神ジゼルがロウリィの前に姿を現す。
 アルヌス攻防戦はこの2柱の亜神と水龍の乱入によって混戦におちいる。特に炎龍と並ぶ災害である水龍の登場は恐慌に拍車をかけた。
 だが敢然と水龍の目にグラスファィバー製のコンパウンド・ボウで矢を射込んだハイエルフがいた。
 
 レレイは確かにピニャと共謀して身を隠していたが、そこに伊丹の元・妻の梨紗もいることに不信感を覚えていた。
 “門(ゲート)”が閉じてしまえば梨紗は帰る方法がなくなってしまう。レレイがいれば再開通は可能なのだが、ピニャの真意はどこにあるのか。
 思考の延長線上は良くない方向へ向かっていた。そのさなか、騎士グレイは気分直しにと湖上の船遊びに誘われる。
 小舟の上で腰の剣を抜くグレイ。
 レレイの強力すぎる魔法はグレイの右胸に大穴を開けるとともに、小舟をも破壊していた。泳げないレレイは湖の底へ沈んでいく。

 水龍を撃破した勢いを持って、緑の軍旗を振りかざし、紅い髪をたなびかせて白馬で駆けるピニャ皇女の勇姿は後の画家たちが多く題材として選んだ。奔流となった人の波が武装勢力を圧倒していくが、ディアボ軍の抵抗は激しかった。
 なにしろピニャは事実上の死刑宣告を出して攻めてきたので、降伏しても死あるのみである。四方は完全に塞がれて逃げ道はない。
 ディアボは日本と帝国の間に第三勢力を引き込んだことを後悔していた。
 アジア系の工作員は死んでも身元を明かさないよう、ディアボの立てこもる倉庫にガソリンを撒いていく。
 倉庫に近づいた第三偵察班一同を巻き込んだ大爆発。
 ジゼルの首を取り落としたロウリィの背中には大きな傷が開き、血を流していた。

 白い闇の中でレレイは目覚める。白い闇は全てを忘れ去る冥界の闇。
 しかしレレイはその闇の中で、己の成すことを忘れなかった。
 冥王ハーディはレレイを新たな使徒に選ぶが、レレイはハーディの片棒を担ぐのを拒否した。
 ハーディの神としてとった手段はヒトとしては許せるものではない。
 だが、伊丹に会えなくなるのは悲しい。
 レレイが使徒としての道を選択しようとしたとき、懐かしい声がかけられる。
 暗黒神エムロイに「ウチの娘を宜しく」と送り返された伊丹であった。
 そして伊丹を冥界に残したままレレイは浮上していく。湖畔で飲んだ水を吐き出しているレレイの顔を覗き込んでいるのはヤオだった。

 伊丹はハーディと別れたあと病室で目を覚ます。
 そこは都内の病院で、“門(ゲート)”は閉じられた後だった。


 “門(ゲート)”閉鎖から4年後。新しく設立された放送局のニュースキャスターとなった栗林菜々美とゲスト・コメンテーターの望月紀子がテレビに映っている。 
 何も加えず、何も減らさない彼女のニュースは、多くの視聴者から信頼されていた。
 古田の小さな居酒屋「兎屋」のカウンター席は、すし詰めだった。
 店には北海道出身の人間の中居がいたが、古田が誰を連れ添いに欲しかったのかは店の名前で明らかだ。
 倉田を慕って日本側に来たペルシアはモデルにスカウトされて活躍している。
 黒川は夜勤専門の看護師を続けながら役者の道に進んだ。

 伊丹の手元には「結婚しました」という葉書がある。伊丹の元・妻の梨紗の再婚の通知だ。
 伊丹は梨紗とよりを戻すことができなかった。梨沙は別れの際にこう言った。
 「貴方の心はあの日からずっとあそこに行ったままなのよ。」
 伊丹の傍には栗林が寄り添っている。その二の腕には縫合の跡が残り、まるでウィンクでもしているかのように右の瞼を降ろしている。
 彼女は右目を失い、全身にも大怪我を負って職種を変えざるを得なかった。
 あっさり全治してしまった伊丹の方が引け目を感じている。
 ロウリィは伊丹を日本に還す際に、巨大な金剛石の原石を真っ二つにし、一つを伊丹に持たせた。
 レレイがふたたび“門(ゲート)”を開く際の目印となるように。
 ピニャも一度、レレイ暗殺に失敗したし、死神ロウリィに逆らってまで妨害はすまい。
 伊丹と栗林は皆の集まっている居酒屋「兎屋」の扉を開ける。

