まるでダメな男の日記

このブログでは趣味のゲームや読書感想など非生産的な駄文を書き連ねていく予定です。

第1695回  彷徨える艦隊11

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ジャック・キャンベル 「彷徨える艦隊11 巡航戦艦レビヤタン」
The Lost Fleet:Beyond the Frontier:LEVIATHAN


 ジョン・ギアリーの戦闘経験を解析し、人工知能として搭載した無人の《黒い艦隊》。
 初戦は切り抜けたものの、自分相手にチェスをしているような戦闘に戸惑うギアリー元帥。
 100年に渡ったアライアンスーシンディック戦争が集結した今、誰がこのような新造艦隊を造ったのか。

 再び戦争の火種になりかねない《黒い艦隊》は、同盟艦隊本部からのワーム・プログラムで通常は感知されない。
 無人のため機動力と火力、防御力は、戦争末期の粗製濫造艦ばかりの同盟艦隊より数段上回る。
 敵の本拠地は何処にあるのか?

 ダンサー族が残した謎のメッセージ。
 いくつもの星系を巡って帰ってきた彼らの歪な球を描く航跡の中心には、ワープポイントがないため人類が到達できていない連星系があった。
 ギアリーたちが拿捕したベア=カウ族の巨大戦艦《インビンシブル》は何処へ運ばれたのか?
                   彷徨える艦隊 11

 戦力を大幅に上回り、戦うたびにギアリーの戦術に対応していく無人AI艦隊との死闘。
 蘇る巨大戦艦。
 「彷徨える艦隊」第2部は本巻で終わり、第3部はしばらく書かれないようです。
 代わりにアライアンスーシンディック戦争が始まった時代の三部作「The First Stars」が書かれるとのこと。

 「戦争が悲惨なもので良かった。そうでなければ人類は戦争が大好きになっていただろう。」と言った昔の司令官は誰だったのだろう。

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第1643回 月面の聖戦 3

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ジャック・キャンベル 「月面の聖戦 3 永遠の正義」 Ethan Stark:Stark's Crusade

 孤立したアメリカ合衆国コロニー防衛のため戦闘を続けるスタークたち。
 だがこのままではいつか状況は破綻する。
 数度に渡る攻撃を退けたが、内部からの反逆者グループが問題を起こす。
 さらに兵力が回せなくなった合衆国は「複合自律型戦闘ロボット(Joint Autonomous Battle Robotic Weaponized Combatants)ジャバウォック(JABRWCs)」の投入を決めた。

 かつて強大な力を持った都市国家アテナイはその尊大さがゆえに、スパルタを始めとするほとんどの都市と戦争を始めた。
 だが、どの都市もアテナイ軍には勝てなかった。
 しかしアテナイがシラクサに手を出そうとしたとき、シラクサはスパルタと手を結んだ。
 戦いは長期に及び、アテナイは国力と軍備を失い、二度と力を回復することはなかった。

 月(シラクサ)に手をかけた合衆国(アテナイ)もその運命をたどるのか。
 たった一人の軍曹が起こした波紋は、大きな津波へと成長した。
 
 第1部 戦闘の効用
 第2部 軋轢
 第3部 目的と手段

                月面の聖戦3

 主人公イーサン・スタークは20歳まで民間人として育ったので、子供の頃から規律と命令に従うことを躾られてきた軍人たちと違う考え方をします。
 それが上官たちに反抗的と思われながら、同僚や部下からは信頼感を得ていました。
 これは「彷徨える艦隊」シリーズのジョン・(ブラックジャック)ギアリーにも共通するパターンですね。
 周りとは異なる視点を持つ存在は悪くすれば敬遠されがちですが、硬直した社会には新風を吹かせることもあります。
 ミリタリーSFでは戦闘場面の描写が面白くないとなりませんが、その点も及第点ですね。

 次は10月発売の「彷徨える艦隊11」だな。

第1637回 月面の聖戦 2

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ジャック・キャンベル 「月面の聖戦 2 指揮官の決断」 Ethan Stark:Stark's Command

 イーサン・スターク軍曹が起こした小さな反逆は、ドミノ倒し的に月面アメリカ軍に飛び火した。
 士官は全て武装解除されて拘禁。下士官と兵卒だけの軍が守るコロニーを狙い、諸外国連合軍の大規模攻撃が始まる。
 否応なく司令官にされてしまったスタークを含め、分隊指揮経験しかない軍曹たちは大規模戦闘の指揮経験が無い。
 壊走する自軍を止めるため、スタークは前線で指揮を執る。

 いや~、この戦いはなかなかのものです。面白かったですねえ。
 しかし、企業が所有権を持つコロニーでは民間人が、自分達を守るアメリカ陸軍月面軍に疑いの目を持ちます。
 地球との通信謝絶、軍高官との連絡途絶。スタークに面会を求めてきた民間人の指導者はスタークを信じきれず、スタークの参謀たちも民間人を信じていません。
 この時代、軍人になるのはもともと軍人の家に生まれた者がほとんどで、スタークのように父親に反抗して軍に入った元民間人など、ほとんどいないのです。
 両者の不信感をともに理解するスタークは、なんとか協力関係を取り持とうとします。

