まるでダメな男の日記

このブログでは趣味のゲームや読書感想など非生産的な駄文を書き連ねていく予定です。

第2241回 幼女戦記食堂

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京一 (著), カルロ・ゼン (原著), 篠月しのぶ (デザイン), 野田 浩資 (監修)
「幼女戦記食堂」1巻
 Willkommen im Restaurant Die Kriegsgeschichte eines Kleinen Mädchen


 食堂ものが流行りですが、どうしてこうなった!?

 Kapitel 01 ポテトパンケーキ
 Kapitel 02 低国産高級ワイン
 Kapitel 03 帝国の1日の食事
 Kapitel 04 シュトルーデル
 Kapitel 05 根セロリのスープ
 Kapitel 06 チョコレート
 Kapitel 07 K-Brot
              幼女戦記食堂 1
 巻末に「アップルシュトルーデル ヴァニラソースかけ」のレシピ付き。
 帝国の食糧事情が解るシリーズでうsね。
 ドイツの白ワインが飲みたいヒッターです。
 2巻も楽しみ!
 もう1冊
東條 チカ (著), 篠月しのぶ (企画・原案), カルロ・ゼン (原著)
コミック版「幼女戦記」9巻


 承前 「第肆章 ノルデン沖の悪魔」後半。

 序盤はこの世界における魔術の概念が、如何にして技術化されていったかという歴史のおさらい。
 休暇中だった第二0三航空魔導大隊にかかる非常召集。
 レドガニア協商連合残存艦隊の索敵・殲滅(サーチ&デストロイ)命令を受け、当該海域へ向かう。

 暴風雨の中、対艦戦闘を仕掛ける第二0三航空魔導大隊の迎撃に上がってきた海兵魔導師の中に、あのアンソン・スー大佐がいた。
 娘との約束を守れなかった父親の無念。
 夫の死を予感し、娘の幸せを祈る母親。
 父のように強い魔導師になりたいという娘の願い。
 今、祝福と奇跡と幸運を授かった少女が誕生する。
 彼女を打ち破れるのは、同等の奇跡を持つ者のみである。
              幼女戦記 C09
 ということでメアリ・スー、覚醒ですね。
 次巻は軍事法廷からかな。

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第2240回 怪奇探偵リジー&クリスタル

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山本弘「怪奇探偵リジー&クリスタル」 Lizzie & Crystal The Paranormal Detectives

 時代は世界恐慌後の1938年。
 ロサンゼルスの「E.V.コルト探偵事務所」には不思議な依頼が舞い込んでくる。
 
 所長エリザベス・ヴァレンタイン・コルト(リジー)、パーマのかかった金髪の20代後半に見える美女。
 1915年、ネヴァダ州の大地震で倒壊した家から発見された時は17歳程の外見だった。
 現在はファッション雑誌で流行を追いかけている守銭奴私立探偵。
 武器は38口径リボルバーのコルト・ディティクティヴ・スペシャル。

 助手のクリスタル・ナイトは黒髪ストレート。
 SFパルプ雑誌オタクで野暮ったい割に厚化粧の眼鏡ちゃん。
 リジーより10歳ほど年下に見える。
 視覚異常があり、可視光線の波長では盲目で、赤外線領域でものを見ている。
 色の見分けができないので、化粧がどぎつい。

 特殊な肉体を持つ彼女たちの遭遇する異常事件とは?

 第一話 まっぷたつの美女 The Split-half Beauty
 第二話 二千七百秒の牢獄 Prison Cell fot 2,700 second
 第三話 ペンドラゴンの瓶 The Bottle of Pendragon
 第四話 軽はずみな旅行者 The Absent-minded Tourist
 第五話 異空の凶獣    Dreadful Beast from Another Dimension
 先を越されて頭に来た解説 菊地秀行
                 怪奇探偵リジー&クリスタル
 いや~、目からウロコが落ちる設定がありましたね。
 バラバラにされた肉体が再生されるとき、血や肉片が集まってきても素っ裸になるのは当たり前ですが、胃や腸や膀胱の中身までは戻ってこないんですね。(笑)
 腸内細菌も度々補充しなきゃとは。

