竜騎士07 (著), 夏海 ケイ (画)「うみねこのなく頃に散」
Episode8:Twilight of the golden witch (8)(9)

書店でEpisode8完結、2冊同時販売というのを見て、あれ?おかしいなEpisode7の完結を読んだっけかな?と思い、家に帰って調べると4月に9巻で完結しているじゃないか! Episode8の7巻も買ってないぞ!
書店を3軒回ったがどこも置いていない。(´д`、)ウウウ
しかたなくAmazonに注文をかけておく。
さて、ようやく「うみねこのなく頃に」のコミック版完結まで漕ぎ着けました。
巻末の竜騎士07さんの解説によると、Episode8のコミカライズに関して以下の注文が出されたそうです。
・サウンドノベルと漫画では描き方も見せ方も違う。だから原作に固執することなく、漫画版に相応しい描き方、魅せ方にしてほしい。
・EP8は縁寿を幸せにする物語。彼女を救う為にに書き上げられたものなのだから、どうか必ず彼女を最期に幸せにしてほしい。
・全てを夏海先生にお預けするので、どうか猫箱を存分に描き切っていただきたい。
したがって、このコミカライズ版では原作ノベル版と異なり、すべての猫箱の中身が暴き出されました。
なぜあの鍵を戦人が持っていたのか? 絵羽の日記である「一なる真実の書」の中身が確定されています。
しかし、このエンディングのところで涙もろいヒッターは今まで何度泣いたことだろう。
ゲーム版のころから結末は知っているはずなのに、やはり今回も読みながら泣いてしまいました。
またいつか、”なにか”のなく頃に魔女たちに会いたいものです。

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竜騎士07「うみねこのなく頃に散」
展開編 『Episode7 - Requiem of the golden witch(下)』
もうここまで来るとコレクションとして揃えるために惰性で買っているような気がしてきた。
コミック版の方が世界に入りやすく、ちょっとした工夫もあって気に入っている。
あらためて小説版で読むと、これは下巻が出たら一緒に買うべきだったなと思った。
上巻にあたる部分は「魔女の誕生」までの経緯で、やはり肝になるのは後半の異端審問官ウィラード・H・ライトによる謎解きの部分である。
前回ネタにしたコミック版「うみねこのなく頃に散 Episode8 - Twilight of the golden witch (6)」の「黄金の魔女の自白」とはまた違う角度で「魔女の告白」がされるが、これも前に書いてしまったネタなので省く。

竜騎士07 (著), 夏海 ケイ (画)「うみねこのなく頃に散」
Episode8:Twilight of the golden witch (6)
コミック版オリジナル「Confession of the golden witch」が4分の3を占めた第6巻。
たしかに安田紗代の身体の秘密にここまで明かしたエピソードはなかったな。
右代宮金蔵と同じ身体的特徴も持っていたとは。
しかし、この話は必要だったか?
とりあえずEpisode7で縁寿に開示されなかった「黄金の魔女の自白」を知り、絵羽の日記であった「一なる真実の書」の中身を知ってしまいました。
6巻でこの辺の話ということは、全10巻以上になるのかな?

竜騎士07 (著), 水野永多 (画)「うみねこのなく頃に散」
Episode7:Requiem of the golden witch (8)
今巻で終わりかと思ったら、次巻で完結であった。
意外とこのパートは長かったのね。
これが六軒島の「真実」に一番近いのではとヒッターはEpisode7のプレイ時に思っていました。
これこそ「一なる真実の書」に書かれた出来事ではないかとも思っています。

