まるでダメな男の日記

このブログでは趣味のゲームや読書感想など非生産的な駄文を書き連ねていく予定です。

第2171回 アルテミス 上

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アンディ・ウィアー「アルテミス 上」ALTEMIS A Novel

 西暦2090年頃。人類は月面にアルテミスという都市を作りあげた。
 下半分が地下にある5つの球体(バブル)を、それぞれトンネルで繋いだ都市には約2千人の人間が住んでいた。

 合法、非合法(密輸品)の荷物配送(ポーター)で稼ぎを得ているジャスミン(ジャズ)・バシャラ。
 ある目的でスラグ(月での通貨)を貯めているジャズは、知り合いの富豪トロンヅの100万スラグという報酬で破壊活動を引き受ける。
 トロンドは月のアルミニュウム製造工場を買取りたいらしいが、なんか裏がありそうだ。
 実行犯のジャズは、もし発覚したら地球へ追放される。
 6歳の時に家族と移住してきたジャズは20年も月の重力に馴らされており、地球では立ち上がることさえできないだろう、

 問題は山済みだった。
 都市に4つしかないエアロックはすべてギルドに管理されており、そこをどうやって通過するか。
 どうやってアルムニュウムの材料となる灰長石収穫ロボットを4機全部、修理不能なまで破壊するか。
 アリバイ工作も絶対に必要だ。
 持てる限りの伝手と頭脳を振り絞ってミッションに挑んだのだが・・・
              アルテミス 上
 ジャズに降りかかってきたトラブルは、とんでもない方向に進みます。
 10代の少女の頃からいろいろとやらかしてきたジャズは、あちこちから疑いの目を向けられている。
 生命の危機に晒されながらジャズは真相を掴もうとするところで上巻終了。
 クリフハンガーですね!
 こりゃあ、どうしても下巻が読みたくなてきます。

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第2163回 遥かなる円環都市 下

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マイケル・C・グラムリー 「遥かなる円環都市 下」 BREAKTHROUGH

 拘束されたペイリンが話し始めた「炭素を基盤とする生命体」の進化の秘密。
 米国の科学者たちは大西洋の海底で回転するリングが、一方通行のトンネルであることを解析した。
 ひとりの政府高官は大統領に無断で核攻撃を仕掛けたが、その結果は予想外の結果をもたらした。
                    遥かなる円環都市 下
 本作では元・海兵隊のエージェントがメインとなって異星人ペイリンと協力し合いました。
 南極大陸の陸地の乗っている巨大な氷塊は、かなりの部分が南極海の上に浮かんでいます。
 もし、海面が異常な低下を起こしたら、この氷塊は自重を支えきれません。
 はたして主人公たちは地球規模の大災害を食い止められるのか。

 本作はこの巻では全ての謎を明かしておらず、既にシリーズ化されて第3部まで発表されているようです。
 ラストにも別バージョンがあるそうですが、まあ、そちらは読まんでもいいかな。(笑)
 本作が売れれば第2部以降も翻訳されるでしょう。
 お待ちしています。

第2160回 遥かなる円環都市 上

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マイケル・C・グラムリー 「遥かなる円環都市 上」 BREAKTHROUGH

 4ヶ月間、潜行航行していた原子力潜水艦アラバマ号が、カリブ海を移動中にGPSデジタルマップ上でいきなり25km移動した。
 2分前の座標からすると水深570mで時速380ノットという、ありえない速度をだしたことになる。
 潜水艦の計器や6基の人工衛星にも異常はない。
 無銭操作の潜航艇トリトンⅡによる現地検証は、シグナルロストによる失敗に終わった。
 同じころ、南極大陸で地震が起きていた。

 マイアミ市立水族館海洋生物学研究チームがIBM、NASAの協力の元に完成させたIMIS(Intermamma lnterpretive System)・哺乳類間翻訳システムは、ようやくイルカとの会話の端緒に辿りついていた。
 アメリカ海軍はこの研究を調査に使うことにする。
 だが、調査に取り掛かった途端、該当海域に異変が起こった。
 海底に座し直径25km、時速1500kmで回転するリング構造物。
 調査隊を狙って重傷を負った男は、人類に見えたがX線写真に不審な点が多くみられる。
 そしてまたひとりの男が空中に開いた穴から現れる。
                  遥かなる円環都市 上
 まだ上巻しか読んでませんが、温暖化で極地の氷が溶けて海水面が上昇するはずなのに、なぜか海水面は数年前より下がっているようです。
 消えた海水は何処に行ったのか。
 人類に“良く似た”男・ペイリンは何者なのか。
 ここまでは面白かった。下巻に進みたいと思います。