 「リジー・ボーデン」の話は何かで読んだな。
 徐々に明かされていく彼女たちの秘密。
 20世紀の実在の人物が多数登場します。

 最後の菊地秀行氏の解説が面白い。
 同好の士であるのは解るのだが、これだけの作品を読まされたら殺意を抱くのは仕方ない。

第2238回 殺竜事件

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上遠野浩平「殺竜事件 a case of dragonslayer」

 「戦地調停士シリーズ」については「第1303回 蔵書管理2015年9月 昔読んだ本ネタ 第26回」と「第1413回 無傷姫事件」で取り上げたが、第1作である「殺竜事件」は発表された2000年以来、初の文庫化である。
 おおむね内容は覚えていないので、初見の如く楽しめた。

 人類文明の基礎として科学よりも魔法が大きく影響している世界。
 大小様々な国家が領土と覇権を求めて乱立していた。
 しかし、どのような国家でも経済活動は行わねばならず、陸路、海路の商業活動の実権を握る世界最大の通商連合「七海連合」には、どの国家も太刀打ち出来なかった。
 “国土なき帝国”と称される「七海連合」は独自の軍備を持ち、要請があれば世界中に派遣軍を送る巨大組織であるが、火に油を注ぐだけではなく、火消し役も行う。
 100人を超える将軍とは別に、たった23人しかいない〈戦地調停士〉。
 “弁舌と謀略で歴史の流れさえ押さえ込む”と言われる「七海連合」の特殊戦略軍師。
 そのひとりがエドワース・シーズワークス・マークウィッスル。通称“ED”である。

 この魔法文明世界には人間の能力を遥かに凌駕する“絶対無敵”の魔力を持つ生物、“竜”がいた。
 世界に7頭しかいない“竜”は一代変種であると言われ、数千年間、個体数の増減はなかった。
 強力な結界が張られた洞窟に“竜”を訪問した“ED”は、そこで“竜”の刺殺死体を発見する。
 誰が“竜”を殺害したのか。
 “ED”は第1発見者として嫌疑を掛けられ、自ら調査を始める。
 猶予期間は1ヶ月である。
               殺竜事件
 不死身をも殺す不条理が世に騒乱を呼び
 解けぬ謎が呪詛と化し偽りの仮面を砕く
 終わりなき道だと知るも挑む旅路の果て
 出逢う真実も無明にして混沌の顎門なり


 仮面の〈戦地調停士〉“ED”に同行するのは“風の騎士”ヒースロウ・クリフトフ少佐。そして本書の語り手であるレーゼ・リスカッセ大尉である。

 “竜”を殺す方法。
 『界面干渉学』とは、この魔法文明世界の“理”を超えた法則、現象を研究するものだが、「異なる世界〈水面の向こう側〉」からの漂流物では魔力を突破できないらしい。
 古代禁断呪文〈死の紋章〉を掛けられた仮面の〈戦地調停士〉は真犯人を暴けるのか。

 思い出してきました。
 〈水面の向こう側〉とは「ブギーポップ」たちの世界だというのは「第1434回 彼方に竜がいるならば」で書きましたが、あらためて第1作を読むとここでネタを仕込んだなと考えさせられます。
 あまりにも長期間に渡って多シリーズが書かれているので、細々とした部分が覚えていられないな。
 歳のせいか。(笑)
 さて、「ブギーポップ」も読まねば。

第2237回 エイリアン超古代の牙

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菊地秀行 トレジャーハンター・シリーズ「エイリアン超古代の牙」

 とうとう朝日文庫に引っ越したシリーズ。
 何作目だっけ?

 八頭大が歌舞伎町のピチピチギャル風俗店でボジョレー・ヌーボー飲んでいたら、隣に座ったホステスが顔見知りだった。
 同じ高校の3年8Hのクラス委員であり、生活指導委員会副会長の丹下愛美である。
 生活保護を受けている家族のためにバイトをしているという彼女に身に異変が起こった。

 太古、10億年ほど前、地球には高度な文明を持った種族〈先住民〉がいた。
 太陽系を縦横に駆け回った〈先住民〉に、アルデバラン方面から来たエイリアンが襲いかかる。
 古代種族は幾兆もの星々を滅ぼしてきたエイリアンを撃退するも、〈先住民〉の文明は崩壊し、種族的に死んだも同然だった。
 エイリアンが最後にとった行動は地球の破壊だが、そのターゲットは既に滅びかけている〈先住民〉ではなく、10億年後に地球に覇を称えている知的私物。
 1機の破壊兵器を積んだ宇宙船に『復讐』プログラムを仕込んでおいたのだ。
 滅びに貧した〈先住民〉は原生生物のDNAにプログラムを仕掛けた。
 エイリアンの『復讐』プログラムが稼働し始めたとき、それを排除する〈襲撃者〉の役目を持つ者の誕生を。