 さらに航宙軍まで広がった反乱により、アメリカ軍は3つの旅団の内、防衛任務の第2旅団を残し、第1旅団の反乱と第3旅団の壊滅で全体の3分の2の戦力を失った。
 コロニーの所有権を盾に無条件降伏を迫る地球企業、政治家、国防総省ペンタゴンに対し、企業奴隷として月に送り込まれた民間人たちも待遇改善を求めて対抗意識を燃やし、月面軍との共動を模索する。

 第1部 戦闘の嵐
 第2部 もうひとつの勇気
 第3部 栄光は残らず

                  月面の聖戦2

 この第2巻では12名の部下だけ見ていれば良かった第1旅団第2大隊ブラボー中隊第2小隊第3分隊隊長スタークが、一気に旅団規模の指揮をわけも判からず取らなくてはならなくなり、視野の拡大を迫られます。
 白髪が増えそうですねえ。(笑)

 3部作の第3巻ではどうなるのか楽しみです。

第1606回 彷徨える艦隊 外伝3

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ジャック・キャンベル 「彷徨える艦隊 外伝3 勝利を導く剣」
              The Lost Stars:Imperfect Sword


                彷徨える艦隊 外伝3

 惑星連合(シンディック)が崩壊の兆しを見せてから多くの星系が独立しょうとする中、上手くいきそうなところは少なかった。
 長らく続いたシンディックの政策は、容易に他人を信じられなくさせていた。

 ミッドウェイ星系のイケニ大統領とドレイコン将軍も同様だが、まだ、お互いに利用価値があるし、どちらかが暗殺でもされれば二頭体制でなんとかやってきた独立国家は空中分解する。
 シンディックもこの重要な7つのジャンプポイントのある星系奪還を諦めてはいない。
 なにより《謎の種族》の領域に繋がるジャンプ・ポイントがあるのだ。

 面白いですね~、前巻で明らかになったドレイコン将軍の副官モルガンともうひとりの副官マーリンの秘密。
 シンディック小艦隊VSミッドウェイ防衛艦隊の激闘。
 実は周到な罠だったウリンディ星系侵攻作戦。
 消えたイケニ大統領の副官。
 ダンサー族の謎のメッセージ。

 多くの謎を残して外伝3巻は終了です。
 本国では外伝4「The Lost Stars: Shattered Spear」が発売されていますね。
                     Lost-Stars_Shattered-Spear.jpg

 次の正伝11「彷徨える艦隊11 巡航戦艦レビヤタン(仮題)」は10月発売だそうです。

第1594回 月面の聖戦 1

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ジャック・キャンベル 「月面の聖戦 1 下士官の使命」 Ethan Stark:Stark's War

 ジャック・キャンベルのデビュー作3部作の第1巻。
            月面の聖戦1

 21世紀。世界的金融危機において経済的、軍事的に一人勝ちしたアメリカ合衆国は全世界を支配した。
 それから1世紀。諸外国は資源を独占された地球から宇宙へと目を向け、月に研究所、資源掘削所、精錬所、工場を建設した。
 出遅れた合衆国は月にも所有権を主張することにした。

 第1部 〈静かの海〉作戦
 第2部 ヒバリの飛ばない場所
 第3部 スパルタ人に伝えよ


 主人公はイーサン・スターク。
 米国陸軍の軍曹。副官の伍長と六人の隊員たちによる第二小隊第三分隊隊長である。
 合衆国には名目的に敵はいない。軍は平和執行活動として軍備をしており、何らかの攻撃を受けても深刻なダメージを負わない限り、反撃してはならない。(笑)
 
 スターク「つまり、こちらに弾が当たらなければ反撃できない。命中するまで待てというのですね?」
 士官  「そのとおり」
 
 某国のセルフ・ディフェンス・フォースでしょうか?
 硬直した軍組織の裏をかいて勝手な行動を取るスターク軍曹ですが、部下には厳しく訓練を課し、彼の分隊の死傷率は他の分隊より低い。
 そんな彼らの次の移動先は月面だった。

 民間人コロニーの研究所を急襲、接収するのが最初の任務だったが、裏回線でそれが地球で娯楽として放送されていることを知る。
 上官は視聴率を気にしているのだ。派手な戦闘がないと視聴率が上がらないのだ。
 そんなアメリカに対し、ついに諸外国が反撃に転じた。
 月面においてアメリカは生き残りをかけて戦う事になる。


 やはり人間と戦争、戦争と経済は切り離せない関係なんですね。
 〈静かの海〉作戦から数年経ってもスターク軍曹たちは地球に戻れません。
 落ち込む視聴率を上げるために命懸けで戦い続けているのに、小隊長クラスの士官は次々に交代して地球へ帰っていきます。
 部下たちも死んでいき、ついにスタークはある行動に出ます。

 まだ第1部ですが、この先の展開が楽しみですね~
 第2部と第3部も購入しよう。