まるでダメな男の日記

このブログでは趣味のゲームや読書感想など非生産的な駄文を書き連ねていく予定です。

第2244回 GATE(19)

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柳内たくみ 「GATE(ゲート)SEASON2 自衛隊 彼の海にて、斯く戦えり 2.謀涛編」

 (承前)

 特地人がアルヌスの『門(ゲート)』から銀座側に出るには厳しい条件があった。
 ティナエという馴染みのない海洋国家の姫君といえど、簡単に許可されるものではない。
 江田島に執り成しを求めるが、江田島は良い顔をせず、自分でなんとかしろと突き放す。

 もし、プリメーラ達が日本に来れば、それは複雑な問題に巻き込まれることになるだろう。
 日本政府は特地のファルマート大陸のハートランドを抑える『帝国』と友好関係を結んだ。『帝国』の周辺諸国との関係も良好だ。
 しかし、この状況をよく思わない勢力は両世界にいる。
 地球側の列強国家は日本が独占状態の特地の利権に食い込もうと虎視眈々と目を光らせている。
 そしてほぼ一人勝ちになっている『帝国』の後継者争いに敗れた者。
 海洋国家アトランティアに降嫁した彼女はどこまでこの件に絡んでいるのか。
 リムランド周辺の経済活動の混乱は、『帝国』復帰への野望の現れか。
 さらに海賊たちが使っていた、特地ではまず発明されそうもない砲架技術。
 奴隷として売られたジャーナリストは某国の工作員で、すでに以前から手を組んでいるのではないか。
 日本政府と国防省ではすでにそこまで予測していた。
 そこに特地海賊問題について日本への援助を求める者が来たら?
 
 独力で『門(ゲート)』の旅券をもぎ取ったプリメーラたちは、『帝国』大使館に日本政府高官へのアプローチを求めるが、当然ながら体のいい返事が返ってくるばかりで一向に進展しない。
 もちろん、ソマリア沖の海賊問題で自衛隊派遣が論議された過去を持つ日本の国会議員が話に乗るはずはない。
 数ヶ月に渡る交渉に荒れるプリメーラは徳島や江田島の諌めにも耳を貸さない。
 アクの強い材料を使う鍋には、別のアクの強い材料を入れるべきか。
 江田島は徳島の料理の才能に賭ける。

 一方、当のティナエでも、ようやくシーラーフ海軍が海賊に敗れて全滅した報せが届く。
 同時にプリメーラからの手紙も別経路で届いた。
 海賊と裏取引をしているシャムロックは、この手紙の内容によっては自分の身が危ういとティナエの統領ハーベイの元へ急ぐ。

 GATE2-2.jpg
 いよいよ登場しました。
 腹の黒さとアクの強さでは他の追随を許さない。
 幼くして『帝国』、日本政府と互角に渡り合ったという伝説のシェリー・ノーム・テュエリ。
 そして特地の情報発信ネットを作った望月紀子は、江田島と徳島の思惑を超えて世論を沸騰させる。

 オデットとメイベルの関係が面白くなってきました。
 喜怒哀楽全ての感情を込めて徳島を見つめるプリメーラもどうなるのでしょうか。
 『帝国』の大使館メンバを選出した女帝ピニャの趣味は変わってないようです。
 伊丹さんと栗林さんもちょいと顔見せでした。

 3巻が楽しみですねえ。年内に出るかな?

