まるでダメな男の日記

このブログでは趣味のゲームや読書感想など非生産的な駄文を書き連ねていく予定です。

第2166回 SFが読みたい! 2018

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SFが読みたい! 2018年版

 今年の国内編第1位は飛浩隆「自生の夢」。
 タイトルに聞見覚えがあるので調べてみると、「第178回 NOVA Vol. 1 書き下ろし日本SFコレクション」で概要だけ書いていたが、内容をよく思い出せない。
  たしか連作短編だったはずだな。文庫化まで待つか。
 第3位に藤井大洋「公正的戦闘規範」、第10位に「BLAME! THE ANTHOLOGY」が入っていて、ヒッターが読んだのはこの2冊だけだ。
 ベスト20以内には気になる作品が多い。
 第8位 山田正紀「ここから先は何もない」
 第9位 荒巻義雄「もはや宇宙は迷宮の鏡のように」
 第12位 神林長平「フォマルハウトの三つの燭台(倭編)」
 これはベテラン勢の作品で興味深い。

 Web小説からは第6位 杵狩湯葉「横浜駅SF」に目をつけた。

 海外SFの方は
 第3位 ピーター・ワッツ「エコー・プラクシア」
 第10位 シルヴァン・ヌーベル「巨神計画」
 しか読んでないな。
 第4位に入っているグレッグ・イーガンの《直交》三部作完結編「アロウズ・オブ・タイム」が気になる。
 第15位「猫SF傑作選 猫は宇宙で丸くなる」はぜひ読んでみたい!

 SFコミック部門では小林銅蟲「寿司 虚空編」、大井昌和「すこしふしぎな小松さん」が面白そうだ。
                     SFが読みたい! 2018
 今年の期待作としては
 冲方丁「マルドゥック・アノニマス」
 USJシリーズ第2作「メカ・サムライ・エンパイア」
 ジャック・キャンベルの新シリーズ「創世の艦隊(仮)」
 ローダンNEO 第2シリーズ
 野﨑まど「バビロンⅣ 悪」
 上遠野浩平「事件シリーズ」文庫化開始
 カルロ・ゼン ヤキトリ2と新シリーズ開始
 アン・レッキー 反逆航路シリーズ新作

 などが各出版社で予定されている。楽しみである。
 今年はどれだけ読めるだろうか。

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第2164回 日本SF傑作選4

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日下 三蔵 (編集) 「日本SF傑作選4 平井和正 虎は目覚める/サイボーグ・ブルース」

 カテゴリを「平井和正」にするか迷ったが、とりあえずこちらに。

 第一部

 レオノーラ
 死を蒔く女
 虎は目覚める
 背後の虎
 次元モンタージュ
 虎は暗闇より
 エスパーお蘭
 悪徳学園
 星新一の内宇宙(インナースペース)
 転生

 第二部
 サイボーグ・ブルース
  第一章 ブラック・モンスター 
  第二章 サイボー・グブルース
  暗闇への間奏曲
  第三章 ダーク・パワー
  第四章 シンジケート・マン
  第五章 ゴースト・イメージ

 デスハンター エピローグ
                  日本SF傑作選4 平井和正
 ああ、どれも懐かしい作品だ。
 平井和正の「虎の時代」と言われる頃の短編、長編が収録されています。
 時代的には1962年~1970年のもの。
 ドロッドロの暗い情念がありますね。
 これは現代のライトノベルに慣れてしまった青少年に読んでもらいたい。

 最後の「デスハンター エピローグ」(1985年)は書籍に収録されたのは初ということで楽しませてもらった。
 小説版「死霊狩り(ゾンビーハンター)」(全三巻)でカットされたパートです。
 
 読んでて思い出したのは、「悪霊の女王」が完結してなかったんじゃないかな?というものだったが、あれはあれで終わったものとしておこう。
 「アブダクション」のCD-ROMが見つからないが、もう1枚買うのも検討しようか。
 

第2106回 日本SF傑作選3

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日下 三蔵 (編集) 「日本SF傑作選3 眉村卓 下級アイデアマン/還らざる空」

 「日本SF傑作選」第1期全6巻の第3巻は、ヒッターが「なぞの転校生」などテレビで見ていた頃に知った眉村卓先生。
 
 収録作
 第1部
 ・下級アイデアマン
 ・悪夢と移民
 ・正接曲線
 ・使節
 ・重力地獄
 ・エピソード
 ・わがパキーネ
 ・フニフマム
 ・時間と泥
 ・養成所教官
 ・かれらと私
 ・キガテア
 ・サバントとボク
 
 第2部
 ・還らざる空
 ・準B級市民
 ・表と裏
 ・惑星総長
 ・契約締結命令
 ・工事中止命令
 ・虹は消えた
 ・最後の手段
 ・産業士官候補生
                    日本SF傑作選3
 『SFアドベンチャー』で「不定期エスパー」を読んでいたが、いつの間にか飽きて読まなくなった記憶がある。(笑)
 どうもヒッターとは合わない作家のようだ。
 ヒッターの蔵書リストを手繰ってみたが、見事に1冊もない。
 だが、この短編集に収められた60年代から70年代初頭の作品はなかなか面白いものが幾つかあった。
 第1部は宇宙生物もの、第2部は未来社会ものです。

第2041回 日本SF傑作選2

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日下 三蔵 (編集) 「日本SF傑作選2 小松左京 神への長い道/継ぐのは誰か?」

