まるでダメな男の日記

このブログでは趣味のゲームや読書感想など非生産的な駄文を書き連ねていく予定です。

第2006回 大宇宙を継ぐ者(60)

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ペリー・ローダン

 Nr.1100~1102
 550巻「ポルレイターとの決別」
 Der Frostrubin
 551巻「無限アルマダ」
 Erkundung gegen Unbekanntr/Der letzte Mirvaner
 無限アルマダ

 新銀河歴426年3月15日。
 《フロスト、ルービン(Der Frostrubin)》封印宙域で、封印を解こうとする《ゼト=アポフィス》の補助種族艦隊は未知の巨大模艦隊と遭遇した。
 宙域を監視していたスター級巡洋艦《プレジデント》も拿捕されてしまう。
 《プレジデント》からの緊急通信を受けたペリー・ローダンは、総指揮官ロワ・ダントンの《バジス》、同じくアトランを指揮官とする《ソル》を含めた2万隻の“銀河系船団”を組織して封印宙域へ向かう。
 
 《バジス》に突然現れた「ひとつ目のタウレク(Taurec)」。《物質の泉》の彼岸からきた男は《コスモクラート》の使者を名乗り、《深淵の騎士》ローダンを《フロストルービン》調査へと誘う。

 かつて《コスモクラート》から命じられた「《究極の3つの謎(Die drei Ultimate Fragen)》」の探求。
 ・フロストルービンとは何か?(Was ist der Frostrubin?)
 ・無限艦隊はどこにはじまり、どこに終わるのか?(Wo beginnt und wo endet die Endlose Armada?)
 ・《法》は誰がつくり、何が記されているのか?(Wer hat das GESETZ initiiert und was bewirkt es?)


 ローダンはタウレクに「片目のライレ」を思い出し、タウレクの宇宙船《シズル(SYZZEL)》に同乗する。

 M-82銀河を拠点とする《ゼト=アポフィス》は「プシオン性ジェット流(psionischen Jetstrahlen)」を利用し、ツインクェーサーをリフレクターとして《フロストルービン》のことを隠していた。
 《フロストルービン》はM-82銀河に繋がっており、《ゼト=アポフィス》は数百万人の工作員の意識片を《フロストルービン》に集めている。それは《ゼト=アポフィス》の構成体でもある。
 ならば「プシオン性ジェット流」で意識体を集め始めた〈核〉になった存在がいるはずだ。
 だが、ローダンは疑問を覚える。
 なぜ《コスモクラート》はこのことを知らなかったのか。それにタウレクは答える。
 《コスモクラート》の世界「《物質の泉》の彼岸」は、この《フロストルービン》よりも異質で、《コスモクラート》はアインシュタイン宇宙がどうなっているのか理解できないらしい。
 かつては《ヴィールス・インペリウム》に聞けば答えが得られたというが、なぜかそれは失われてしまたったという。
 ローダンは《ポルレイター》が封印した《フロストルービン》とは何なのかをタウレクに問うが、答えは得られなかった。
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 《ヴィールス・インペリウム》の研究者キウープは地球から逃走した。いや《黒い炎》を思わせるスリマヴォとゲジールから逃走したのだ。
 もし《ヴィールス・インペリウム》が完成したら、それは《コスモクラート》の考えているものとは、まったく違うものかも知れないとキウープは考える。

 無限アルマダは数百万年の昔に《トリイクル9(TRIICLE-9)》を監視する任務を帯びていた。
 だが、《トリイクル9》が消失した時から、その任務は変わり、永遠にも等しい期間に多くの種族がアルマディストとして捜索艦隊に加わった。
 オルドバン(Ordoban )なる存在が、この任務の開始を告げたという。
 今、発見された《トリイクル9》と、2万隻の艦船はなにか関係があるのか?
 5万隻の艦船を擁するアルマダ第176部隊の司令官は接触を試みる。