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第2242回 GATE(18)

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柳内たくみ 「GATE(ゲート)SEASON2 自衛隊 彼の海にて、斯く戦えり 2.謀涛編」

 海賊船団との激闘に続いて、特地甲種四類害獣『鎧鯨』の群れ(ハレム)からの脱出戦。
 鎧鯨に両足を噛まれ、海中に引きずり込まれようとするオデット号の船守オデット・ゼ・ネヴュラを救うために、徳島二曹は彼女の両脚を膝下から切断するしかなかった。
 特地派遣潜水艦隊所属『きたしお』艦内で下腿を失ったオデットの緊急手術が行われる中、『鎧鯨』S八九とS九0の追撃を受ける『きたしお』。
 水中で音速を超える長大な牙〈シクヴァル〉を射ちだす『鎧鯨』二匹を相手に魚雷戦を挑むが、半数以上の乗員が重軽傷を負い、『きたしお』も満身創痍となる激闘となった。
 一刻も早くバーサ基地に帰投したい『きたしお』だが、グラス半島東岸沖は水深が浅くて数年前に帝国の姫と陸自幹部の乗った船が挫傷したほどだ。
 だが頭部を打った黒川艦長やオデットのために航程短縮をしたい『きたしお』は、アクアス族しか知らないの海底棚洞突破に挑む。
                ゲートSEASON2-2
 さて、ティナエを救うという本来の目的を果たすことができす、新婚の夫は戦死して出戻りになったプリメーラ未亡人は新たな後ろ盾を『ニホン』に求めます。

 黒川二尉は父親も恐れる最強の毒舌看護師として活躍なさってるようです。
 今回の問題の発端となったもう一方のお騒がせジャーナリスト・チャンと、覚神ドゥラの信者オー・ド・ヴィの会話が面白い。
 ヴィくんはとても有能で雄弁ですね。
 特地世界もアルヌス州を中心に経済活動が盛んになってきています。
 「先住民文化保護法」により、『ニホン』から持ち込まれるのは消耗品か完成品で、製造方法が判別されるようなものは避けられています。
 基地増設には特地人が雇われますが、あくまで現地の技術力と工法を使用するようにし、道路も石工組合がローマンコンクリートを道床とし、大小の石材を使って『ニホン』の道路と同等強度に作られています。
 『門(ゲート)』は2~3日に1度、6時間だけ開き、世界の『歪み』を抑えるようになっています。

 中盤で登場するのは最も若齢の亜神メイベル・フォーン。
 エムロイの使徒ロウリィ・マーキュリーに敗れ、主神に見捨てられた『堕ちた使徒』となったメイベルの想い人とは?
 後半に続く。

第2119回 コミック版 GATE(5)

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柳内たくみ 「GATE(ゲート) 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」
 コミック12


 ついに妊娠が発覚したボーゼス・コ・パレスティー 。
 オブリチーニキに追われ、日本の大使迎賓館に亡命を求めるシェリー・ノール・テュエリ 。
 難関の導師号試験に挑むレレイ・ラ・レレーナ。

 この辺はアニメより内容が濃いですな。
 薔薇騎士団は結構、人数が多いですね。
 「笛吹き男(パイドパイパー)」の件も、描写が良いです。
                 ゲート 12巻
 ボーゼスさんは東京からのお土産に木刀を買ってきたんですか。
 修学旅行で買っていく人は多いんですよね。(笑)

 次は空挺作戦ですね。
 次巻はもっと面白くなりそう。

第1982回 GATE(17)

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柳内たくみ 「GATE(ゲート)SEASON2 自衛隊 彼の海にて、斯く戦えり 1.抜錨編」

 後半です。

 なんとか米国人ジャーナリストを救出し、海賊の襲撃を振り切ったオデット号だが、大国アトランティアの手先の反乱、大嵐に紛れての反撃の末、ようやくプリメーラ姫の輿入れ先であるシーラーフ侯国にたどり着いた。

 ここからがオデット号の新・司厨長となった徳島二曹の腕の見せどころですね。
 しかしこの世界の風習には馴染みがないし、金庫を持ち去られたためお金がない。
 一行が選んだのは、なぜか尾ヒレ手足の付いた噂話。
 かのシェリー・ノーム・テュリエ伯爵夫人が帝権擁護委員(オプリーチニキ)に両親を殺され、有力元老院議員と逃げていたとき。婚約者から送られた真珠の首飾りを売ることで糊口を凌ぎ、ニホン領に逃げ込んで軍隊を呼び寄せて空から帝都を襲って皇太子ゾルザルを懲らしめたという。
 (シェリーちゃんは無事に菅原卿と結婚できたようです)