  「日本SF傑作選」第1期全6巻の第2巻は、日本SF界の三巨頭のひとり、小松左京先生です。
 1960年代に発表された8篇を収録。

 収録作
 ・地には平和を
 ・時の顔
 ・紙か髪か
 ・御先祖様万歳
 ・お召し
 ・物体O(オー)
 ・神への長い道
 ・継ぐのは誰か?
                   日本SF傑作選2
 「継ぐのは誰か?」だけで350ページもあるじゃない。か(笑)
 このアンソロジーの半分を占めていたぞ。
 どれもとても懐かしい作品であり、内容的にはほとんど忘れていたので楽しめました。
 ヒッターが読んだのはだいぶ後のことで、これらの作品は60年代に書かれていたんですねえ。
 さすがわ、日本SFを牽引されてこられたお方です。

 できれば「虚無回廊」は完結させて欲しかったです。

 

第2028回 行き先は特異点

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大森望・日下三蔵 編 「行き先は特異点-2016年 年間日本SF傑作選」
        Best Japanese SF 2016


 年間日本SF傑作選10冊目。今回から表紙は加藤直之さんです。

 ・藤井大洋「行き先は特異点」
 コンピュータの2000年問題というのがあったが、次は3000年問題になるのかと思ったら、2019年がやばかったのね。
 2の10乗である1024週間後がリセットタイムなのか。
 これは連作短編のひとつのようなので、早く書籍化して欲しい。

 ・円城塔「バベル・タワー」
 これぞ円城塔という短編で面白い。
 鉛直方向、水平方向への移動の案内をする一族の血統が交わるとどうなるのか?

 ・弐瓶勉「人形の国」(コミック)
 先日ネタにした「人形の国」のパイロット版。
 実はこれを読んだので作品を知り、コミックを購入したといのが事実。
 やはりタイターニアがカワイイ。

 ・宮内悠介「スモーク・オン・ザ・ウォーター」
 ナノマシンによる気体型コンピュータ。
 風に飛ばされる気がするんですが、なにかフィールドに囲われているんだろうか。

 ・眉村卓「幻影の攻勢」
 御大もまだ現役作家ですね。
 この枯れ具合は、まだヒッターには実感できませんでした。

 ・石黒正和「性なる侵入」(コミック)
 これは前に紹介した「COMIC M」収録作ですね。
 面白いので石黒正和作品を購入してみよう。

 ・高山羽根子「太陽の側の島」

 この世界感はスペースコロニー的なものか?
 生者と死者が共存する世界。とても遺失感のある話でした。

 ・小林泰三「玩具」
 うーん、一応は官能小説のホラーともSFともとれますね。(笑)

 ・山本弘「悪夢はまだ終わらない」
 はい、これがボツになった短編だというのは、よく解りました。(笑)
 ヒッターが編集者でもボツにします。

 ・山田胡瓜「海の住人」(コミック)
 少年チャンピオン連載「AIの遺伝子」から第5話「海の住人」を収録。
 これは読んだことがなかったなあ。近所のコンビニでは早朝にチャンピオンは売り切れてしまう。
 コミックスを買ってみるか。

 ・飛浩隆「洋服」 写真:スミダカズキ
 感想が書けません・・・

 ・秋水真琴「古本屋の少女」 写真:スミダカズキ
 これは面白い、けどSFじゃないよね。(笑)

 ・倉田タカシ「二本の足で」
 人間にような形状になり自立(スタンドアローン)AIで玄関のチャイムを押し、相手の情報を抜き去っていくスパム・メール〈シリー・ウォーカー〉。
 では、〈シリー・ウォーカー〉を大量に集めて向かい合わせたらどうなるのか?
 ほとんど〈人〉にしか思えない若い女の子の〈シリー・ウォーカー〉はハニートラップまで可能だ。
 3人の人間の男女と1体の女性型〈シリー・ウォーカー〉の会話は成立しているようで噛み合わない。
 〈思考機械〉に関する中編で面白かったです。

 ・諏訪哲史「点点点丸転転丸」
 「・」は中黒(なかぐろ)と言うんですね。 

 ・北野勇作「鰻」
 うーん、これも官能小説の一篇か。

 ・牧野修「電波の武者」
 ラジオ・サムライって、脳で毒電波を受信してる奴らですか?
 ヒッターにもたまに聞こえるんですが、病院に行ったほうがいいでしょうか。

 ・谷甲州「スティクニー備蓄基地」
 ああ、「航空宇宙軍史」の残りを読まなければ!
 これは「新・航空宇宙軍史」の一篇。ここで読んでしまってもいいのか悩んでしまった。
 でも読んじゃった。
 「新・航空宇宙軍史」は全3巻になるらしい。

 ・上田早夕里「プテロス」
 異星生物の生態研究ものはアイディア次第ですね。
 この「プテロス」は面白かったです。

 ・酉島伝法「ブロッコリー神殿」
 これも異星生物の生態研究ものですが、これはどちらも相手を観察/分析するタイプですね。
 面白ろかったっす!

 ・久永実木彦「七十四秒の旋律と孤独」(第8回創元SF短編賞受賞作品)
 これぞSF! という短編です。
 だからSFを読むのを止められないですねえ。

 空間めくり(リーフ・スルー)で超光速ジャンヌをする宇宙船は高次領域(サンクタム)に74秒間留まるが、人間の意志はこの時間を認識できない。
 この時間を認識できたのは人工知性(マ・ブ)だけだった。
 第六世代朱鷺型人工知性、通称“紅葉”は独立(スタンドアローン)型で、グローバル、ローカルのネットには接続しない。
 そのためバックアップの存在しない彼女の役割は、この74秒の間だけ船を守ることだった。
               行き先は特異点
 ほとんどの作品を楽しませてもらいました。
 ただし、厚いので読むのに3日かかる(笑)
 今月はもう1冊読めるだろうか。