まるでダメな男の日記

このブログでは趣味のゲームや読書感想など非生産的な駄文を書き連ねていく予定です。

第2049回 境界線上のホライゾン Ⅹ(上)・後編

Posted by ヒッター7777 on   0 comments   0 trackback

川上稔「境界線上のホライゾン Ⅹ(上)」
  Horizon on the Middle of Nowhere Episode X-Part 1


 後半です。ネタバレが含まれています。

 ・伊賀越え
 猛ダッシュの重力加速で《安土》を躱した《武蔵・改》だが、その挙動は読まれていた。
 高速三回転半側転ドリフトで追随する戦艦《安土》。
 「三河」まで逃げ切れば「伊賀越え」は成立。
 だが「三河」到達前に一発でも攻撃が当たれば「伊賀越え」は失敗となる。

 《安土》にスリップ・ストリームに入られた《武蔵・改》から投棄されるゴミ、同人草紙、等身大御神体の山を迎え撃つ《SPEER-08》糟屋・武則と異族部隊。そして戦艦副砲を単騎で抱えて撃ち出す島・左近。
 最初に《武蔵・改》に迫ったのは遠隔魔術師(マギノガンナー)、《SPEER-04》加藤・嘉明と《SPEER-05》脇坂・安治。《武蔵・改》の前方に配置された擬似戦艦《白鷺城》の池田・輝政との挟撃を狙う。
 さらに上空から空対地部隊吶喊中隊《叫食(シャウエッセン)》の加速突撃降下。
 下方から地対空機動殻騎士団《蛮族改(アルトバイエルン)》の突撃の四陣が待ち構えていた。(出番があって良かった(笑))

 ・山崎の合戦
 崩壊を続ける三河湾上空を周回する二隻の巨艦、《武蔵・改》と《安土》。
 「伊賀越え」の成否を不明にしたまま、「大返し」の続ききから「山崎の合戦」へと強引にもつれ込ませた竹中・半兵衛。
 「大返し」は羽柴・藤吉郎が居なければ成立しないはずだが、その自動人形のボディは前田・利家に回収され、本来の使用者である《情報生命体》石田・三成が二重襲名していた。
 全長8kmを越す八艦連結都市艦《武蔵・改》が強引な超信地旋回をしながら主砲《小兼定》発射体勢入るや否や、衝角(ラム)戦の準備をしていた六艦連結戦艦《安土》もハンドスプリング式側転で宙に跳ぶ。

 なぜ「羽柴」勢はここまで「武蔵」勢を止めたがるのか?
 三梃一組の神格武装《八咫烏》を持つ特務級スナイパー鈴木・孫一vsアリアダスト《第二特務》キヨナリ・ウルキアガ。
 機動殻《鬼武丸》を纏う島・左近と《病原(ウィルス)情報生命体》大谷・吉継に対峙するアリアダスト《第一特務補佐》立花夫妻。
 そして《第一特務》点蔵・クロスユナイトと《傷有り》メアリが《SPEER-02》加藤・清正と。
 《銀狼》ネイト・ミトツダイラが《SPEER-08》糟屋・武則と。
 《武蔵神道代表》浅間・智が《SPEER-06》平野・長泰と。
 《副長》本多・二代が《SPEER-01》福島・正則と向き合う中、ついに《十本槍》の出自が明かされた。

 読むの3日かかった。
 ホラ10上
 「創世計画」が阻止された未来の“未来の運命を抽出して作られた武蔵の者達の子供 ”。
 それが《二境紋》に狙われ続けた彼らの正体であった。

 伏線回収にかかってますねえ。
 《SPEER-04》加藤・嘉明と《SPEER-05》脇坂・安治はナルゼとマルゴットの血縁のようですが、とうやって子孫を残したのでしょうか。(笑)
 そうすると《SPEER-07》蜂須賀・小六は《第六特務》直政の娘でしょうが、《SPEER-10》片桐・且元は渉外役ということから《副会長》本田・正純の息子でしょうか。


 X巻は上中下の3巻となるようで楽しみであります。

スポンサーサイト

第2046回 境界線上のホライゾン Ⅹ(上)・前編

Posted by ヒッター7777 on   0 comments   0 trackback

川上稔「境界線上のホライゾン Ⅹ(上)」
  Horizon on the Middle of Nowhere Episode X-Part 1


 相変わらず分厚い。

 織田・信長/羽柴・藤吉郎を乗せて月軌道へ向かう“本能寺”を見送り、「本能寺の変」は終了した。
 だが明智・光秀を襲名したトーリたち「武蔵」勢には、これから「山崎の合戦」が待っている。
 ここが事実上の《SPEER-09》竹中・半兵衛と《SPEER-03》石田・三成が指揮する「羽柴」との最終決戦だ。
 先行された「賤ヶ岳の戦い」で疲弊しながらも実力を上げた《十本槍》たちを乗せた戦艦《安土》が大返しで急行する。
 体当たり上等の同型艦に《武蔵・改》は「三方ヶ原の戦い」の再戦を望む。
 数の上では八艦対六艦。同数刺し違えても二艦残れば《武蔵・改》の勝ちだ。

 最大加速で衝角(ラム)戦を挑む《安土》に対し、分厚い集中砲撃を浴びせる《武蔵・改》の副砲群と魔女(テクノヘクセン)航空機動団。
 だが《SPEER-01》福島・正則が突破口を開いた先には《武蔵・改》の姿は無かった。
 全速力で東方に逃げたのである。
 後の松平三大危機のひとつ、《伊賀越え》の歴史再現発動である。
                境界線上のホライゾン X(上)            

