まるでダメな男の日記

このブログでは趣味のゲームや読書感想など非生産的な駄文を書き連ねていく予定です。

第1710回 憎悪のパレード

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石田衣良 「憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークⅪ」

 久々のIWGPですね。
 マコトもキングも20代後半でもヤンチャなままです。

 北口スモークタワー
 ギャンブラーズ・ゴールド
 西池袋ノマドトラップ
 憎悪のパレード
            
 の4篇を収録。
           憎悪のパレード
 
 ムカつく奴らを合法、非合法な手段で退治する彼らに、ヒッターは拍手喝采です。
 この巻の後が出てないんだよなあ。
 また首を長くして待つしかない。

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第1424回 赤・黒

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石田衣良 「赤・黒(ルージュ・ノワール) 池袋ウエストゲートパーク外伝」

 買い置きの山から掘り出す。 これだけ読んでなかったんだよな~

 時給1億円の仕事。そんなうまい話には落とし穴があるのが当たり前である。
 本伝7巻「Gボーイズ冬戦争」の次に発売された作品で、語り部は小峰というギャンブルにはまった映像ディレクター。相棒は氷高組のサルこと斉藤富士夫。
 莫大な借金をどうやって返すのか?

 カジノの場面が面白い。
 「賭博黙示録カイジ」や「マルドゥック・スクランブル」、「今出川ルヴォワール」のようにギャンブルで白熱する場面が好きだ。
 巻末の国際博打打ち兼業作家・森巣博さんの解説が面白い。やはりパチンコ業界と警察のやり方は許せん。
 
              赤・黒

 「憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXI」の文庫化を待つ。

第1309回 キング誕生

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石井衣良「キング誕生 池袋ウエストゲートパーク青春篇」
             キング誕生
 去年の秋に買って、そのままだった。(笑)
 
 タカシ、マコトの高校時代のお話である。
 この青春篇は本編の設定と矛盾があり、別設定の物語と考えていいだろう。
 
 都立豊島工業高校。生徒の三分の一がドロップアウトする不良の名門高校。
 二人は十七歳の高校二年生だった。共に父親が病死した母子家庭だった。一緒に「火垂るの墓」を見る親友同士だった。
 
 まだ池袋のチームが数十に別れ、構想していた群雄割拠時代。新宿や練馬のチームに負けないよう、池袋をまとめようとした男・タケル。
 まだ世の中の表と裏の顔を知らない、暴力沙汰の嫌いな二人の運命はタカシの兄・タケルによって変わっていく。


 ヒッターはこういう物語が好きですね~。面白かったです。
 やはり、中学生の時に読んだ平井和正さんの「ウルフガイ」の影響なのか、中学生、高校生が大暴れするのがスカッとしますね。
 本編の方は第2部が再開していますが、まだ文庫化されないだろうな。

第533回 6TEEN

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石田衣良「6TEEN(シックス・ティーン)」

6TEEN


 第519回の続き

 前作から1年の月日が流れ、4人はそれぞれ別の高校へ進学する。
 しかし、四人組は今でも集まって遊んでいる仲良しだ。
 常連となったもんじゃ焼きの店「ヒマワリ」
 娘のサマードレスを着ているサチ婆と出戻り娘のミサオ。
 テツローの携帯に突然届いた謎の人物・魔希の意外な正体。
 夕菜と赤ん坊大雅と同棲を始めたダイ。
 自分が登場する携帯小説に驚くテツロー
 ナオトが一目惚れした黒髪の女子高生に振り回される四人組。
 区民プールで出会った魔女・マーサは四人と友情を深めていく。
 ホームレスとは思えないホームレス・トクさんは僕たちに世間と人生を語る。
 エロいブログ、エログの作者はなんと僕・テツローの事を知っていた。テツロー初体験編。
 中学校の窓から空に飛びだした少年・ユズル。彼は今、短い人生を終えようとしていた。


 「4TEEN」から少しだけオトナになった少年たちの過ごした1年。
 ラスト・エピソードでは涙腺の緩いヒッターは涙を零しました。
 まだこれからの人生の方がはるかに長い少年は、病による自分の死をどう見つめていたのでしょうか。
 突然の友人の死にショックを隠せない仲間たちは、それでも明日に向かって進んでいきます。

 彼らの今後を読みたい。
 ぜひ「8TEEN」を書いてください!!