 クリバヤシ

 というのが「正式版」のおおまかなストーリーでした。
 後半が書籍版とものすごく違ってますね~
 これはこれでアリだと思うのですが、アナザーバージョンとして書籍化しないのでしょうか。(笑)
 栗林ちゃんが伊丹の追っかけになるとは意外です。
 文庫版のあとがきでは次の話はもうちょっとお待ちくださいとのことだったので、じっと待ってますね。

第1496回 GATE(14)

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柳内たくみ 「GATE(ゲート) 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」
  正式版

 
 ・冥門編 (動乱編、総擊編、冥門編へと加筆・改稿される部分)


 (承前)

 “門(ゲート)”が存在することによる世界への影響。
 それを閉じることは、「特地」での利益を求めていた日本や奪取を狙う諸外国勢力、そして日本の文化に触れてしまった帝国側にも反対派が現れる。
 そして「特地」に広がる不可解な現象は最新物理学、宇宙論にも波紋を投げかけた。
 かくして世界各国の有名大学に所属する研究者達31名が「特地」入りをするが、3日目に中国人研究者が行方不明になったことで、日本政府はさらにアメリカ・フランス・中国・韓国・ロシアから、合計で300名にも渡る捜索隊の受け入れに同意することとなった。
 「アルヌスの街」はすでに諸外国人で溢れ、古田に連れてこられたテューレや無銭飲食をしたジゼルが給仕として働いている。

 日本においての麻田総理大臣と皇帝名代ピニャの講和条約文調印は世界中に向けて報道された。
 もう戦争は終わるのだという安堵感とともに、伊丹も日本に引き上げることに対してテュカ、レレイ、ロウリィの間で悶着が起きる。

 かなり日本に対して有利な講和条文だが、これは“門(ゲート)”が存在することで意味を持つ。
 ピニャとしては“門(ゲート)”が閉じてくれる方が望ましい。
 一方「アルヌスの街」ではボーパルバニーのデリラとテューレが遭遇していた。そして“門(ゲート)”を閉じないことを望む勢力へ後押しをしようとする、片言の日本語を話す連中も現れた。

 “門(ゲート)”の開閉に関わる技術と知識を持つ者は、現在の所、冥王ハーディの力を借りられるレレイしか確認されていない。
 “門(ゲート)”を閉じた際の目印として伊丹に送られた金剛石の原石を2分割して、両世界に置くことにする。
 レレイは信仰する賢神ラーに与えられた命題として、伊丹に寄せる非理性的で理不尽な感情が何らかの精神的な疾患ではないかという問題を一生かけて解き明かすため、日本に残りたいと麻田に申し入れる。

 一旦、“門(ゲート)”は閉められることになったが、ここから事態は一変する。
 第2外国語を中国語とする「特地ビジョン/3千万人の移民」計画の発表。「アルヌスの街」に居座った中国、韓国人たち。
 講和条約文調印はされたが元老院での批准が済んでおらず、まだ有効にはならないし、そもそも調印した日本政府が解散総選挙をやりそうになっているのである。
 皇帝名代のピニャとしては日本との講和しかしていないのに、ほかの国から3千万もの移民が来たり、麻田政権が負けたときのことまで考慮しなければならなくなった。
 ピニャは招かざる客を駆逐するため、“門(ゲート)”閉鎖への直接行動にようとするが、皇帝モルトはそれを是としない。
 日本と中国との諍いに帝国が巻き込まれるのを避けたのである。これによってピニャは表立って帝国軍を動かすことができなくなった。

