まるでダメな男の日記

このブログでは趣味のゲームや読書感想など非生産的な駄文を書き連ねていく予定です。

第1936回 トランプソルジャーズ

Posted by ヒッター7777 on   0 comments   0 trackback

森川智喜 「トランプソルジャーズ (名探偵三途川理VSアンフェア女王)」

 名探偵・三途川理(サンズノカワ コトワリ)10才は、地面に空いた底知れぬ穴に落ちた姉のあとを追っって不思議な街についた。
 謎の女王に支配され、決闘は必ずトランプで行うという恐怖政治の世界。
 時計屋のウサギとともに決闘場へ引き出された三途川理は、喋るトランプカードというアンフェアな勝負に勝てるのか?

 第1試合:神経衰弱(イカサマ有り)
 第2試合:ババ抜き(イカサマ有り)
 第3試合:ポーカー(イカサマ有り)

 悪辣さでは弟に負けない女王・三途川数(サンズノカワ カゾエ)を、三途川理は出し抜くことが出来るのだろうか。
                    トランプソルジャーズ
 今度はルイス・キャロルできましたか。
 最悪な性格の三途川姉弟のためにえらい迷惑を被った不思議の国。
 どうすればこの異邦の客を追い返せる?
 立ち上がる時計屋のウサギさんと市民たち。
 探偵による直接的暴力で死者1名、重傷者1名で済んだのは僥倖だったのだろうか。(笑)
 まだ4冊買ってあるな。

スポンサーサイト

第1933回 キャットフード

Posted by ヒッター7777 on   0 comments   0 trackback

森川智喜 「キャットフード (名探偵三途川理と注文の多い館の殺人)」

 名探偵・三途川理シリーズの第1作ですね。

 化けネコ・プルートは人肉を加工販売する事業計画を立ち上げ、部下の化けネコを使い、ミンチ工場可動の試験として4人の高校生をとある島のコテージに呼び寄せた。
 しかし、この一行の中には人間ごっこをするのが趣味の化けネコ・ウィリーが混じっていた。
 飼い主(仮)の狼森(オイノモリ)ユキの友人・緋山燃(ヒヤマ モユル)に化けたウィリーはプルートにこの計画に誘われたことがあり、このままでは人間たちが殺されてしまうことを知ってしまった。
 なんとかプルートたちにユキたちを殺さないよう交渉するが決裂。だが、プルートたちはウィリーが4人のうちの誰に化けているのか判らない。
 猫族の掟では同族殺しは御法度である。
 ウィリーとプルートの知恵比べは、プルートの部下から死者を出した時点でプルートの敗北。
 プルートは「奥の手」として彼女の飼い主を呼び寄せることにした。
 高校生探偵・三途川理(サンズノカワ コトワリ)の登場である。
                   キャットフード
 さて、人間の手を借りたネコたち。
 三途川理は、どうやって4人の中からウィリーを見つけ出すのか。
 「自分以外の人間が死のうが生きようが興味がない」と言い放つ三途川理は、プルートの正体を知った上で化けネコ側についた。
 ウィリーは飼い主(仮)・狼森ユキを護り通せるのか。

 これが作者のデビュー作ということで、ネコVSネコ、ネコVS人間、人間VS人間の知恵比べゲームでした。
 やはりキャラとしての三途川理が面白いですね。
 探偵としての立ち位置は銘探偵・メルカトル鮎の上を生きます。探偵役が多いのもあちらのシリーズ譲りでしょうか。
 このシリーズは全部注文をかけたので、楽しみはまだ続きます。

第1931回 忘れられた花園(下)

Posted by ヒッター7777 on   0 comments   0 trackback

ケイト・モートン「忘れられた花園(下)」 The Forgotten Garden

 1890年台終盤から1913年まで、数奇な運命をたどった女性たち。
 ジョージアナ・マウントラチェット。その娘イライザ・メイクピース。イライザの従妹であるローズ・マウントラチェット。マウントラチェット家のメイド、メアリ。
 1913年から1975年まで、自分のルーツを探し求めたネル・アンドリュース。彼女は4歳で死んだとされたアイヴォリー・マウントラチェットなのか。
 2005年。祖母ネルの遺産のコテージと隠された花園を受け継いだカサンドラは、「真実」にたどり着けるのか。