 「M.H.R.R.(神聖ローマ帝国)」の地対空機動殻騎士団《蛮族改(アルトバイエルン)》。
 前に登場した空対地攻撃部隊《叫食(シャウエッセン)》と対を成す部隊の活躍の機会はあるのか?
 さあ、松平の《伊賀越え》は途中で犠牲者が続々と出ますが、犠牲者を出さないという理念の「武蔵」勢は、この歴史再現をどうクリアするのか。
 上巻の後半に進みます。

第2045回 緑の草原に・・・・・

Posted by ヒッター7777 on   0 comments   0 trackback

田中芳樹「田中芳樹初期短篇集成1 緑の草原に・・・・・」
Early Works of Yoshiki Tanaka


 1978~79年に李家豊名義で雑誌「幻影城」に発表していた9篇を収録。
 
 ・緑の草原に・・・・・(第三回 幻影城新人賞受賞作)
 ・黄昏都市(トワイライト・シティ)
 ・いつの日か、ふたたび
 ・流星航路
 ・懸賞金稼ぎ
 ・白い断頭台
 ・品種改良
 ・深紅の寒流
 ・黄色の夜
                緑の草原に

 いくつか読んだ記憶があるのは徳間文庫の「戦場の夜想曲(ノクターン)」、「流星航路」、「夜への旅立ち」にも収録されていたからだな。
 この創元SF文庫版は中公文庫版の再編集のようだ。
 「銀河英雄伝説」の発表が発表されたのが1982年なので、デビューから4年でヒット作を掴んだんですなあ。
 前にも書いたが無印「銀英伝」は売れるかどうかわからなかったので、初版には「1.黎明編」という文字は入っていなかったのである。 
 すこし懐かしい作品集でした。

第2042回 新約 とある魔術の禁書目録 19巻

Posted by ヒッター7777 on   0 comments   0 trackback

鎌池和馬「新約 とある魔術の禁書目録」19巻 

 ネタバレがあります。

 前巻で上条当麻の説教パンチに敗れたアレイスター=クロウリー。
 そしてアレイスターの二人目の娘であるイギリス清教の 《最大主教(アークビショップ)》・ローラ=スチュアートに《ダモクレスの剣》でトドメを刺され、殺されたはず。
 だが、アレイスターは魂に秘めていた10億8309万2867通りの「分岐先」を解放して復活した。
 しかも銀髪美少女アレイスター=クロウリーたんとして!

 大宇宙に放逐される「窓のないビル」に残されたローラの肉体を乗っ取った大悪魔コロンゾンに対峙するのは、アレイスターの妻に宿って彼を導いた聖守護天使エイワス。
 天使と悪魔の戦いが勃発する。

 謎のプロセッサースーツの中で目覚めた浜面仕上は、装備は外すことができないまま指名手配犯とされる。
 一方通行の能力の一部を装備し、かつて《ドラゴンライダー》に搭載されていた操縦支援ソフト/行動補助プログラム《アネリ》の助けで逃亡する中、廃棄された車のトランクの中で泣いている赤ん坊リリスを発見する。

 一方通行を《反射》をガチで殴り飛ばせる《黒猫の魔女》ミナ=メイザースは、魔道書の《原典(オリジン)》とともに主の姿を求める。
 いったい一方通行は何を追っているのか?

 エイワスが認めた三人の英雄(ヒーロー)は、運命の導きにより三度集う。
                   新約とある魔術の禁書目録19

 さあ、大変な展開になってきました。
 エイワスが仕組んでいた《復活》により、前巻での上条当麻の説教パンチは無駄になりました。(笑)
 ローラが敵に回ったため、直接に術式を掛けられているインデックスは《 自動書記(ヨハネのペン)》モードで一方通行と対峙します。
  インデックスを救うため、失った記憶と欠損した脳機能に痛みを覚える上条当麻。
 そしてにインデックスにつきつけられる10万3千1冊目の魔道書《原典(オリジン)》。
 《理想送り(ワールドリジェクター)》の世界から復活する《魔神》たち。

 次巻の舞台はイギリス清教の本拠地イギリスですね。
 あとがきの後のおまけのページで、パンツ一丁で12月の雨の中を帰っていく浜面仕上で笑いました。

第2041回 日本SF傑作選2

Posted by ヒッター7777 on   0 comments   0 trackback

日下 三蔵 (編集) 「日本SF傑作選2 小松左京 神への長い道/継ぐのは誰か?」

  「日本SF傑作選」第1期全6巻の第2巻は、日本SF界の三巨頭のひとり、小松左京先生です。
 1960年代に発表された8篇を収録。

 収録作
 ・地には平和を
 ・時の顔
 ・紙か髪か
 ・御先祖様万歳
 ・お召し
 ・物体O(オー)
 ・神への長い道
 ・継ぐのは誰か?
                   日本SF傑作選2
 「継ぐのは誰か?」だけで350ページもあるじゃない。か(笑)
 このアンソロジーの半分を占めていたぞ。
 どれもとても懐かしい作品であり、内容的にはほとんど忘れていたので楽しめました。
 ヒッターが読んだのはだいぶ後のことで、これらの作品は60年代に書かれていたんですねえ。
 さすがわ、日本SFを牽引されてこられたお方です。

 できれば「虚無回廊」は完結させて欲しかったです。