 慌ただしく撤収作業の行われている自衛隊「特地」駐屯地には旧式の航空機、兵器、武器、弾薬、爆薬、予備燃料は残されていくことになった。アルヌス警備の1600人を残して総選挙10日前に“門(ゲート)”は一旦、閉じられる予定になる。
 撤収作業の合間に駐屯地に呼び出された伊丹の元妻・梨紗を迎えたのはピニャの薔薇騎士団であった。そして通訳のためにレレイも呼び出されたが、それが彼女を見た最後になった。

 古田が日本に連れて行こうと口説いていたテューレ。それを見ていたデリラは裏切り者のボーパルバニーの女王を許せなかった。
 どうしても落とし前をつけなければとテューレを探していたが、見知らぬ男達に暗がりに連れ去られるテューレを見つける。
 後をつけたデリラはその男たちが第2皇子ディアボと関係していることに気づく。
 テューレを連れて脱出する際、銃弾を受けた彼女はデリラに「古田を助けて。恐ろしいことが」と告げて息を引き取る。

 無力化ガス攻撃を受けたアルヌス駐屯地。デリラの通報がかろうじて間に合ったが、自衛官、街の住人や帝国の使節団、ピニャの騎士団も負傷している。
 ディアボ軍を名乗る武装集団に占拠されたアルヌスの丘を見て、ピニャは二度と“門(ゲート)”を開かないと決意する。
 だが、それは自分ひとりでは無理だ。皇帝の威光でも諸王国軍を敗走させた前科があるのではどこも動くまい。
 だれもがその偉業を認める英雄に先に立ってもらわねばならない。そして、ある男の顔を脳裏に浮かべる。

 ・・・続く。(次回で最後までまとめられるかな?)

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 文庫版もコレクターの性として購入してしまった。
 第2クールEDの映像はアニメスタッフの自衛隊体験入門からですか。
 トンビにお弁当をさらわれたのは作者だったのですね、(笑)
  GATE外伝+ 上 GATE外伝+ 下

第1489回 GATE(13)

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柳内たくみ 「GATE(ゲート) 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」
  正式版

 
 前回の続き

 ・冥門編 (動乱編、総擊編、冥門編へと加筆・改稿される部分)
 皇城での日本からの捕虜返還を祝う宴のさなか、拉致被害者望月紀子の暗殺指令を出したグループの搜索が第2、第3偵察隊によって行われていた。
 祝賀会に招かれた白百合副大臣、外務省の菅原たちの前で吟遊詩人が語る、約1時間の「緑の人の炎龍退治」の叙情詩。
 これは日本とエルベ藩王国、ダークエルフたちの仕掛けたプロバガンタ工作である。
 救助されたダークエルフたちと違い、自分の故郷を失ったボーパルバニーの元族長テューレは、立太子したゾルザルに「私の故郷を滅ぼした癖に!」と食い掛かる。
 知っていたのかと嘯くゾルザルも実は小心な男で、帝位に就きたくはなく、弟のディアボが継がないかとわざと隙を見せていたが、日本との講和が成されようとする段階で退位を表明した皇帝のため、皇太子になってしまった。
 二律背反に悩むゾルザルに、「緑の人」が悪いとテューレが吹き込む毒の言葉。
 ゾルザルにとって自衛隊は不倶戴天の敵となる。
 皇太子府を設立したゾルザルは帝国軍を使い、不逞な流言を流す民を逮捕する「リュニース特別法」を持ってアルヌス周辺の村を襲い始める。

 自衛隊が利用していた吟遊詩人たちが立て続けに殺され、捜査線上に浮かび上がったボウロという男の監視が始まる。
 (これによって「学都ロンデル」でのアルペジオ・エル・レレーナとの姉妹喧嘩の結末が変わる。
 「笛吹き男(パイドパイパー)」が登場しないため、レレイの導師号審査はすんなりと受けいられる。)

 使徒ロウリィがレレイに語る“今はアルヌスに居着いている”理由。
 自分の家の庭木ですら、変な伸び方をしたら切り取ると言う。そんな風にして管理している庭に、隣の家から大木の枝が侵入してきたらどうするか。
 (これは外伝4での石油精製施設の破壊工作は、やはりロウリィがやったのか?)