竜騎士07 (著), 夏海 ケイ (画)「うみねこのなく頃に散」
Episode8:Twilight of the golden witch (5)
前巻で良い改変をしてくれたEpisode8ですが、5巻に入っても原作とは違うギミックが放り込まれました。
六軒島の謎の発端となった2本のワインボトルのメッセージ。
Episode1の元となった「Legend」とEpisode2の元となった「Turn」の2本しか発見されていないはず。
「尊厳なる観劇と戯曲と傍観の魔女により厳選されし名誉ある図書の都」(略称:図書館)で縁寿が見つけた大魔女フェザリーヌのワインボトルのコレクション。
その中の1本にあった赤い紙に記された「Conf****」の文字。
これは原作にないシーンです。
そして右代宮絵羽の封印された日記、「一なる真実の書」で1986年10月4日から5日の六軒島の真実を知る縁寿。
それを受け入れられない縁寿は開示された「真実」さえも否定する。
「右代宮縁寿は1998年に必ず死ぬ」
Episode4の未来は縁寿の死で終わる。
それを確定させないための戦人の「魔法」は、縁寿自身の選択により無に帰した。
名前も目的も魂の記憶さえ失い、バラバラの肉片となった縁寿の亡骸は忘却の海へと捨てられる。
いつの頃か、雨の降りしきる道路に倒れていた人間を拾い、手当した女性・八城幾子。
記憶を失い自分の名前も思い出せない拾われ者は、自分の歳が18だということは覚えていた。
なぜかミステリーに知識があり、批評とプロット作りに才能を見せる。
十八(とおや)と名付けられた拾われ者と、推理小説を趣味で書いている幾子のコンビが誕生する。
ネットで反響を呼び始めた「六軒島事件」に興味を持った幾子は、ある日、ネットで六軒島の惨劇の資料を漁っていた。
十八はそのディスプレイに右代宮縁寿の名を見つけ、記憶の洪水に襲われる。
そして幾子の机には次回作のタイトルが・・・
次の6巻にはオリジナル・エピソード「Confession of the golden witch(黄金の魔女の自白)」を収録だそうです。
こういう変化をつけてくれるのは楽しみだなあ。

竜騎士07 (著), 水野永多 (画)「うみねこのなく頃に散」
Episode7:Requiem of the golden witch (7)
「碑文の謎」を解き、新しい「黄金の魔女」ベアトリーチェが誕生した。
1984年11月29日。1129は魔女の誕生した日。
そして告げられるのは、罪の子として生まれた時に付けられるはずだった本当の右代宮の名前。
右代宮家の黄金と家督を相続した真なる当主・ベアトリーチェは、その正体を隠したまま1986年の10月を迎える。
異端審問官ウィラード・H・ライトが「真実」と「虚実」を切り裂く剣によって暴く第1から第4のゲーム。
第1のゲーム
第1の晩 「薔薇庭園の倉庫の六体の死体」
主犯による殺害。共犯者は3人いる。
第2の晩 「本館の絵羽・秀吉の部屋」
共犯者2人が殺され、さらに複数の共犯者がいる。
第4、第5の晩 「ボイラー室」
幻の事件
第6、7、8の事件 「客間」
密室幻想。主犯による殺害。
第9の晩 「玄関ホール」「後日談」
主犯による殺害。時間切れ。主犯(殺人者)は最初から一人である。
第2のゲーム。クレル=ベアトリーチェは「赤き真実」の剣を構える。
第1の晩 「開かずの礼拝堂」
ベアトリーチェは正体を明かす。共犯者は4名。
第2の晩 「朱志香の部屋」
主犯による殺害。
第4,5,6の晩 「夏妃の部屋」
主犯による殺害。その後、主犯は自殺。
第7、第8の晩 「使用人室」
共犯者による殺害。
第9、第10の晩 「魔女の宴」
時間切れ。全員死亡。殺人者は二人である。
第3のゲーム
第1の晩 「六重密室」
主犯による連鎖密室殺人。共犯者がいる。
第2の晩 「薔薇庭園」
絵羽による殺人。
第4、第5、第6の晩 「本館」
3人の殺し合い。
第7、第8の晩「ゲストハウス1F ? 薔薇庭園の東屋」
絵羽による殺人。
第9、第10の晩 「.魔女幻想、散る」
時間切れ。生存者1名。
第4のゲーム
ここはネタバレ多すぎて書けない(ヒッター)
第9の晩
土は土に。幻は幻に。虚実は猫箱に閉ざされる事で真実となる。
第10の晩
「私はだぁれ・・・?」
「幻は幻に。約束された死神は、魔女の意思を問わずに、物語に幕を下ろす」
(私は《魔女》であると同時に《死神》である。時間切れ。)
さて、ここまでで魔女幻想(ファンタジー)は探偵によってミステリーの勝利となりました。
しかし、閉ざされた猫箱。1986年10月4日から5日の「真実」の謎が残されています。
「奇跡の魔女」ベルンカステルが、右代宮縁寿と右代宮理御に見せる「猫箱」の真実とは?
Episode7 最終巻を待て!