 先に動いたのはテラナーのキャラモン提督率いる特殊部隊だった。
 しかし、多くの種族で構成されるアルマディストは、頭上に《アルマダ炎(Armadaflamme)》を持ち、意思疎通が可能となっている。
 だが種族間同士では戦闘を含めた諍いが絶えないようだ。
 グッキーとラス・ツバイはテレポートでアルマダ艦に侵入する。
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 1000~1099巻の「宇宙ハンザ」から区切りがないと言っていいほど、そのまま続いている「無限アルマダ」サイクル。
 アトランの跡を継いで《賢者》となった惑星キルクールのベッチデ人マラガンは、クランドホル公国艦隊をM-82銀河に向けて出発しするため、難破したした宇宙船《ソル》の《ソルセル-2》の修復作業に取り掛かりました。
 アトランは今まで《ソル》を修復してなかったのか? それとも新規で《ソルセル-2》を造っちゃったのか。
 また25ヶ月50冊の旅が始まる。

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第2001回 大宇宙を継ぐ者(59)

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ペリー・ローダン

第39サイクル「時の彼方の国 Die Jenzeitigen Lande 」 2800-2874巻

 2867巻~2874巻までをまとめる。
 Nr.2867 Zeitsturm
 Nr.2868 Der Fall Janus
 Nr.2869 Angakkuq
 Nr.2870 Die Eiris-Kehre 
 Nr.2871 Die Sextadim-Späher
  Nr.2872 Leccores Wandlungen
 Nr.2873 Das Atopische Fanal
 Nr.2874 Thez  
 https://www.perrypedia.proc.org/wiki/Thez_(Roman)

 遠い未来で《コスモクラート(Kosmokraten)》も《カオターク(Chaotarchen)》も、この滅んでいく時空(Raumzeit)から去って行ったあと、この宇宙の《モラルコード(Moralische Kode)》も消えかかっていた。
 最期の高次存在《テズ(Thez)》は《モラルコード》と同化することでそれを阻止しようとしたが、結局、安定化も再構築もできなかった。しかし、過去のどの時点で《モラルコード》が損傷を受けていったかは特定できた。
 〈アトピック法廷(Atopische Tribunal)〉はその修復機関である。

 最後の人類の末裔であるマタン・アダルが、《アトプ》の裁判官ヴェイルダンディ(Veirdandis)から教えられた「究極協議会(Ultimate Rat)による《究極の3つの謎(Die drei Ultimate Fragen)》」

 ・〈法〉の地平の向こうで何がおきるか?(Was ereignet sich hinter dem Horizont des GESETZES?)
・創造の鏡のどちら側に謎をおいた者はいるか?(Auf welcher Seite des Spiegels der Schöpfung existiert Der Fragesteller? )
・〈時〉は誰に属するか?(Wem gehört die Zeit? )


 では《アトプ》の裁判官が修復した世界は《テズ》の倫理尺度によるものなのか。っそれは不遜というものではないか。
 「GA=ヨマードのエクピュロシス(Ekpyrosis von GA-yomaad)」という災禍 はペリー・ローダン、ボスティク1世、そしていまだ登場していないアダウレスト(Adaurest)という人物が関わっているらしい。
 この告発をした《アトプ》の裁判官ジュリアン・ティフラーはエクピュロシスという現象の結果は知っているが、現象そのものは確認できない。
 太陽系の恒星ソルに眠る超越知性体の一部存在タファラ(TAFALLA)の存在が障害になっているようだ。
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 我々の銀河系と6億3千万光年離れたアンスレスタ(Anthuresta)銀河を結ぶ銀河間転送機網〈ポリポート駅(Polyport-Netz )〉。超越知性体Es(それ)と、分裂した新生Es(それ)=タリン(TALIN (früher: ES) の〈力の球形体(Mächtigkeitsballung)〉の間の複数の超越知性体たちの銀河を結んでいたシステムは、超越知性体をこの宇宙に存在させているアンカー:エイリスをベースとして稼働していた。
 しかし、銀河系に〈アトピック法廷〉が現れてから〈ポリポート駅〉に異状が生じ始めたため、ローダンは使用を停止させていた。
 《テズ》の倫理による〈アトピック法廷〉の時間改変は、《ディス=クロン・ドリフト(dys-chronen Drift)》というパラドックス現象を原因とする《エイリス・カーレ(Eiris-Kehre)》を起こしている。
 数億光年の範囲の超越知性体にとって致命的なエイリス偏向は、〈ポリポート駅〉システムの崩壊につながる。
 50億年後の世界の〈インスタンス(INSTANZ)〉機構の使者オヴァロン・キルマクトマスは、〈ポリポート駅〉システムを未来に移行させるのと引き換えに、ティウフォル人の《六次元旗(Sextadim-Banner)》に対抗する装置《ダッカル・スパン(Dakkar-Spanne)》を残して去る。
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 焦点は恒星ソルに眠る六次元精神体タファラ。
 2010万年前の銀河系から《時割れ》を通ってきたティウフォル人艦隊は、「タファラの遺骸」の引き渡しを要求し、さらに「遺骸」に向かって2つに割れた《時割れ》の一方が超光速で迫っている。
 太陽系防衛のため終結したテラナー、アルコン人、ポスビの11万3千1百隻の艦隊には、超兵器インドクトリネーターに対抗する兵器パラクラフト・バリアが半数しか装備されていなかった。
 《アトプ》の裁判官マタン・アダルは「GA=ヨマードのエクピュロシス」の謎を知るため、《ネーサンの娘》イラと共に裁判官船で恒星ソルから「タファラの遺骸」を引き剥がし、《時割れ》を引き連れて逃走。
 裁判官船と「タファラの遺骸」は銀河系から消えた。
 「遺骸」収集に失敗したティウフォル人艦隊は、銀河系を去る条件として条件を一つ付けた。
 ティオウルフ艦隊旗艦《シェッゼルクド》にテレポートしたグッキーが見たものは、ペリー・ローダンの遺体だった。