 エイリアンも宇宙船を隠してプログラムが作動する時期に、それを守る〈守り人〉が誕生する仕掛けをした。
 現在、世界に7人いる〈守り人〉と、〈襲撃者〉として目覚めた愛美の闘いに八頭大の〈宝探し屋(トレジャー・ハンター)〉の血が騒ぐ。
                    エイリアン 超古代の牙
 超常の力を持つ7人の〈守り人〉だが、中には話のわかる奴もいるしわからんちんもいる。
 同窓の女子高生に殺人を犯させないため、八頭大は自ら〈守り人〉を相手に交渉するのに世界中を飛び回り、十九世紀の倫敦までタイムスリップします。
 今回、ゆきちゃんの登場があまり無かったですねえ。
 外谷ロボットのプログラムをしたのは誰なんでしょうか。(笑)

 〈先住種族(elder race)〉って、「イース」なのかな。
 

第2235回 ヤキトリ 2

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カルロ・ゼン「ヤキトリ 2 Bloken Toy Soldier」

 火星の惑星原住知性種管轄局選定訓練施設(キッチン)をとんでもない成績でクリアして出荷された《ヤキトリ》K321ユニットは、汎星系通商連合航路保守保全委員会(商連)本国艦隊第142バルカ方面特設派遣艦隊根拠地の軍事衛星に運ばれた。
 最初の任務となるのは、商連からの独立を求めた惑星バルカへの外務氏族特使の護衛兼儀仗兵である。
 商連の力と有用性を見せ付けるべ集められたく、多種多様な属州惑星出身の《ヤキトリ》=《インスタント》たち。
 本来なら軍事氏族の商連軍海兵隊が護衛に付くところだが、そんな危険性は皆無と判断されたようだ。吝嗇な商連は安価なインスタント》を使用することにしたらしい。
 しかし《ヤキトリ》には儀仗兵装備などない。どうせ商連の軍事力を見せつける「砲艦外交」なのだから完全武装での護衛が適当だろう。
 
 クマだのワニだのタコみたいな異星人《インスタント》数百名の中、特殊宇宙保安産業管轄汎人類担当認可資格保持者(調理師)ヴァーシャ・パプキンは、財務氏族から調達した商連軍海兵隊の支援管制AIを追加モジュールとして配備。
 《ヤキトリ》K321ユニットのみ、対装甲浸蝕液体炸薬ランチャー、多目的誘導弾など火力支援分隊並みの重火器装備で参加することになった。
 だがK321ユニットは知らなかった。惑星バルカガは独立戦争への一触即発の火薬庫であることを。
                   ヤキトリ2
 さてネコ型外交氏族の特使を守るのは、現地駐在の商連軍海兵隊一個中隊と有象無象の《インスタント》たち。
 バルカ独立勢力にまで武器を売ったのは商連自身である。
 商連軍地上保安用多用途多脚支援戦闘車TUF-MAGAKや自動化砲兵に囲まれ、全周防御しかとれない駐屯地からK321ユニットは生きて帰れるのか。

 《インスタント》は《インスタント》でしかないことが良く解りました。(笑)
 まさしく「烏合の衆」です。
 しかし、特殊な訓練課程を経た《ヤキトリ》K321ユニットの5人は、口と能力が反比例する屑ばかりだが無能はいない。
 K321ユニットの活躍は物語をカタストロフに追い込んでいく。

 表紙はヤン・ズーハン、過酷な生き方をしてきたようです。
 うじゃうじゃと群がるネズミ星人との戦いは悪夢のようです。デグレチャフ少佐殿でも、こんな訓練はしないでしょう、(たぶん)
 調理師の打った保険は思いがけない結果で商連に激震を起こしました。
 軍事氏族の犬星人はいい奴らばかりですね。犬は古くから人間の友です。
 同時に商連内部にも敵も作ってしまいました。
 はたしてK321ユニットの運命は?というところで「ヤキトリ3」に続きます。
 次は「幼女戦記10」ですね。