第2074回 タイタン・プロジェクト

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A・C・リドル「タイタン・プロジェクト」 Departure

 西暦2015年。作家ハーバー・レインの乗った北米からイギリスへ向かった飛行機がイングランド付近で墜落した。
 大西洋上を飛行中に全世界規模で通信障害が起きていた。
 生き残った百余名は森の中で救助を待つが、謎の感染症と老化で死んでいく。
 次第に対立が深まっていくが、周囲の探索に出ていたグループが謎の建築物を発見する。
 ガラスと金属でできたは八角形の建物。その中には真新しいストーンヘンジがあった。

 謎のスーツ姿の1団に襲われた旅行客たち。
 ハーバーと共に脱出した5人はこの世界の謎に迫る。
 そのうち2人は飛行機の墜落について何かを知っているらしい。

 人の姿のない西暦2147年のロンドンで、ハーバーは自分の家でこれから書く事になるであろう著書と日記を発見する。
 彼女たちがこれから関わることになる「タイタン財団」とはなんなのだろうか。
 5人は博物館「タイタン・ホール」で、自分たちが2015年以降に自分たちが歴史で果たした役割を知った。
                 タイタン・プロジェクト

 面白かったです。500ページ近い厚さなので2日掛かりになるかと思ったら1日で読めました。
 A・C・リドルの作品を読むのは初めてですが、「アトランティス・ジーン」三部作は読んでみようかと「いつか読もうメモ」にリストしてあります。
 これを機会に注文しようかな。
 
 自分がこれから何をするのかというのは知りたくはないですね。
 まあ、平凡な人生を送るというのならまだしも、記念館が残るような人物になるというのを知ってしまったら、ヒッターはへそ曲がりなので敷かれたレールを脱線するかもしれません。
 量子(クォンタム)・ネットワークのネタは、J・P・ホーガンの「未来からのホットライン」に近かったな。
 未来から過去への通信は、過去側に受信機が作られてから始めて可能になる、というやつですね。
 

第1916回 巨神計画 下

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ルヴァン・ヌーヴェル「巨神計画 下」  SLEEPING GIANTS

 ベーリング海で発見された「巨人」の頭部をロシアの潜水艦と争奪戦を演じ、全てのパーツが揃った。
 だが、なぜ「巨人」は17のパーツに別けられ、世界中にばらまかれたのか。
 武装はエネルギー・ソードとエネルギー・フィールドで近接戦用と思われる。どちらも64段階で強度とを効果範囲を変えられるようだ。
 極秘裡にデンバー国際空港の地下で組み立てられ、操縦訓練をしていたカーラ・レズニックたちは事故で周囲500mの範囲を非物質化してします。多くの一般人とローズ・フランクリンを巻き込んで。

 クレーターの底の「巨人」の姿は全世界に公開された。
 合衆国は第三次世界大戦を避けるため、「巨人」をふたたび分解して深さ8千mのプエルトリコ海溝へ沈めることを発表した。
  
                 巨神計画 下

 以下ネタバレ

 かつて多くの植民地を持つ巨大な帝国があった。
 各植民地には自治性を持たせて過度な干渉はせず、物質とエネルギーを操る芸術家兼技術者の種族。

 その植民地の一つは戦士の種族が統治していた。
 帝国は他国の侵略を始めた植民地の王を捕らえて帝国に連れてきたが、穏やかな種族の皇帝は罪を許し、娘の武術指南役に迎えた。
 ここから悲劇が始まる。
 恋仲になった二人は皇帝に反逆した罪で引き裂かれ、王は数百万人の人民ごと、帝国から追放にされた。
 だが、数百年後、数千年後、数万年後、彼らは力をつけてふたたび帝国の敵になるだろう。
 皇帝は帝国中に数千体の防衛兵器「巨人」を設置した。
 帝国の片隅の小さな植民地には男性型と女性型が各6体の「巨人」と、それを操作する兵士たちの分遣隊が送られたという。
 植民地人は歩き回る「巨人」を《ティタニ」》と呼んだ。

 二千年以上経った頃、一体の「巨人」を残して撤去され、分遣隊の子孫は混血して植民地人と同化しながら《テーミス》と呼ばれる「巨人」を世界中に埋めた。
 文明が進歩した植民地人が、自らの力で「巨人」で戦えるように見守りながら。


 というわけで三部作の第一部終了です。
 ネタバレ部分は結構、早い段階で語られます。
 やはり最先端の技術は発掘から始まるんですね。
 ラストが衝撃の展開でしたね。ええ!?とヒッターは仰け反りました。
 第二部「WAKING GODS」をお待ちしています。