第519回 4TEEN

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石田衣良「4TEEN(フォー・ティーン)」

 親戚の子供が読書感想文を書くのにいい本は無いかと言うので考えてみると、子供の頃に読んだ本は段ボールの山の奥深くにあって取り出せそうもない。
 新たに買おうとしても絶板になっているものも多く、せめて高校生ならば読解力もあるだろうが、中学生向きのものはというと思い浮かばない。

 という事で連想ゲームからこの本を買ってきて読んだ。
 「池袋ウェストゲートパーク」が一旦終了してから石田さんのは読んでなかったな。
 前にネタにしたのはいつだったろうと記録を見ると、昨年の11月の第250回か。早いものである。

 4人の中学二年生が織りなす連作短編集。

 びっくりプレゼント
 中学2年に上がる春休み。ウェルナー症候群で入院中のナオトの見舞いに行ったダイ、ジュン、そしてぼくテツローは、ナオトの誕生日にお金を出し合ってプレゼントを用意しようとする。
 早老症とも言われる病気のナオトは、大人になるまで生きられるのだろうか。
 お年玉の残りを使って3人で決めたプレゼントは、援助交際をしてくれる女子高生を、1日雇う事だった。

 月の草
 2年に進級し1月半ほど経った頃。
 不登校になった女子にプリントを届ける役になったぼくは、それから何度も部屋を訪れる事になる。、
 不登校引き籠りのルミナは拒食症だった。体重が目標の25kgを切ったと喜ぶルミナと僕は外に散歩に出る。
 ぼくの初めてのキスは、カロリーメイトのチーズ味だった。

 飛ぶ少年
 クラスで一人浮いている空気を読めない少年ユズル。
 彼が四階の窓から飛んだのは何故だったのか。
 (イジメの話ではないです)

 十四歳の情事
 梅雨に入る直前の一週間。
 今年は暑さに弱いはずのジュンの様子が違っていた。
 新しい恋の始まり。相手は夫のDVに悩む不倫専門サイトの人妻だった。
 
 大華火の夜に
 八月第二土曜日。東京湾大華火祭。
 前日に秘密の観覧場所のチェックに行った四人は、末期ガンで病院を脱走中の老人を発見する。
 相続の話しかしない家族が嫌で、静かに死に場所を求める老人とぼくたちが交わした取引とは?

 ぼくたちがセックスについて話すこと
 季節は秋に移る。
 いつもの四人で帰ろうとしていたところへ、クラスでどのグループにも属していないカズヤが一緒に帰ろうと声を掛けてくる。
 服装のセンスはNo.1。ちょっとオカマっぽい彼は、僕たちのグループに入りたいらしい。
 翌日、事件が発生した。クラス一の美少女イズミがカズヤに告白したのだ。
 カズヤはその子を振って好きな子がいると、ぼくたちと一緒に帰ろうとする。
 はたして、カズヤの好きな相手とは・・・

 空色の自転車
 二月半ば過ぎ。
 いつも一緒に登校する場所にダイは来ない。もう二度と会えないかもしれない。
 ダイの父親は死んで当然の男だった。
 はたしてダイには殺意はあったのだろうか。

 十五歳への旅
 三月の春休み。二泊三日の自転車旅行で向かうのは新宿。
 公園にテントを張って泊まるのだ。
 アダルトショップ探検で四人がそれぞれ買い込んだものは?
 包帯少女のフィギュアを買うなよナオト。
 さらにエスカレートし、ストリップ劇場へ向かった四人。
 二日目の夜、雑誌で見当をつけていたクラブに入ったぼくたちは、二人組の家出中の女子に声を掛けられる。
 最後を飾る短編。
 中学生の時期を終えれば人は変わっていく。ぼくたちの未来には何があるのだろう。

4TEEN.jpg

 いやー、良い小説を読んだ。さすが、第129回直木賞受賞作。
 ・・・だが、中学生の読書感想文には向かないな。
 でも読むだけなら、これは良い小説だろう。
 いやいや、これを糧に感想文を書いてこそ真の中学生読書感想文だ!
 ・・・親には見せないように。

 「6TEEN」に続く。