 時の彼方の国。
 アトランと《テズ》の話し合いはもの別れに終わった。
 だが、激昂して自分の肩から《細胞活性チップ》を抉りだして破壊したアトランに対し、《ディス=クロン剪断(Die dys-chrone Scherung)》を行うとした《テズ》。

 ・「GA=ヨマードのエクピュロシス」を止めようとする宇宙。
 これは《テズ》と〈アトピック法廷〉が存在し、ローダン、ボスティク1世、アダウレストを処断する宇宙であり、《テズ》と密接な関係がある超越知性体Es(それ)のエイリスが存在する宇宙である。

 ・「GA=ヨマードのエクピュロシス」が起きる可能性の宇宙。
 これは《テズ》と〈アトピック法廷〉が存在しない宇宙であるが、《テズ》と密接な関係がある超越知性体Es(それ)のエイリスも存在しない宇宙である。
 銀河系を含む1億光年の球形体には、他の超越知性体のエイリスにも影響があるかもしれない。
 
 《テズ》の創りだした新しい《細胞活性チップ》を埋め込まれたアトランは、どちらの宇宙に帰って行ったのか。
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 いや~、まとめるのにえらい時間がかかった。(笑)
 ところどころエピソード順が入れ替わってます。
 これで第39サイクル「時の彼方の国 Die Jenzeitigen Lande 」が終わり、ちょっと短い第40サイクル「星の墓標 Sternengruft 2875-2899」が始まります。

第1988回 大宇宙を継ぐ者(58)

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ペリー・ローダン

 Nr.1097~1100
 549巻「石の使者」
 Begegnung in der Unendlichkeit/Der steinerne Bote
 550巻「ポルレイターとの決別」
 Das Kollektiv der Porleyter/Der Frostrubin
 石の使者 ポルレイターとの決別 

 《ゼト=アポフィス》の基地の一つでイホ・トロトは究極生物《アウエルスポール》を倒す手段を考える。
 《自転する虚無(Rotierendes Nichts)》に放り込んでも帰還を果たす敵に対抗するには、台座の上にあった《二つの楕円体(zwei ovale Gegenstände)》が使えるのではないだろうか。
 このとてつもないエネルギーを秘めたオブジェクトはなんなのだろうか。
 《フロストルービン》が存在するという宙域に進出し、《コスモクラートのリング》を発見した《バジス》はイホ・トロトと合流する。
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 トロトの報告から《バジス》の艦載ポジトロニクス《ハミラー=チューブ》は、《自転する虚無(Rotierendes Nichts)》の領域には2種類の物質が存在すると推論した。
 ひとつは自転エネルギーから生じた制動物質(Bremsmaterie)。もうひとつはこれまで知られていなかった物質である。矮小銀河(Zwerggalaxie)を利用した二重縮退物質と推測される。、
 制動物質は一種の「錨(der Anker)」であり、《ゼト=アポフィス》は補助種族に命じて制動物質を製造させ、自転を止めようとしているらしい。
 220万年前、数十億の恒星を巻き込んだアンドロメダ座S星やケンタウルス座Z星の超新星爆発。《フロストルービン》はいくつものカタストロフィを起こし、ポルレイターによって封印された。
 そしていま、《ゼト=アポフィス》の「力の球形体」M-82銀河から来たと思われる《石の使者(Der steinerne Bote)》が《バジス》に運び込まれる。
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 ルナの巨大計算脳《ネーサン》を占拠していた2千9名のポルレイターの《カルデクの盾》は合体し、巨大な《カルデク・オーラ》となって地球へ向かう。
 アトrンはポルレイターたちが目的を失い、自殺しようとしているのかと思った。
 ヴェガ星系でポルレイターの兵器である《黒い手袋》が攻撃してきて仲間を失ったとき、ポルレイターたちは自分たちの間違いに気がついた。しかし、その過ちを償おうとする一派と、名誉を挽回しようとする一派に分裂してしまう。
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 急遽、地球に引き返したローダンは、《コスモクラートのリング》と《石の使者》を持ち帰った。
 ローダン、アトラン、サリクの3人の《深淵の騎士》の《コスモクラートのリング》のオーラにより、ポルレイター禍は収束したが、まだ多くの謎が残された。
 消えたキウープの所在。「スラケンドゥールン」に消えた《バジス》の乗員。まだ解析の進まない《石の使者》。そして謎の《黒い炎の女》ゲシール。
  第1100話から第17サイクル『無限艦隊(アルマダ)Die Endlose Armada』に突入です。