 身につけた宝石類を買い叩かれながらも食材を手に入れ、徳島二曹が腕を振るった晩餐会のメニューは、ティナエ共和国の底力はまだ衰えていないことをシーラーフ侯国の重鎮たちに確認させた。
 シーラーフ海軍を引き連れてティナエに戻る一行を、ふたたび襲う海賊たち。
 武器の収斂進化とも言うべき魔術的火砲を積んだ海賊船の圧倒的戦闘力。
 オデット号の運命は?
 メインキャラ2
 メインキャラ1

 周辺諸国を威圧し、岩礁を埋め立てて自領土だと主張するアトランティアの女王。
 旧アヴィオン王室の血筋を持つプリメーラを擁して、アヴィオン海の七国征服を狙う。
 帝国における正当な権利を奪われ、追放同然でアトランティアにやってきたという女性って、あの人でしょうか。
 本巻では登場しませんでしたが、やってることがあの人っぽいですね。
 2巻を待つ。
 特地地図 アヴィオン海周辺

第1975回 GATE(16)

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柳内たくみ 「GATE(ゲート)SEASON2 自衛隊 彼の海にて、斯く戦えり 1.抜錨編」

 「外伝4 白銀の晶姫編」で《門(ゲート)》が再開通して数年。
 《門(ゲート)》を取り巻く国際情勢は、相変わらず日本政府に圧力を掛けていた。
 《特地》への外国人ジャーナリスト、冒険家は引きも切らず、その中の一人はアルヌス自治州の境界を越えて取材に向かった。
 結果、帝国領やエルベ藩国を越えたはるか南の地で、海賊に襲われることになる。

 奴隷として売られたジャーナリストを買い戻すべく外務省は動き出すが、現地へ潜水艦で密かに身代金を運ぶのは、情報収集群・特地担当統括官・江田島と、部下の徳島二等海曹であった。
 特地乙種三類害獣『鎧鯨(コルヌ・ケートス)』を魚雷で沈めた海上自衛隊潜水艦『にししお』は、アクアス族のケミィ立ちの誘導で真夜中の岩礁地帯を抜け、アヴィオン海の商業国家ティナエに接近する。

 かつてのアヴィオン王国は衰退し、現在は7つの島でそれぞれ国家を形成している。
 商業で成り立つティナエは、敵性国家アトランティア領に本拠地を持つ海賊に悩まされていた。
 3隻に1隻は帰ってこなうという状況に軍備を増強しようとするが、この時代の船は帆船+ガレー船方式である。
 多くの船が沈められ、不足している奴隷は効果で必須の商品であり、外務省の交渉は難航していた。
 そこにティナエの頭領の娘であり、アヴィオン王室の血を引く《酔姫》プリメーラ襲撃事件が起こる。
 頭領ハーベイは輿入れが決まっているシーラーフへ娘を送るため、極秘に奴隷徴発令を出す。
                 ゲートSEASON2
 というのが前半部ですね。このあたりが文庫化されたら上巻分か。
 とてつもなく料理の腕の立つ徳島二曹のおかげで飯テロ小説になりそうです。(笑)
 まだSEASON2のさわりの部分なのでアヴィオン海の諸勢力やら、『碧海の美しき宝珠ティナエ』の内部事情が少ししか判明していませんが、老害を廃しようとする若き策謀家シャイロックと秘書の三眼族(レノン)のイスラは、帝国のゾルザルとテューレ的コンビなのか。
 アクアス族のケミィの末娘ユノーが4歳くらい(何人産んだんだ)というから、SEASON1のラストからだいぶたっていますね。

 後半に進みます。