 伊丹が日本で鑑定に持ち込んだ約2万カラットのダイヤモンドの原石。そして特地での推定埋蔵量1千億バレルの大油田の発見の報が全世界の財界を動かす。
 日本だけに富を独占させるわけには行かない。
 国連視察団という名目で各国の使節と、取材という名目でマスコミの群れが特地へと流入していく。

 だがゾルザルの参謀たちは、家族を人質にしてアルヌスの住民に自衛隊員を襲わせた。
 無差別に発砲するしか選択肢がなくなった自衛隊員と民間人の死体の山が築かれていく。
 遠方からそれを見る帝国兵の足元には、人質とした女、子供の骸が横たわっている。
 大量の自衛官殉職者と民間人死傷者をだした生報道中継に現職総理は辞任を表明した。

 当然ながらこの行為は講和交渉において日本からのクレームがついた。 
 ピニャの諌めにも耳を貸さず、勢いに乗ったゾルザルは交渉の席で、最後の拉致日本人マツイフユキの生首を白百合副大臣に放り出す。
 副大臣は失神し交渉は中断。翌日、元老院は第二皇子ディアボを中心とする講和派によって、皇太子ゾルザルの不信任が決議された。
 しかしゾルザルの廃立と同時に、皇太子府の軍旗の下に主戦論派貴族とそれに与する帝国軍が集結しつつあった。

 危険を感じた皇帝モルト、第二王子ディアボ、皇女ピニャ、講和派元老院議員らは帝都を見捨てて日本への脱出を試み、イタリカ方面へ向かう。
 ゾルザルの下に集まった8万の軍が帝都に到着したときにはもぬけの殻で、帝都の守備兵すらいなかった。
 しかも、帝都金庫内に蓄えられていたはずの金銀財宝のことごとくが、すっかり持ち逃げされていたのである。
 いきなりゾルザルは兵士への俸給の支払いに困ることになった。
 新皇帝を僭称したゾルザルは士気の落ちた軍を率いて前皇帝の追撃にかかる。
 途中の都市で臨時徴税を行い、連合諸王国軍の兵達を集めた軍勢は15万に達し、モルト陣営は約8万しかいない。
 激戦のさなか、ピニャは密かに副官八ミルトンに密命を下す。

 ゾルザルVSモルトの内戦において、早期講和を条件にモルト側についた自衛隊の参戦。
 ボーゼスはハミルトンと共にやってきた騎士団の語学研修仲間たちに「Junshoku」という単語の意味を尋ねるが、誰もわからなかった。

 潰走したゾルザル軍は散り散りになり、ひとり皇宮の玉座に座るゾルザルの脇腹に突き立つテューレのナイフ。
 ゾルザルの最後の言葉は、皇帝として死んでいけるというテューレへの感謝の言葉だった。
 火事場泥棒をしていたボウロたちに襲われたテューレを救ったのは、正体を明かした料理人古田であった。
 テューレは古田とともにアルヌスへ向かう。

 給油を兼ねて帝都に立ち寄った伊丹を急襲する栗林。
 ボロボロと涙を流しながらマウントポジションで伊丹を殴り続け、「隊長がいてくれれば、あんなことにならずに済んだのに」と訴える。伊丹が居れば危険を察知して、さっさと逃げることができただろう、と。

 ピニャとともに皇城にいた妊娠中のボーゼスに伝えられる富田の殉職。
 先のゾルザル軍のアルヌス襲撃の際、新米リポーターの栗林の妹を含む報道陣スタッフを守るために一命を落したという。
 扉の向こうから聞こえるボーゼスの嗚咽に、報告をした栗林はその場でしゃがみ込む。
 伊丹は栗林に「お前は死ぬなよ」と言い、栗林は「隊長がいてくれれば大丈夫でしょう」と応える。 
 女を1人残して死んでしまうような奴は最低で、どんな状態になっても、きっと返って来てくれるなら臆病者でも良い、否、臆病者の方がよいのだ、と。

 ・・・続く。

 あああ、こんな悲しい展開だったとは・・・
 ご冥福をお祈りします。富田二等陸曹。
 富田&ボーゼス