第1978回 大宇宙を継ぐ者(57)

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ペリー・ローダン

 Nr.1093~1096
 547巻「試験惑星チェイラツ」
 Testwelt Cheyraz/Der Mann aus Haiti
 548巻「《バジス》の帰郷」
 Das Ende eines Porleyters/Der Ring der Kosmokraten
 試験惑星チェイラツ 《バジス》の帰郷

 ポルレイターの《カルデクの盾》に対抗できるかも知れないものは、同じくポルレイター技術で作られたらしい《黒い手袋(Handschuh)》。
 イホ・トロトの持つ右手用と対となる左手用手袋を装備することができたのは、《深淵の騎士》ジェン・サリク、ペリーローダンと、《物質の泉》の彼岸に渡ったアトラン、《カルデクの盾》を装備したことのあるキャラモンだけだった。
 だが《手袋》は独自に使用者を新たに選別した。
 惑星チェイラツの研究員ジョシュアは《手袋》を装着して2名のポルレイターを攻撃する。
 《カルデクの盾》を圧倒する攻撃力にポルレイターは撤退する。
 現代のポルレイターにとって、惑星クーラトに保管されていたこの《手袋》の出現は《コスモクラート》からの試験と判断された。
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 ノルガン=テュア銀河から、8600万光年の旅を終えて銀河系に帰還した《バジス》。 
 だがポルレイターの《部分的ハイパー空間構造デフォルメーター》で超空間からはじき出され、足止めを食っていた。
 惑星クーラトで調査を行ってきた《バジス》の臨検のため、ポルレイターは太陽系への帰還を認めず、ヴェガ星系で艦載脳 《ハミラー・チューブ》へ諮問を行うと通達した。
 2名のポルレイターは艦内で、最初の《深淵の騎士》の魂を宿したハトル人テングリ・レトスの説得に応じるところを戦闘ロボットに襲撃される。
 2010名しかいないポルレイターの1名を失う事になる事件は、ローダンたちへの不信と《ゼト=アポフィス》の支配領域への大規模侵攻をポルレイターに決意させる。

 250万年前に《フロストルービン》を封印したポルレイターの《監視騎士団》。
 200万年前に種族な衰退をしたポルレイターは、《深淵の騎士団》へ業務を引き継ぎ、自閉状態にはいった。
 種族的良心《ヴォワーレ》と闘争心《コジノ》も消滅し、現在のポルレイターはただ狂信的な権力を振るおうとしている。
 レトスの情報を元に《コスモクラートのリング》搜索に向かうローダンとサリク。
 《フロストルービン》の近くに隠されたというそれは、《双子の監視者(Der 2. Wächter)》に守られている。
 ローダンは監視者がオリジナルである本来のポルレイターだと知る。
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 549巻は550巻といっしょに読もう。
 第17サイクル《無限艦隊(アルマダ)》はもうすぐです。

第1972回 大宇宙を継ぐ者(56)