 3つの時間軸で三つ編みのように紡がれていく物語。
 ネルがたどり着けなかった「真実」を見つけるには、ネルが花園の管理を任せた痩せっぽちの少年が、30年後にネルの孫のカサンドラと出会うまで待たなければならなかった。
                     忘れられた花園(下)
 昨夜、2時まで読んでいたので眠いです。(笑) 読むのを止められなかったんだもの。
 ジョージアナが出奔した理由があまりはっきりしないですね。あの兄とのトラブルだけで家出をするでしょうか。
 後書きを読むと、いろいろと作者はやらかしているようですが、勢いで全部読ませられたので細かいことは気にしないでおきましょう。

第1929回 忘れられた花園(上)

Posted by ヒッター7777 on   0 comments   0 trackback

ケイト・モートン「忘れられた花園(上)」 The Forgotten Garden

 ロンドン 1913年 ある少女が“おば”と共に父のいるニューヨークへと出港しようとしていた。
 ブリスベン 1930年 ネル、21歳の誕生日。父のヒューから、ある“事実”を打ち明けられる。
 ブリスベン 2005年 カサンドラは祖母のネルの臨終に立ち会う。葬儀の後、ネルの妹たちから、ある“事実”を聞かされる。

 1週間後、カサンドラはネルの友人だった弁護士のベンから、ネルの遺言状を受け取る。
 ネルの全財産は仲の悪かった娘のレズリーではなく、一緒に暮らしていた孫のカサンドラへ移譲されるという。
 そしてもう一つ、イギリスにあるという不動産の証書があった。
 1975年、ネルはイギリスに渡り、この不動産を購入したらしい。

 ネルは1975年にロンドンで自分のルーツを探っていた。
 カサンドラはネルの秘密の家と、その足跡を追う。
                 忘れられた花園 上
 第1部は2005年のカサンドラが、ネルのノートによって、彼女のたどり着いた情報を知った部分までです。
 同時に1900年のロンドンでの、ある少女の物語が語られていきます。

 ここから第2部に入ると、いよいよ表題の「迷路庭園」が登場します。
 ネルのたどり着いた解答には、いくつかの事案が残されている。
 イギリスに渡ったカサンドラは、その謎を解けるのか?
 ということで下巻に進んでいきます。
 

第1927回 緋沙子さんには9つの秘密がある

Posted by ヒッター7777 on   0 comments   0 trackback

清水晴木「緋沙子さんには9つの秘密がある」 Hisako has Nine Secrets

 高校2年の6月に転校してきた少女・佐治緋沙子の挨拶は「私と誰も仲良くしないでください。」だった。
 なりゆきで学級委員長をやらされている三橋由宇は、担任から緋沙子の秘密の一つを聞かされる。
 クラスの女王を敵に回して一歩も引かない緋沙子さんに憧れを感じた由宇は、いつしか彼女の秘密をいくつも発見していく。
 緋沙子さんの前では楽しくなるようなことをしてはいけないのだ。
 クラスメートには内緒で緋沙子さんと接触を深めていく由宇に、緋沙子さんは由宇が自分でも気が付いていなかった事実を指摘してきた。

 由宇が緋沙子さんと過ごしたった4ヶ月の物語。
 由宇は緋沙子さんの秘密を8つ知った。
 緋沙子さんが由宇に残していったものは?
                  緋沙子さんには9つの秘密がある
 こういう切ない物語はあまり大人になってから読むものではありません。
 ヒッターのあまり楽しくない学生生活を思い出します。
 心が痛みます。
 まあ、年に一回は読んでもいいかな。
 中高生には読んでもらいたい。