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ペリー・ローダン

 Nr.1087~1092
 544巻「黄金の粉塵人間」
 Wolke im All/Der ewige Krieger
 545巻「神のアンテナ」
 Die Psi-Antenne/Der Kardec-Kreis
 546巻「ハイパー空間封鎖」
 Sperrgebiet Hyperraum/Aktion Transmitternetz
 黄金の粉塵人間 神のアンテナ ハイパー空間封鎖

 《深淵の騎士》の大聖堂があるノルガン=テュア銀河(die Galaxie Norgan-Tur )で、ポルレイターと《深淵の騎士》の関わりについての情報を探る銀河間長距離飛行用母艦《バジス》。
 銀河中心部に近い宙域で漂う雲のような天体現象と、それを調査しているらしいプシ・インパルスを発するハリネズミのような刺を持つ宇宙船と遭遇する。
 スラケンドゥールン(Srakenduurn)と呼ばれる雲に接触した物質は、なんであれ粉塵と化すと警告を受けるが《バジス》はそれでも調査に向かった。
 「スラケンドゥールン」はバルディオクたちの強者の言葉で「集合場所」を意味するらしい。
 粉塵と接触した250名の乗員たちは物質透過能力を得て、スラケンドゥールンの内部へ消えていった。
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 最初の《深淵の騎士》と融合した《光の守護者》テングリ・レトスはスラケンドゥールンに対して沈黙を続ける。
 レトスが隠していた箱にはポルレイターの戦士《コジノ(Cosino)》が封じられていた。ポルレイターの良心《ヴォワーレ(Voire)》が失われた影響で、不可視の悪心の塊である《コジノ》を制御する術はない。
 《バジス》の謎の艦載脳《ハミラー・チューブ》は影響を受けないように自らを閉鎖状態に移行する。
 《コジノ》は自分の鏡像体《ヴォワーレ》の代わりを、ロワ・ダントンの妻・デメテルに求める。
 レトスがローダンに必要だという「《コスモクラート》のリング(Ring der Kosmokraten)」とは何なのだろうか。

 《ゼト=アポフィス》への抵抗者グループに加わったイホ・トロトたちは、《自転する虚無(Rotierendes Nichts)》の周囲を監視していた。彼のネガティブ超越知性体は、何かの開放を目指しているらしい。
 《ゼト=アポフィス》の重要基地への攻撃手段を模索する彼らは、発見した蹄鉄型の難破船に武器はないかと調査に向かった。
 船内に安置された《プシ・アンテナ(Psi-Antennen)》の一部は、《ゼト=アポフィス》の補助種族を制御・監視する装置だ。
 トロトが《自転する虚無》へ叩き込んだ究極生物《アウエルスポール》は《プシ・アンテナ》群の整備・捜査を担当している。
 《アンテナ》と基地の破壊を目論むイホ・トロトと、それを阻止しようとする《アウエルスポール》との数度目の戦いが始まる。
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 《ゼト=アポフィス》の支配下にある逃走中のアトランは焦っていた。
 LFTや宇宙ハンザへ数ヶ月から数年の時間をかけてソラナーたちを潜入させる計画が、むこうみずなキャラモン元提督の《カルデクの盾》すり替え作戦のせいでテラナーへの最終通牒が発せられた。
 《カルデクの盾》の返還期限は4週間。すでにアトランが本物の《カルデクの盾》を持っていることは知れ渡った。
 ポルレイターは実際に《深淵の騎士》を除名する手段を持っている。
 最後通牒とは公開の場でローダンとサリクを除名することだ。アトランは独力で《ゼト=アポフィス》の影響下から抜けしてローダンたちを救えるのだろうか。
 
 「銀河系諸種族の尊厳連合《GAVÖK-Forum》」に対するポルレイターの従属命令は多大な反発を生む。
 一部の《GAVÖK》反乱艦隊が大転送機建設を計画していることを知ったポルレイターは、《部分的ハイパー空間構造デフォルメーター( partiellen Hyperraum-Struktur-Deformator)》をネーサンに建造させた。
 数百万年前のポルレイター技術は、無差別に太陽系から二四万九千光年内の超空間を封鎖するが、それはポルレイターの計画を大計算脳ネーサンが意図的に変更したカタストロフィだった。
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 「黄金の粉塵人間」ってなんじゃい? 原題は「Wolke im All / 宇宙の雲」。
 アトランの変装がケバいですね。(笑)
 ノルマはのこり3冊!